青い目・茶色い目(1968年の実験/アメリカ) | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

最後に。(この手の投稿として)
キング牧師の暗殺を機に、1968年アメリカで行われた実験教室『青い目・茶色い目』子供の頃に、TVの再放送で見たことがあったけど、ネット動画で発見。
内容は、ある日先生が「今日から青い目の生徒が優秀でよい子達なので、休み時間も、茶色の生徒達より多くとってよろしい」と宣言。何かと青い目の生徒たちをほめます。
その一方で、茶色の目の子達は同等の権利をえられず、けなされます。
そして翌日、今度は逆のことをいいます。
「茶色の目の子は優秀。青い目のこは馬鹿。」といった感じで。
教室の中では、目の色をめぐる戦いが、生徒間に現れます。またテストの結果では、「優秀」といわれた生徒達が常に良い結果をだしました。
すなわち、初日は青い目の子達が良い成績で、翌日は茶色の目の子たちが良い成績となりました。
優秀だと言われた側が、常に良い成績を残したのです。
私が昔みたのは、子供バージョンだけでしたが、大人バージョンがあったことは知りませんでした。ーいずれにせよ、被差別者の気持ちを知るには、自分が差別される体験を経験することが一番です。1968年のアメリカには、その勇気があった。今から50年も前に。
この実験教室は、性別や人種でなく、目の色で分けたところが、ポイントで、目の色で優劣の差別がおきると、白人もへったくれもないのである。
つまり全人類にとって他人ごとではなく、理解しやすいのではないか?
日本人はこの島国にいる限り、人種差別は受けないので、鈍感になりがちだし、あなたが男子なら、男性社会とか女性蔑視と言われても実感はそんなにわかないだろう。
現代でも白人社会に行けば、黄色人種として一度や二度は差別を受け、その理不尽さを少しは理解できるだろうけど、東アジア圏や東南アジア圏にいる分には、某石原元都知事の「日本人は一等国民」という戦前戦中の言葉に代表されるように、口にしなくても内心そう思ってる皆さんが多いと思うので、被差別感を味わうことは、このエリアでは無いだろう。
これを私に言わせれば、「信じるものは救われる」「知らぬが仏」ー合掌!