デザインの著作権侵害について | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

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東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

昨年のこと。


デザインを手描きで持ち込まれたお客様がいらっしゃいました。


ひとつは、聖音「オーム」でした。もうひとつが、星から太陽へと展開してるようなデザインでした。

てっきりこの柄も、何かインドに由来した模様、例えば、太陽神スーリヤの車輪と太陽を組み合わせたデザイン、か何かなんだろうと思っていました。
それは、紙にサインペンで描いて持ち込まれ、イメージがとても具体的で、私が違った方向へ行こうとすると、「そこはそうじゃなくて、もっと曲線で」という感じで、具体的な指定があったので、かえって描きやすかったのを覚えています。

そのデザインが・・・・なんと、とあるアーティストさんのトップ頁に掲載されてるデザインと、酷似してるのを見つけました。

ーで、掲載の日付を確認したところ、当該アーティストさんの方が、明らかに古いような。。。。

ということは、図らずもワタクシ、この人のデザインしたメヘンディを完全に復活させてしまっていますので、著作権侵害してたんですね。


今頃わかったのですが、実際には、これは私は、昨年の春(サイババの命日の頃)に描きました。

私は他のアーティストの活動に余り興味がありませんので、他人様のサイトも、そんなにチェックしてないんですが、そのせいで、気が付くのが遅れました。

い・ま・ご・ろ!

しかし、私のギャラリーの作品をみて、「おー、著作権侵害してるわー」と思った人も中には居るのではないかと思います。考えるだけでも、ショックです。


ここで事実をつまびらかにしておくと共に、持込みのデザインをするお客様にも、お願いですね。


他のアーティストの作品の丸々コピーは、できませんよ。


通常ですと、誰かの作品をスマホかなんかで見せられて、「こんな感じで」と、言われることがままあります。知り合いのアーティストの場合は、連絡入れますし、知り合いじゃない場合は、アレンジで全然違うデザインに仕上げます。

イメージ=全く同じ、でなくても良い場合が多いからです。


ただし、今回のように、手描きのデザインと指示で、全く同じにデザインを復元してしまった場合は、問題ありますね。

しかも、知らずにデザインをコピーしてしまって、あとから気が付くというのは、最悪のパターンです。

私は常々、講座の受講生さんたちに、無断のコピーが失礼であるだけでなく、法律的にも問題がある、というお話をしている立場です。つまり、立場上も問題です。


どうしてもこのデザインが、丸々欲しいという場合には、先にそれをデザインしたアーティストさんに、許可をとって、OKをもらっていればすむことなので、この部分をはしょらないようにしましょう。


まあ今回は、元デザインを描いたアーティストさんからは、何も指摘は受けてないのですが、ご連絡とお詫びはせねばなるまいと思うと、本当に気が重いです。


このわたしが、著作権の侵害をしてたなんて・・・・もぐもぐもぐ。