とんかつ・かつ善さんが復活! | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

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東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

5月から営業を休止していた、神楽坂上(早稲田通り)の とんかつ・かつ善さん が、8月25日から、営業を再開しました。

インド雑貨専門店主ブログ-神楽坂とんかつ・かつ善 局地ネタですが、再開を心待ちにしていた人も多かろうと思い、ブログにてご案内します。


かつ善のご主人は、5月のある日、夜の8時過ぎ頃、店で突然倒れて、救急車で運ばれたそうです。病名は、脳出血。
8時すぎというと、このお店は夜、けっこう早めに閉める(8時半頃しめるから。)ので、微妙な時間だったと思います。

もし、お客様がいない店内で倒れていたら、そのまま亡くなっただろうという事でした。
幸いにも、その日はまだお客様がおり、電話ですぐ救急車を呼んでくれて、一命をとりとめたとの事でした。
「お客さんに助けられた。」と、ご主人言ってました。

お料理を運んでる左手に、急に力が入らなくなって、するっとお皿を落とし、そのまま、ばたんと倒れられたそうです。あとは何も覚えて居ないと。
そして、2、3日は意識不明だったそうです。

その間、夢の中で、奥様に会ってたそうです。
昨年、奥様が急死されてから、ご主人がずっと一人でがんばって店を切り盛りされてましたが、繁盛店なので、無理がたたったのだと思います。
脳出血の原因は、過労だったそう。血圧は元々高くなくて、何の兆候も無かったと。

今は、夜は息子さんが手伝いに入ってくれるようになり、ご本人は、一ヶ月のリハビリの効果で、ぱっと見には、後遺症は見当たらないのですが、休み休み仕事するようにして、無理は禁物な状況です。
左半身に麻痺が残っていて、よく見ると、顔が左右違っていますし、左手には力が入らないようで、重たいものはもてないそうです。

でも、とにかく、無事に戻ってきてくれて、こんなに嬉しいことはありません。

昨日の夜、「営業再開したからね。」というお電話を頂いた時は、ほんっとうに!嬉しかったです。


脳出血で倒れたものの、とても運が良かった事に、例えばこれが、夜9時頃、お客様が帰ったあとの店で倒れていたら、誰にも発見されずに朝になっていたでしょうし、また、自宅に帰ってから倒れたとしても、お一人暮らしですから、これまた、誰にも発見されずに朝になって、手遅れだったことでしょう。
それに、、後遺症も、利き腕を逃れて、左手に少々、程度で、見た感じ殆どわからず、当初は口がまわらないなどあったそうですが、今はほぼ、以前どおりです。


これ、脳出血で意識不明が続いた人としては、とても運が良い方かと。


今回のことで、ご主人も、一人で頑張るのはやめて、ちゃんと人手をかりるようになったし、息子さんも手伝いに入ってくれたとは、本当に、安心しました。


私は思うのですが、これきっと、昨年急死された奥様が、「一人で無理しちゃ駄目よ。」といって、長く店が続けられるように、準備してくれたような気がしてなりません。


頑張り屋のご主人だから、こんな事でもないと、人に頼ったりしなかったと思います。


そして電話を貰ったその夜、もちろんお店に行きましたが、とんかつ食べたの、実に3ヶ月ぶり!でしたよ。
つまり、かつ善さんが休業してる間、他のとんかつ屋さんに行く気がしなかったんです。


神楽坂には他にもとんかつ店ありますけど、どうしても、かつ善さん に行きたかったから、ずっと我慢してるうちに、3ヶ月も経っていました。


そして、営業再開したとはいえ、いきなり混んでしまうと、疲れてしまうんじゃないかと心配なので、遠慮しつつ、夜に伺おうと思っています。

とにかく、突然亡くなった奥様の事もあり、人間いつ何がある、本当にわからないですね。

もー、これからは毎週通うぞ!と、心に誓いました。


かつ善さんには、奥様がご存命の時から、とっても可愛がってもらってたので、思い入れが強いです。


いっつも一人で、ふらっと食事に行く私が、仕事人間なのを知っていて、食生活の心配をしてくれてました。

私が、「ご飯は要らない。」といって、おかずだけ食べて帰ろうとすると、「あとで食べなさい。」と言って、それは大きなおにぎりを握って、持たせてくれた奥さんの顔、昨日のことのように鮮明に思い出します。


他にも、やれみかんだりんごだと、果物持たせてくれたりして、お母さんみたいでした。


仕事が忙しくて、しばらくご無沙汰してる間に、奥様の訃報があったのですが、顔を出さない私のことを気にして下さってたという話をあとから聞いて、すごく後悔しました。 忙しくても、行けば良かった、と。



ご主人が営業再開してくれたことは嬉しいですが、あまり無理しないで欲しい。


皆さん、ランチは、時間差で、散らばって、入店しましょうね!


(大挙しておしかけると、忙しくて疲れちゃう気がします。)

とにかく、後遺症も軽く、元気そうな顔で戻ってきてくれて、神様に感謝します。


ほんとうに、感謝します。