結婚式に関わる仕事をするという事 | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

当店は、インド雑貨だけでなく、最近はメヘンディ (ヘナタトゥー)や、アーユルヴェーダ で検索して頂く事も多いですが、マスコミでは、レンタル衣装 でも知られたお店です。

もちろん、インドやアラブ系民族衣装のレンタルです。
インド雑貨専門店主ブログ-民族衣装レンタル この冬はなぜか、TVや映画、雑誌などに貸し出しする事が普段より多かったのですが、春になると、個人で、ブライダルのご相談 が、とても多くなります。

その際に、よく言っていただくのが、


「本格的な衣装をこんなに沢山扱ってる店は珍しい」

「試着が出来て嬉しい。」

「買わなくて済むのが嬉しい」

「レンタルを探していた」
「とても安い」

などです。

自画自賛じゃなくて、本当によく言われるんです、これらの言葉を。

ーで、「安い」とは言われますが、自分としては、高級ブティックのつもりなので、これは気分的にはちょっと複雑・・・。

(実際、現地でも、買ったら高いものばっかり。)

完全予約制の高級サロンで、私は、マダム・ジジよ、って言いたいんですが、完全予約制の、庶民派サロン、と思われてるところが、ちょっとだけ、不満です。
(ま、しょーがないかも。所詮、ロゴマークは象さんだし。)インド雑貨専門店主ブログ-民族衣装レンタル

結婚式や披露パーティは、人生に一度の、大切な節目のイベントであり、一生の思い出になり、写真に残るものですよね。

それを、お手伝いする側としては、失敗の許されない、緊張感を伴う仕事、という面があります。


でも、若くてきらきらしているカップルたちが、幸せいっぱいオーラを放ちながらご来店されて、夢やイメージを語りながら、衣装を選んでゆくものですから、一緒にいると、私もつい!きゃいきゃいと一緒に盛り上がってしまい、あっちの衣装、こっちの衣装と、着せ替え人形させてしまいます。


しまいには全員で、ぜーぜー言ってる時もありますが、(試着疲れ?)^^;


まー、とにかく自分も一緒にハッピーになれます。


これってなんか、良い仕事だな~、と思える瞬間ですね。



ーと同時に、当日は、サポート側としては、ミスが許されません。


カップルの立場になってみると、当日は絶対にてんぱりますから、ちょっとでもその足をひっぱるような事があっては、いけないんです。


挙式やパーティ当日のことを考えると、こんな事があると困るかも?というあらゆる可能性を考えて、事前にフォローしようと思います。

よく心配するのは、まずはヘアです。なれないインドのアクセサリーを当日、レストランできちんと頭にセットできるかどうかが、まず心配なので、お時間が取れる方には、当店で少し練習して、扱い方のコツをつかんでもらいます。

また、衣装は、前日までに会場へ宅配でお届けする事が多いのですが、衣装にしわが付かないように、到着後すぐ開いて吊るすように、レストラン側へ事前にお願いをしておきます。

(しわになりにくい素材が多いですけれどね。)


当日、涙ふきと携帯を入れる小さいポーチは必要無いかしら?とかも考えます。


(バッグは、必要とおっしゃる方と、不要とおっしゃる方がいらっしゃいますね。)


それから、花嫁の足元です。


挙式で白ドレスを着る方は、ぽっくり靴みたいな背の高くなるヒールを履かれることが多いですが、あれ長時間はくと、足が死にます。
でも案外と、「パーティもその靴でいいや」、と、使ってしまう方が多いのです。


パーティの時は会場をうごきまわったり、長時間立って談笑する事が多いので、女性の靴は絶対に足が楽なものにしないといけません。

当店では、見た目が衣装と合い、かつ、足が楽なソウルのものをお勧めしてます。(衣装とセット貸しできるので、追加料金が不要です)


衣装の打合せの時、会場となるレストランや式場、パーティのコンセプトなど、できるだけ詳しいお話をきくようにして、場合によっては、(私が知らない会場の場合など)下見に伺います。


見て気が付くことって、結構ありますから。


結婚パーティは、新郎新婦にとって、とても楽しみであると同時に、悩みが一杯です。


サポートする側としてはやっぱり、その悩みを解消する、心配を払拭する、最大限の努力でサポートする、というのが、求められるスキルだと思います。

当日私は、お天気まで心配してます。もはや、人事じゃないのでした。


結婚式という大事なイベントに関わる立場になったなら、その金額の大・小に関わらず、責任がとてもあります。自分が当事者だったら、と思うと、いい加減なことは、絶対にできないです。


なにせ、人生の大事な一頁。


お届けした衣装と共に、完全に私も、その場に居る気持ちなのでした。