特に2011年以降、
職務質問or逮捕or取調べor勾留中の
被疑者等の急死(不審死)事例も、
東日本を中心として
日本全国で急増している。
 
氷山の一角としての参考事例
⇒当方が記憶している限り、
単に記録に残していなかっただけで、
まだ多数類似のケースがあったと思われます。
 
〔埼玉県警/留置場の容疑者死亡=食事中に異変〕
(2018年11月4日 時事通信社)
埼玉県警は2018年11月4日、
深谷署の留置場に勾留されていた容疑者の男(46)が
食事中に異変を起こし、搬送先の病院で死亡が確認された
と発表した。死因は不明で、今後解剖して調べる。
同署によると、2018年11月3日午後6時ごろ、
見回り中の署員が、食事中に苦しみだした男に気づき、
近くにいた別の署員に伝え、さらに別の署員が119番した。
異変に気付いた署員は、
男の口の中に入っていた物を取り出し、
心臓マッサージなどの対応をしたという。
男は覚せい剤を所持していたとして、
2018年10月24日に逮捕されていた。
 
埼玉県警は2018年10月31日、
警察官が同県川越市内で30日夜、
職務質問中に暴れた男性を押さえつけたところ、
容体が急変し、死亡したと発表した。
死亡と制圧との因果関係は調査中としている。
発表によると、
死亡したのは同県狭山市の職業不詳の男性(33)。
30日午後10時頃、
川越市南台の南大塚駅前交番に
「見知らぬ男からひったくりに遭いそうになった」
と届け出があり、警察官が現場付近で男性を発見。
職務質問をすると、
「警察に連れて行け」などと大声で叫びながら暴れたため、
応援を呼び5人で両手足、首の後ろを
十数分間押さえるなどした。
川越署の安藤雅幸副署長は
「保護は通常の手続きで行われたと考えるが、
死因と制圧行為の関係などは調査中」
とコメントを出した。
 
〔警視庁渋谷署の留置場で勾留中の男が死亡〕
(2018年10月31日  JNN)
 
 
東京・渋谷区の警察署の留置場で勾留されていた
48歳の男が意識不明の状態で見つかり、
その後、死亡が確認されました。
2018年10月30日午後4時半ごろ、
渋谷区の警視庁・渋谷警察署で
警察官が留置場を巡回していたところ、
勾留されていた48歳の男があお向けで
意識不明の状態で倒れているのが見つかりました。
男は病院に運ばれましたが、
その後、死亡が確認されました。
警視庁によりますと、男は今月25日、
渋谷区内で建造物侵入の疑いで現行犯逮捕され、
部屋には1人で勾留されていたということです。
男に外傷はなく、
持病は確認されていなかったということですが、
警視庁は急病で亡くなった可能性もある
とみて司法解剖を行い、死因を調べる方針です。
 
取り調べ中に容体急変⇒死亡〕
(2018年3月29日 産経)
大阪府警布施署は2018年3月29日、
無銭飲食をしたとして
詐欺容疑で現行犯逮捕した50代の男が
取り調べ中に体調不良を訴え、
病院に搬送したが死亡したと発表した。
同署によると、
28日午後6時10分ごろ、大阪府東大阪市内の飲食店で、
財布を持たずに料理などを注文した男を店長が取り押さえ、
同署員に身柄を引き渡した。
同署で取り調べ中の同8時半すぎ、男が体調不良を訴え、
病院に搬送したが同11時10分ごろに死亡が確認された。
同署は「対応に問題はなかった」としている。
 
暴れて意識失い死亡〕
(2017年7月8日)
8日朝、東京のJR蒲田駅前の交番で
酒に酔って保護された男性が暴れたため
警察官が取り押さえたところ、
男性は突然、意識を失い、まもなく死亡しました。
8日午前6時前、大田区にあるJR蒲田駅の改札近くで、
酒に酔った状態で寝ていた
50代の男性が駅の交番に保護されました。
男性は交番の中で「触るな」などと
大声を出して暴れたうえ路上に出たため、
警察官3人が肩や脚などを掴んで取り押さえたところ、
突然、意識を失ったということです。
男性は病院に運ばれましたが、
まもなく死亡が確認されました。
警視庁は「対応に問題はなかった」としています。
 
ネパール人の男性被疑者、突然意識失い急死〕
(2017年3月15日)
(他人名義の)クレジットカード所持事件。
東京地検に身柄を送られる前、
新宿警察署の留置場で暴れたため、
2時間程、拘束具をつけられていて、
警視庁と東京地検が当時の状況を調べている。
 
取り押さえ後に急死〕
(2017年3月11日)
11日午後、東京・世田谷区の東急田園都市線の車内で
乗客の男性が暴れたため、居合わせた乗客が取り押さえたところ
男性は突然、意識を失いその後、死亡しました。
11日正午すぎ、
世田谷区の東急田園都市線上りの車内で
50代とみられる男性が暴れ、
居合わせた乗客の男性3人に
桜新町駅のホームで取り押さえられました。
男性はうつ伏せの状態で
肩や足を素手で押さえられていましたが、
その後、突然、意識を失い
搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
警視庁によりますと、男性は車内で大声を出したあと、
注意した乗客の男性(30代)の顔を
いきなり殴るなどしたということです。
警視庁は男性の身元の確認を急ぐとともに司法解剖を行い、
死因を調べることにしています。
 
警察官への暴行容疑の暴力団組員(33)が逮捕直後に急死〕
(TBS系(JNN) 2016年10月21日配信)
19日夜、
群馬県高崎市で通報を受けて駆けつけた
警察官にかみついたとして暴力団組員が逮捕され、
その直後、意識不明となり死亡しました。
19日午後8時ごろ、
高崎市の携帯電話販売店で、
店員とトラブルになっていると客の男から通報がありました。
警察官が駆けつけると、
男は、店から逃走し、
路上で暴れて警察官2人の腕などにかみついたため、
公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは、
松葉会系暴力団組員の小見慎吾容疑者(33)で、
逮捕後、意識不明となり、
搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
その後の司法解剖で、
小見容疑者の体から覚醒剤の成分が検出されたということで、
警察が死因の特定を進めています。
高崎警察署の副署長は、
「過剰な対応はしていない。正当な職務執行だ」
とコメントしています。
 
〔福島・いわき市中央署内・留置施設で容疑者の男死亡〕
(2015年6月25日 福島民友ニュース)
いわき中央署は24日、
覚せい剤取締法違反の疑いで22日に逮捕した
いわき市、職業不詳の男(55)が、
署内の留置施設で死亡したと発表した。
同署などによると、目立った外傷はなく、
病死の可能性が高いとみられるが、
25日に福島医大で司法解剖し、詳しい死因を調べる。
同署によると、巡回中の署員が24日午前6時55分ごろ、
留置施設内で男が横になった状態で
動かなくなっているのを発見。
起床時刻に合わせて男に声を掛けたところ反応がなく、
体を揺するなどしたが動かなかったという。
同署は119番通報し、
その後現場に駆け付けた医師が
同10時40分に死亡を確認した。
同署によると、23日から24日にかけて、
署員4人が交代で約10分に1回、巡回を行っていた。
23日の消灯時刻の午後9時ごろに巡回した際には
異常がなかったことを確認しているが、
その後は就寝中のため声を掛けなかった。
同署は23日に男を取り調べ、24日に送検する予定だった。
同署の井上誠一副署長は
「事実の内容を調査して再発防止に努めていく」
とコメントした。
 
〔埼玉・草加市で泥酔で保護の男性(42)、警察署で死亡〕
(産経 2015年6月21日)
埼玉県警草加署は21日、
同県草加市のディスカウントストアの駐車場で
酔っぱらって寝ていたため保護していた男性(42)
が死亡したと発表した。
署によると、21日午前0時20分ごろ、
ディスカウントストアの従業員から
「酔っぱらいが寝ている」と通報があった。
署員が駆け付けると、
男性は泥酔状態であおむけに倒れており、
パトカーで署に搬送した。
保護室に男性を寝かせ15~20分おきに様子を見ていたが、
午前3時45分ごろ、呼吸をしていなかったため119番。
病院に搬送されたが死亡が確認された。
江田正之副署長は「男性がお亡くなりになったことは残念。
保護は適切に行われたと考えている」とコメントした。
 
―千葉・鎌ケ谷市〕
(時事通信 2015年1月27日)
27日午前4時ごろ、
千葉県鎌ケ谷市東道野辺の駐車場で「不審な男性がいる」と
居合わせた人から110番があった。
駆け付けた県警鎌ケ谷署員が保護しようとしたが、
暴れたため取り押さえたところ、
男性はぐったりした状態になり、救急搬送された。
男性は40歳ぐらいで、同日午後0時半ごろ死亡が確認された。
同署によると、近くの車にいた別の男性が、
コンビニ駐車場で雨にぬれながら
ふらふら歩いている男性に気づき通報。
地域課の警察官3人が囲んでパトカーに誘導しようとしたところ、
棒のようなものを手に大声を上げ、
攻撃するようなそぶりを見せたため、取り押さえた。
応援に来た2人も加わり抵抗を封じていたところ、
午前4時半ごろ男性の意識が薄れ、救急車を要請した。
搬送時は自発呼吸と脈があり、
病院では脳の損傷や骨折などは見られなかったという。
同署は
「精神錯乱のような様子も見られ、保護が必要と判断した。
現時点で適正な職務執行と考えている」
とコメントした。
 
…死因は失血死(神奈川県)〕
(2013年12月11日)
神奈川県警茅ケ崎署は11日、
署内の留置施設で勾留中に死亡した男(66)
=住居侵入未遂容疑で逮捕=
の死因について、
司法解剖の結果、失血死と判明したと発表した。
同署によると、
男は3日に茅ケ崎市内の民家に侵入しようとして
住人に取り押さえられた際、肋骨などを骨折した。
直後に診察した医師は勾留に耐えられると判断。
男は5日、署員に自身が白血病であると告げたが、
同署は医師に伝えていなかった。
その後、男の体内では少量の出血が続いており、
8日に死亡した。
 
PS
 
〔茨城・牛久市の入管収容所で収容者2人が死亡 〕
(2014年3月31日)
緊急の情報です。
東日本入国管理センター(以下、牛久入管)で、
別の部屋に収容されていた2名の男性
(イラン国籍とカメルーン国籍)が、
一両日のあいだに、立て続けに死亡しました。
この異常な事態に、
他の収容者のかたがたは大きく動揺し、
その一部は30日夕方より、2名への入管職員の対応を非難して、
帰室拒否による抗議をおこなっているようです。
2名の死因は、いまのところ不明です。
イラン国籍のかたは、28日夕方の食事中に倒れ、
すでにそのとき心臓がほとんど止まっており、
翌29日の午後に死亡が確認されたと、
われわれは他の収容者から電話で聞いています。
彼についてはすでに報道にも出ており、
茨城県警は「司法解剖して死因を調べる」としています。
カメルーン国籍のかたについては、
まだ報道もされておらず、数日前に倒れ、
30日の午前に死亡したということしか、
われわれは把握していません
(倒れて運ばれた彼が後で死んだということを、
収容者は入管職員から聞いて知ったので、
死亡の事実だけは残念ながら間違いないでしょうが)。
共通の死因(たとえば出された食事)があるのか、
たんなる不幸な偶然なのかも、
現時点ではまったく分かりません。