八面山 | 事代主のブログ

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神社の伝承と遺跡をめぐり、真実の古代史を編集するのが目的です。

七所神社の目と鼻の先ですが、和気清磨呂に纏わる場所を発見しました。

阿羽羅堂伝説

神護景雲3年 時の帝 称徳天皇の勅命を蒙り豊前の国宇佐神宮に便した和気清麻呂は豊前中津の里まで来り足を痛めとある民家に憩をいたれば1人の老婆ホーラにて黒豆を煎りつつ厚く饗して曰く此の地より北西箭山の山麓に観世音菩薩の鎮座せる洞窟あり  霊験あらたかなる清水湧出この霊水に洛するときは万病癒ゆと聞く 

公は 直ちに従者阿羽羅をして洞窟に便したり阿羽羅は急ぎ洞窟を尋ね霊水を汲みとらんとせしが すでに其の時 陽は暮れてあやめも判たず止むことなく洞窟にて黎明を待つ夜半にいたり

数他の猪群阿羽羅を守るが如く 又襲うが如く集りたり 阿羽羅は観世音に向い一心に般若心経を読誦せり やがて山麓の里より声暁をつげ遥か東方宇佐八幡の上空に五光さしのぼりければ猪群は何処ともなくたち去れり

阿羽羅は神助の有難さに感謝しつつ楠の大樹の幹を刻り矢立の筆をとりて

 

君がため祈る箭山の岩清水

              汲みとらしめよ阿羽羅の願い

と書き残し急ぎ里に下り公のみ足に霊水を浴せければ 公の脚も痛み勿ち癒えたり

公は老婆に厚く礼をのべ此の里を(黒豆)「今の大幡を黒水」と名づくべしとてたち去り 宇佐八幡に詣で神勅をあおぎて帝の叡慮を安じたてまつりたりと。

雨来村人たちは観世音に詣で歌を詠み 其の意味も解せぬまま 此の洞窟をアバラ堂(洞)とよび中ノ迫川の水の源水神として祟めまつり伝えたい     案内版より

 

更に

和気清磨呂の伝承が残る場所は、宇佐神宮に関係の深い場所が多いので、調べてみますと

この場所は八面山という場所のようで

 

ここには聖母神社という神社があり

その祭神は、聖母(神功皇后)・八幡(応神天皇)・天三御中主命・和気清麿呂神・菅原神等・十七柱の神々を合祀しているそうです。

実はこの聖母神社 別名箭山神社というそうで、宇佐神宮の祖宮とされる薦神社の奥宮だそうです。

 

更にこの八面山にある鷹石は

なんと八幡大菩薩が英彦山から宝珠を奪って逃げて、授受したあと和解し、石になった場所だそうです。

 

英彦山から奪った宝珠が何を表しているのか、七所神社との関係があるのかよく判りませんが、ここもまた聖地であることは間違い無いようです。

 

 

       
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