「さらりと言うなよ。しかも、心配する振りして『頭とか大丈夫なんですか?』って、それ貶し文句だろ。自覚症状はしっかりあるから」
頭が大丈夫でない事に自覚症状があっても困るのだが、確かに俺にはあった。
在処ちゃんはというと、少し驚いていた。自覚症状が無いと思ったら、大間違いだよ、このツインテールロリッ娘め!
「え、痔核症状って、お兄さんは痔なんですか?」
思わず大きな溜息が出てしまった。『自覚』と『痔核』を間違えるってかなりマニアックだと思う。
「あのなぁ……まず、字が違う」
「痔が違う。……じゃあ、結核なんですか?」
確かに『痔』からは離れた。ついでに『核』からも離れて欲しかった。
しかも、『自覚』から『結核』に変わるなんてどんな大間違いだよ。
「それも違う! まずは『核』からも離れろ。自覚症状の自覚は『自』虐を『覚』えるって書いて自覚だ」
肩で息をするほど、熱弁した……つもりだ。
だが、在処ちゃんはというと、朱に染まり始めた頬に両手を当て、上目遣い(そもそも在処ちゃんは車椅子に座っているため、元々上目遣いだ)で俺を見つめてきた。
「と、とにかくお兄さんが……マ、マゾヒストだという事は良く分かりました。だから、じ、自虐になんて走らないで下さい。代わりに在処が虐げてあげますから」
「そんな虐げサービスいらねぇ! というか本題からズレてる。いいから、早く検診に行かせてくれ!」
俺は在処ちゃんを病室に残し、足早に診察室へ向かった。
「うん、この様子だと四日後には退院出来そうだね」
担当の科木先生曰く、俺の足は、当分は激しい運動は出来ないが、生活に支障は出ない程度らしい。
普通ならば喜ぶべき事なのに、素直に喜べない自分がいた。
その理由には在処ちゃんが関係している。
在処ちゃんは徐々にだが、病状が悪化しているらしい。
病気や怪我の程度は違えども、健常者と患者という関係よりは、患者同士でもう少し一緒に居たかったな、と思わなくもない。
べ、別に幼女と昼夜問わず、いちゃつきたいって邪な欲望があるってわけじゃないからね!!
って、俺は一体誰に弁明しているのだろうか。ついつい思ってしまった。
これぞ、まさに正当化。
頭が大丈夫でない事に自覚症状があっても困るのだが、確かに俺にはあった。
在処ちゃんはというと、少し驚いていた。自覚症状が無いと思ったら、大間違いだよ、このツインテールロリッ娘め!
「え、痔核症状って、お兄さんは痔なんですか?」
思わず大きな溜息が出てしまった。『自覚』と『痔核』を間違えるってかなりマニアックだと思う。
「あのなぁ……まず、字が違う」
「痔が違う。……じゃあ、結核なんですか?」
確かに『痔』からは離れた。ついでに『核』からも離れて欲しかった。
しかも、『自覚』から『結核』に変わるなんてどんな大間違いだよ。
「それも違う! まずは『核』からも離れろ。自覚症状の自覚は『自』虐を『覚』えるって書いて自覚だ」
肩で息をするほど、熱弁した……つもりだ。
だが、在処ちゃんはというと、朱に染まり始めた頬に両手を当て、上目遣い(そもそも在処ちゃんは車椅子に座っているため、元々上目遣いだ)で俺を見つめてきた。
「と、とにかくお兄さんが……マ、マゾヒストだという事は良く分かりました。だから、じ、自虐になんて走らないで下さい。代わりに在処が虐げてあげますから」
「そんな虐げサービスいらねぇ! というか本題からズレてる。いいから、早く検診に行かせてくれ!」
俺は在処ちゃんを病室に残し、足早に診察室へ向かった。
「うん、この様子だと四日後には退院出来そうだね」
担当の科木先生曰く、俺の足は、当分は激しい運動は出来ないが、生活に支障は出ない程度らしい。
普通ならば喜ぶべき事なのに、素直に喜べない自分がいた。
その理由には在処ちゃんが関係している。
在処ちゃんは徐々にだが、病状が悪化しているらしい。
病気や怪我の程度は違えども、健常者と患者という関係よりは、患者同士でもう少し一緒に居たかったな、と思わなくもない。
べ、別に幼女と昼夜問わず、いちゃつきたいって邪な欲望があるってわけじゃないからね!!
って、俺は一体誰に弁明しているのだろうか。ついつい思ってしまった。
これぞ、まさに正当化。