170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:05:44.12 ID:MavpawTC0
後半
上条「先攻はこっちだな」
一方「オイ三下ァ、俺を下がらせたンだからなァ、上手くいかなかったら肉の塊にしてやンよォ」
垣根「とりあえず行ってこい。俺はキーパーらしくここで突っ立ててやるから」
上条「悪いな」
御坂「…本当にいいの、これで?」
ミサカ「問題ありません、とミサカは力強く頷きます」
御坂「…ごめんね」
上条「ありがとうな、御坂妹」
御坂「そういえばあのシスターは?」
上条「暇そうだったからとりあえずサッカー必勝法みたいなことが載ってる本を探させてる」
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:12:36.74 ID:MavpawTC0
五和「あの…」
上条「五和…」
五和「大丈夫ですか?何か手伝えることがあれば…」
上条「いや、今回は大丈夫だ。危ないから少し俺達から離れててくれ」
五和「…わかりました…」
御坂「…相手の方を見て、やっぱり半分もコートに出てこないわ…」
上条「完全になめられてるな」
御坂「むしろなめないほうがおかしいわよ、これだけ点差が開いてるんだから」
上条「白井にテレポーターに…あと三人ぐらいか。キーパーもいねえな」
御坂「チャンスよ、今のうちに行くわよ。用意はいい?打ち止め?」
打ち止め「大丈夫!ってミサカはミサカは元気いっぱい!」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:22:51.28 ID:MavpawTC0
ピーーーーーーーーーーー
御坂「…行くわよ」
ミサカ「わかりました、とミサカは頷きます」
御坂(ボールに触れるその瞬間、あっちよりも早く…)ポン…ゴロロロピシャア!!!!!!!!!
一方「雷かァ!?」
垣根「でけえ!クソ!目が!」
審判「うわっ!っ!」
五和「キャアァ!」
一方(…あいつの作戦はこれか)
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:25:50.12 ID:MavpawTC0
結標「くっ!目が…見えない………!」ガシッ!
結標「誰!?」
上条「悪いな、お前の能力はもう使えないぜ。行け御坂!打ち止め!」
御坂「行くわよ!」
打ち止め「イエッサー!」
御坂(よし、思ったとおりみんな止めにこない、このまま…)
ピーーーーーーーー!
御坂「えっ!?」
上条「…ファウル」
審判「いくらなんでもやりすぎだ!注意しろ、次はないぞ」スッ
ミサカ「イエローカードですか、とミサカは少し安心します」
御坂「…レッドでもおかしくなかったわね…、イエローでよかったわ」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:30:50.20 ID:MavpawTC0
一方「…オイ、今の雷…あきらかにオリジナルだろ」
垣根「成る程な、自分がカードをもらわない為にクローンをわざとそばに置いたか」
一方「なるほどなァ、オリジナルが捕まったんじゃあのガキが活躍なんてほぼ不可能になるからなァ」
垣根「…結局ファウルになっちまったけどな」
一方「…イヤ、まだわかンねェぞ」
垣根「あ?」
一方「三下のヤロウ…、まだ何か考えがあるみてェだ」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:38:55.36 ID:MavpawTC0
上条(あっちのフリーキックか…)
上条「…御坂」
御坂「わかったわ」
結標「さっきはやってくれたわね、でも結局はこれで終わりって事ね。
何をしたって私の座標移動は止められないわ」ポン
結標(このままゴールに移動…が…)
結標「…息が…っ!」
上条「今だ!御坂!打ち止め!ボールを頼む!土御門、五和、御坂妹!打ち止めを援護してやってくれ!」
御坂「今度こそ行くわよ打ち止め!」
打ち止め「イエッサー!!」
結標「…ハー、ハー…どうして…息が……!」ガシッ
上条「悪いな、手荒いことしちまってさ」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:44:52.63 ID:MavpawTC0
結標「…座標移動…できない…」
上条「俺の右手は異能の力を打ち消すんだ。だから今はその座標移動ってのも使えないよ」
結標「くっ!…これって…砂鉄!?」
上条「さっきお前に触れた時に振りかけたんだ。御坂がごく少量の電磁波を纏わせたのをな」
上条「あとはさっき垣根って奴が起こした竜巻の生成の過程で出来た電磁波の余りを増幅させて砂鉄を操ったんだ」
結標「…それで私の首を…。さすがレベル5ね。操るまでのスピードが早すぎるわ」
上条「同じ電気量を生み出すなら、一から電気を生み出すより、元からの電気を増幅したほうが早いらしいぜ」
結標「…」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:55:34.94 ID:MavpawTC0
打ち止め「どけどけ~ってミサカはミサカは大進撃!!!」
選手「おい、誰か止めろ!」
選手「俺が行く!」ゴオォ!
土御門「発火能力者か!」ブンッ
選手「炎が止まった!?」
土御門「結界だ、いくら出しても無駄だ」
選手「あのバカ!だったら俺が」ヒュオオオオオオオ!!!
選手「手え貸してやらあ!」バキ!バキ!
五和「風の能力者に、土ですか」
選手「カマイタチでも食らっとけ!」
五和(…この人!?)ギン!
御坂「槍持ってたの!?任せるけど大丈夫!?」
五和「平気です、どうぞ先に」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:00:21.76 ID:MavpawTC0
選手「まだ俺がいるぜ!」
御坂「土の能力者!?」
ミサカ「…さすがにあれを一人では無理ですね、とミサカは苦虫を噛みしめます」
御坂(土に電気じゃ相性悪いわね。それに砂鉄も間に合わない)
選手「埋もれちまえ!」スッ
選手「え?」
御坂「土壁が消えた」
黒子「はあ…、もう見ていられませんわ」
御坂「黒子!?どうして!?」
黒子「私はどんな時でもお姉様の味方ですのよ」
御坂「ありがとう黒子!」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:18:22.43 ID:u8rclAKB0
何で相手チームに男がいるんだよ
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:09:59.81 ID:MavpawTC0
御坂「あとはゴールだけ!」
打ち止め「もう少し!」
御坂「確かキーパーはいなかったはず……っているし!」
婚后「さあどんなシュートでも打ってくるがいいですわよ!私の空力使いの前には無駄ということ教えて差し上げますわよ!」
御坂「悪いけど…ちょっと黒焦げになってもらうわよ!」バリバリ
婚后「電気!?まさか先程の雷は…!?や、やめて!?」ガバッ!
御坂「打ち止め、今よ!」
打ち止め「オッケー!!!行っけええええ!!!」ポーン パサッ
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:16:59.92 ID:MavpawTC0
御坂「…入った、入ったんだ」
打ち止め「やったーーー!!!ってミサカはミサカはお祭り騒ぎ!!!」
打ち止め「ありがとう!!!」ガバッ
御坂「わっ!…よくやったわね」ナデナデ
ミサカ「ナイスシュートでした、とミサカは上司に社交辞令を言います」
御坂「それ褒めてないわよ…」
婚后「あ、あなた私を殺すつもりですか!?」
御坂「そんなわけないじゃない、あんなの嘘に決まってるわよ。
どうせわかってたと思うけど引っかかってくれてありがとね」
打ち止め「ありがとう!!!ってミサカはミサカは感謝の気持ちを述べてみる!!!」
婚后「あ、当たり前ですわ。小さな子にはそれくらいして差し上げますわよ」
ミサカ「バレバレです、とミサカは追い詰めます」
婚后「先程から思っていたのですけど、あなた達は双子?」
御坂「ま、まあそんなとこよ」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:20:30.59 ID:MavpawTC0
審判「君達」
御坂「え?」
審判「…先程からずっとファウルの笛を鳴らしてるんだが…」
御坂「え?ファウル?誰の?」
審判「この子だ…」
五和「え、あ、その…」
審判「サッカーに槍を持ち込んでいいルールはないぞ」
御坂「そういえばそうね、なんだかそのへんの感覚が麻痺してたわ」
審判「レッドカードだ、退場してなさい」
上条「ちょっと待ってくれ、さすがにひどいだろ」
審判「どう考えても当たり前だと思うが」
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 06:13:23.19 ID:QolZGSQE0
能力がOKで武器がダメなのは理不尽だなあw
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:24:20.84 ID:MavpawTC0
御坂「ね、ねえまさかファウルってシュート入る前のこと?」
審判「…そうだ」
御坂「じゃあさっきのゴールは…」
審判「もちろん無しだ」
御坂「…そんな」
打ち止め「大丈夫だよ!」
御坂「え?」
打ち止め「だってすごく楽しかったもん、ってミサカはミサカは大感謝!!!」
御坂「…そう、ありがとね」ナデナデ
上条「よかったな…」
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:28:26.48 ID:MavpawTC0
五和「すみませんでした!皆さん!」ガバッ!
上条「いやいや頭下げなくても…」
御坂「別にいいわよ。打ち止めも満足してるし」
五和「でも…」
上条「謝るなって、むしろこっちがお礼言いたいぐらいだよ」
五和「ど、どうして?」
上条「五和がいなかったら打ち止めはシュートも打てなかっただろ、あいつも満足してるんだからさ、謝る必要なんてないんだよ」
五和「はい…、ありがとうございます…。…私はベンチで皆さんを見守ってますから」
上条「ああ…、頼んだぜ」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:32:25.81 ID:MavpawTC0
一方「一点入ったと思ったらファウルか…」
垣根「審判の野郎…」
土御門「…なあ、お前達…」
一方「何してンだ土御門?血まみれで楽しそォじゃねェか」
土御門「必死で打ち止めをかばってきた人に対する態度じゃないだろ…」
垣根「…とりあえずお前は退場だ」
一方「…ま、いても足手まといになるだけだろォしなァ、とっとと出て行け」
土御門「鬼かよお前…」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:37:16.47 ID:MavpawTC0
結標(…仕切り直しね。とりあえず体についた砂鉄は落としたからいいとして)
結標「…よく考えれば結局何もかも元通りね、そっちのチームは人が減ってるみたいだけど」
一方「うるせェんだよォ」
垣根「てめえは黙ってろ」
一方「あァ?やっぱ死にてェみたいだなァ」
垣根「うるっせえんだよ、クズが」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 20:05:24.72 ID:hBJaGOY80
一方さんひとりで何とかできそうじゃね
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:40:15.24 ID:MavpawTC0
街中
浜面「これがそれなのか?」
絹旗「たぶん…」
削板「根性を出した甲斐があったな!」
浜面「…よし、急いで戻るぞ!」
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 19:09:27.96 ID:MavpawTC0
禁書「とうまー」
上条「お、そうだインデックス、何かいい魔道書あったか?」
禁書「とりあえず頑張ったけどそんな魔道書ないんだよ」
上条「まあサッカーの必勝法みたいな魔道書があってもな…」
禁書「そういえばベンチで五和がすごく落ち込んでたんだけど…」
上条「あいつ…」
禁書「あと隣に住んでる人が血まみれだったんだよ!」
上条「…土御門が魔術使ったの忘れてた…」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:24:43.72 ID:MavpawTC0
試合会場外
浜面「もう後半始まっちまってる!」
絹旗「まだ時間は超ありますから落ち着いて!」
削板「しかしこの車の中のキャパシティダウンというのは本当に能力者の能力を封じるのか?」
浜面「昔に駒…、上の人に教えてもらったんだ。
結局は手に入らなかったから攪乱の羽を使ったんだけどな」
浜面「特殊な音波で演算処理をできなくするらしい、しかも無能力者には甲高い音が聞こえるだけらしいぜ」
浜面「どうやら能力者には頭に直接音がガンガン響くらしい、体の弱い奴はそれだけで気分が悪くなったりするらしいぞ」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:25:46.78 ID:jlXjoOuE0
駒・・・
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:28:09.49 ID:RGNZ90Dc0
駒野ェ・・・
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:28:16.44 ID:MavpawTC0
キャパシティダウンは俺もDVD五巻で初めて出てきた物なのでよくわかりません
前にも言ったけど電磁砲はDVDで五巻までしか見てないし。
たぶんキャパシティダウンの設定とかキャパシティダウンを知ってる人知らない人か矛盾が出てくるけどできれば許してくれ…
削板「ならこれを始動させるのは無能力者でないとな」
絹旗「…浜面…、中に滝壺さんがいますよ」
浜面「え?ああ…そうだけど」
絹旗「あなた超あほですね、滝壺さんも能力者ですからっ!しかも体超弱いですから!」
浜面「あ!そうだった!急ぎすぎて忘れてた!
じゃあ滝壺はここから離さないと……ってだったら意味無いじゃん、俺活躍する意味無いじゃん!」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:29:28.92 ID:MavpawTC0
絹旗「それにこの機械をここで動かしたら周り一帯の能力者が超驚きますよ」
浜面「…あ~…」
削板「その程度根性で…」
絹旗「超無駄です!」
削板「なら超根性で!」
絹旗「超超無駄です!」
削板「なら超ド根性で!!!」
絹旗「…はいはいもういいですから…超黙ってください」
浜面「…そうだ、試合会場内のマイクからこれを流すのはどうだ?」
絹旗「…どうやってですか?」
浜面「…ハッキングとか」
絹旗「じゃあ頑張ってください、私は滝壺さんと一緒に帰りますから」
浜面「あ、待ってお願い」
削板「ならそれができる人を探すまでだ!」
浜面「でも…そんな人…どこにいるんだよ…」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:29:58.92 ID:MavpawTC0
初春(…あんなところにいたら怪我じゃすまなそうです…)
初春(出番もなさそうですし外を少し歩いてきましょう)
浜面「…あの子は?」
削板「よし、聞いてくる!!」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:38:01.92 ID:8sDVKSw50
初春も(一応)能力者だからたたではすまないだろうな。
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:49:44.81 ID:MavpawTC0
削板「確かうちのチームの初春だったな!少し頼みたいことがあるんだ!」
初春「ひゃあ!って…えと監督さんですよね…、どうかしましたか?」
削板「とりあえずパソコンは得意か!!?」
初春「ひ、ひぃ…、ま、まあそれなりに…」
削板「あの機械から出る音声をコート上のマイクから流してくれ!!!」
初春「ひゃあ!でででも、でっでもそれって…」
削板「俺達ではすぐにはできないんだ!!!このままでは試合にも勝てない!頼む根性を見せてくれえええ!!!!!!!!!!!!」
初春「キャアアア!!!わ、わかりましたわかりました、だから助けてください!!!!」
削板「心配はいらん!!チームのことは俺達が、いや浜面助けてくれるさ!!!!」
浜面「え?ああ…わかった」
削板「根性が足りんぞ!!!!」
浜面「ま、まかせとけええ!!!」
絹旗「…超あほですね…、しかも頼んでるんじゃなくて超脅してるし…」
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 21:50:41.77 ID:MavpawTC0
絹旗「じゃあ私は滝壺さんを外に連れ出してきます、浜面は戻っていてください」
浜面「わかった」
絹旗「あなたは私が戻ってくるまでにハッキングを完了しておくことです」
初春「は、はい…」ガタガタ…
絹旗(超気の毒…)
削板「俺も監督としてベンチに戻るか!」
絹旗「レッドカードをもらった監督ってベンチに超戻れるのでしょうか…?」
浜面「そもそもレッドカードもらった監督なんて聞いたことねえよ」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:09:46.00 ID:MavpawTC0
結標「…もう諦めたら?」
一方「…クソッ!」
垣根「足引っ張りやがって、もやし野郎が」
一方「スクラップにされてェかァ!?」
垣根「冷蔵庫にしまわれてえのかてめえ!」
上条「おい、お前ら、点見ろ、後半15分で71点だぞ、下手したら三桁届くぞ」
一方「だからなンだァ、三下ァ」
垣根「俺達の勝負だ、引っ込んでろガキ」
上条「…いい加減しろよ!お前らだってわかってるだろ!このままじゃ勝負すらできないってな。
お互いいつまで維持張ってんだよ!」
垣根「黙れ!!!何も知らねえガキがうるせえんだよ!!!俺はこいつだけは潰さねえと気がすまねえんだよ!!!」
上条「…そうしたいなら、俺の話を聞け」
垣根「…そこまで言うならそれほどの価値があるんだろうな?」
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:24:03.23 ID:MavpawTC0
結標(何か作戦を練ってるみたいね…。一方通行…、そう簡単には行かないわよ)
垣根「待たせたな」
結標「また直接攻撃する気?一応言っとくけど無駄よ」
垣根「それはどうだろうな!」
垣根(…正直癪だが仕方ねえ…。反発係数100に設定した透明な未元物質を生成、もう一度足に纏えば…)
垣根「…俺の未元物質に常識は通用しねえんだぜえええ!!!」ドォーン!!!
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:11:04.71 ID:MavpawTC0
結標(無駄無駄、何回やれば気が済むのかしら…)シュン!
上条「消えた」
垣根「…ゴール内に」
結標「何がしたかったのかよくわからないけど、第二位でも無理なものは無理…」
一方「ぶっ飛べェェェェェェェェェええええええええええええええあああああああああ!!!!!!!」ドガァァァアアアア!!!!!
結標「え!?」
上条「燃えやがった!」
一方「…ゴールだ…」
結標「な…!、ボール二つなんてルール違反よ!」
垣根「てめえが移動させたボールを見てみろ」
結標「え…、な…ボールが崩れて…もしかして!」
垣根「あれは俺が未元物質で作ったボールだ、意外と簡単にだませたな…」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:12:52.86 ID:MavpawTC0
結標「くっ、だから審判もファウルを取らないのね…」
垣根「その前によくあれが未元物質だって審判見抜けたな…、瓜二つに構成したはずだったが…」
一方「所詮テメェはそンなもンなンだよ」
垣根「息の根止めてやろうか、一方通行…」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー!
258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:16:02.99 ID:MavpawTC0
一方「あァ!ゴールが決まった時の笛かァ?」
垣根「お前の所に来たぞ」
審判「イエローカードだ」
一方「ちょっと待て!!おかしいだろォが!!!」
審判「ボールを一瞬で炭に変える奴がいるか!見なさい!芝生が枯れ草みたいになってるだろ!」
一方「クッソがァァァァァァァァァああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
結標「…ご愁傷様、先に言っとくけど同じことは二度も通用しないわよ」
一方「ンのヤロウ…」
一方(クソがァ…。…今までスイッチ切り替えしまくってバッテリー消費抑えてたがそろそろやべェな…)
垣根「…そもそもシュートじゃなくてあいつにぶつけりゃよかったんだろうが、クソが。欲を出しやがって」
一方「チンピラがァ…」
上条「おい、ぶつけるのはやりすぎ…」
垣根「偶然当てるんだよ。そもそも砂鉄で首絞めるような奴に言われたかねえよ」
上条「いや、あれやったのも考えたのも御坂ですから!………って、あいつは………」
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:17:33.61 ID:MavpawTC0
試合会場外
滝壺「試合は?」
絹旗「ちょっとまずいから超奥の手を使うんです」
滝壺「??」
絹旗「効果あるかわからないけど耳栓つけといてください、私はいらないですけど」
滝壺「…わかった、…はまづらは?」
絹旗「超活躍しに行きました。ま、本人次第ですけど」
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 22:18:11.81 ID:MavpawTC0
絹旗「浜面、超聞こえます?」
浜面『あ、ああ…』
絹旗「何かありましたか?」
浜面『…すげえぞ、サッカーボールが一瞬で燃えて炭になりやがった…』
絹旗「…もう超想像できないですね」
上条『どこ行ってたんだ?』
浜面『え?ああ…ちょっと秘密兵器を持ってきたんだ』
上条『それってなんだ?助っ人か?』
浜面『まあすぐわかる、いいぜ絹旗!頼む!』
絹旗「あとで色々超奢ってもらいますよ!」
浜面『なっ!おま』ブツッ
絹旗「さあ、超始めてください」
・・・続く