一方「あァ?誰だァ?」
垣根「うるせえないきなり」
五和「…あれは誰ですか?」
上条「いや、俺に聞かれても」
御坂「初春さん、知ってる?」
初春「いえ、わかりません」
打ち止め「あ、あの人!」
一方「げ…マジかよ」
削板「俺が根性でコーチを努めてやる!!!!!」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 09:02:12.81 ID:wc3aVhic0
美琴と軍覇は一応知り合いだろ
ってか滝壺が別キャラで誰?状態
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 09:35:19.52 ID:dFmVZie60
垣根「おい、あいつ第七位じゃねえか」
一方「あァ?あいつがァ?そもそもなんであいつがここに…」
打ち止め「…」ソローリ
一方「何逃げよォとしてんのかなァ!?」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:04:56.53 ID:dFmVZie60
打ち止め「あ、えっと、昨日偶然再会しちゃってそれで…」
一方「面倒事がなくなったと思えばこれか…」
御坂(…げ!もしかしてあいつ…)
初春「…どうかしました?御坂さん?」
御坂「な、なんでもないわよ」
上条「…なんかすごいのが来たな」
五和「やる気満々ですね」
ミサカ「…そもそも彼も学生では?とミサカは疑問を口にします」
上条「このチーム自体がもうおかしいんだから大丈夫だろ」
禁書「木を隠すなら森の中って感じだね」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:12:00.05 ID:dFmVZie60
五和「…あの…結局相手のチームは?」
御坂「それなら大丈夫よ。私がなんとかしたから」
上条「御坂が…?」
御坂「あの子の頼みだから私も色々協力したのよ」
ミサカ「言い出したのは一方通行です、とミサカはもう一度伝えます」
御坂「嘘つくならもっとマシな嘘つきなさい、さっきはちょっとのってあげただけなんだから」
御坂「それに初春さんに続いてあの子にまで直接頼まれたんじゃ断れないわよ」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:18:17.46 ID:dFmVZie60
御坂「あと私達のチームはとある学校のチームの代わりだから」
上条「もともとのチームは?」
御坂「アンチスキルに捕まったわ。もともとかなり柄の悪い学校だったからね」
上条「じゃあその対戦相手はどうなんだ?」
御坂「そこは私が手を打ったわよ。ちなみにこの試合は公式試合だから」
上条「おいおい、レベル5相手じゃかわいそうだろ、負け決定みたいなもんじゃねえか」
御坂「仮にこっちのチームが勝っても棄権すればいいのよ。そんな本気で集まったチームじゃないでしょ」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:26:14.57 ID:dFmVZie60
上条「…相手はレベル5がいるって知ってるのか?」
御坂「…さあ」
上条「下手したら死人が出そうだな」
御坂「だからこそ名門校を呼んだのよ、コネを使ってね」
五和「…大丈夫でしょうか…」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:39:19.71 ID:dFmVZie60
一方「…あァ、あれが対戦相手のガキどもかあァ?」
垣根「てめえの相手は俺だって言ってんだろ」
土御門「あれって常盤台中学じゃないのか?しかも一番前にいるのって…」
一方「海原ァァァあああああ!?」
土御門「結標まで…」
御坂「げっ!婚后さんに…しかも黒子!?あんたの言ってた用事ってこれのことなの!?」
黒子「お姉~様~!!」
御坂「抱きつくな!」
一方「海原ァ、てめえがどうしてここにいやがる?」
海原「御坂さんにお願いされましてね。結標さんにも協力してもらうことにしたんですよ」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:53:36.90 ID:Gf9gOuHJ0
いいねえ
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:59:03.90 ID:dFmVZie60
土御門「なるほどにゃ~、仮にも理事長の孫のフリしてるから。でも本物は?」
海原「よく眠っていますよ、ここ数日。御坂さんに本物と間違われて声をかけてもらえたのが幸運でした」
一方「その手早さを仕事にも生かせろ」
垣根「…久しぶりじゃねえか」
心理定規「そうね、生きてたのね…」
垣根「お前がサッカーかよ。似合う似合わないの次元じゃねえぞ」
心理定規「仮にも私の通ってる学校のチームなのよ。あれだけ頼まれたら出るしかないじゃない」
垣根「誰に?」
心理定規「うざい理事長の孫よ」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:03:16.34 ID:dFmVZie60
初春「白井さん!どうしたんですか?」
黒子「初春こそ、どうしてサッカーを?あなた運動は嫌いのはずでは?」
初春「ちょっと誘われちゃって、なんかそうこうしてる内にこんなことに…
白井さんこそどうして?」
婚后「それはわたくしが誘ったからですわ!」
初春「そもそも婚后さんがどうして?」
婚后「理事長の孫が…」
一方「海原ァ…、お前どンだけ本気なンだよ」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:11:04.91 ID:dFmVZie60
海原「まあ彼女の頼みですからね」
一方「第三位はこっちのチームだろォが」
海原「なん…だと…」
一方「…第三位はこっちのチームだろォが」
海原「嘘だっ!!!そんな馬鹿な!!!」
土御門(何故二回言った…?)
海原「か、彼女のチームだと思ったから学校中のエリートを呼んできたのですが…」
垣根「女ばっかじゃねえか…」
一方「ざまァみやがれ」
海原「私もあなたのチームに入れてください!」
結標「ちょっと待ちなさい、あなたが言い出したんでしょうが」
海原「…御坂さんと…戦うなんて…」
一方「キックオフの前に退場させてやろォかァ?」
海原「いえ…遠慮しておきます」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:13:40.58 ID:dFmVZie60
五和「…知らない人ばかりですね」
上条「心配すんなって、別に悪い奴はいない……かもな…」
五和「そ、そこは言い切ってください…」
禁書「お腹すいたんだよ!とうま!」
上条「…不幸だ」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:19:46.22 ID:dFmVZie60
削板「おい、ポジションはどうするんだ!?」
一方「そこはGK以外適当だ」
削板「おお、ある意味すごい根性だな!」
一方(意味わかンねェよ)
垣根「GKは誰なんだ?」
一方「垣根で頼むわ、第七位」
垣根「オイコラ待て」
一方「あァ?なんだァ?ボールが怖いのかァ?」
垣根「そんあ挑発に乗るわけねえだろ。俺GKじゃシュートできないだろ、勝負できないだろうがよ」
一方「知らン、じゃあそれで出しとけ第七位」
削板「俺は削板軍覇だ」
垣根「何無視してんだコラ」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:24:07.71 ID:dFmVZie60
御坂「へえ、キーパーは婚后さんなんだ」
初春「そういえば知らない人も何人かいますね」
黒子「もともとのサッカー部員ですわね」
初春「強いんですか?」
黒子「全員レベル4相当ですの。能力をフルに使っていい試合ですから気をつけないと大怪我しますわよ」
初春(死にたくないよ~…)
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:27:43.72 ID:Qvz8Xl/ZQ
レベル4程度なら一方が逆に利用して大惨事になる
ていとくんも利用出来そうだ
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:28:36.14 ID:dFmVZie60
客席
滝壺「はまづら…いた…」
絹旗「あ、本当だ!相変わらず超気持ち悪いですね」
滝壺(頑張ってはまづら…)
浜面(あいつら…来てやがっやのか…)
浜面「頑張らねえとな…」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:35:12.35 ID:dFmVZie60
審判「選手は全員並んで、礼しろ!」
上条「やっと開始かよ」
ミサカ「…ところでサッカーとはなんですか?とミサカは今更ながら質問します」
御坂「…大丈夫かしら…」
打ち止め「いっくぞー!!!ってミサカはミサカはおおはしゃぎ!!!」
一方「うるせェぞ!」
垣根「てめえもだよ、一方通行!」
土御門「なんだか大変なことになりそうだにゃ~」
禁書「お腹すいた~」
五和「い、今は我慢してくださいね」
浜面「滝壺のためにもいいとこ見せないとな…」
初春「先に救急車呼んでおいたほうがいいかも…」
削板「やる気十分、根性も十分だな!行くぞお前らぁ!!!!!」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:43:24.32 ID:dFmVZie60
海原「僕を謀った分はきっちりと返しますよ、一方通行」
一方「…好きにしろォ、濡れ衣だけどなァ」
海原「…ふふ、後悔しますよ」
結標「まずは私達から先攻ね」
ピーーーーーーーーーー
海原「試合開始ですね」
一方「いいからさっさとボール蹴ろよ」
海原「いいでしょう…」ポン!
一方「このまま速攻でシュートしてやらァ!!」スカ!
一方「…な!ボールが消えた…だとォ!」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 14:40:32.64 ID:qQZS/h6n0
入りすぎてバスケ並みの点数になりそう
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 14:55:14.64 ID:dFmVZie60
浜面「大丈夫か!?」
一方「それよりボールはどこだァ!?」
結標「フフ…」
一方(こいつ…、まさか…)
一方「オイチンピラァ!ゴールの中見ろォ!!」
垣根「誰がチンピラだ!…しゃあねえな……ってオイ……どういうことだよ!?」
上条「ボールが…」
五和「い、いつのまに…」
一方(座標移動しやがったなァ…)
禁書「…お腹すいたんだよ…」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 14:58:23.82 ID:dFmVZie60
上条「開始5秒で1点先制されたなんて聞いたことねえぞ」
御坂「やっぱりあの女だっわね」
黒子(味方になるとここまで頼りになるなんて…)
心理(これなら何もせずに終わりそうね)
婚后(…どうしたのかしら?)
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 15:05:20.86 ID:dFmVZie60
浜面「審判!今のいいのかよ!?」
審判「能力はつかっていいルールのはずだが?」
浜面「チッ!これだから能力者は…」
一方「…とりあえず仕切りなおしだァ!」
上条「今度はこっちが攻める番だな」
一方「行くぜェ!」ドオン!
結標「いきなりシュート!?」
婚后「キャア!」
垣根「させるか!」
一方「あの野郎!相手ゴール前に未元物質で壁作りやがったな!GKらしくしろやァ!」
垣根「てめえに負けるわけにはいかねえんだよ!」
上条「…盛り上がってるとこ悪いけどもう決められてるぞ、うちのゴールに…」
ミサカ「なるほど…サッカーとはこのようなものなのですね、とミサカは納得します」
御坂「今度深夜にサッカーの試合中継あるからそれ見たほうがいいわよ…」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:39:16.45 ID:dFmVZie60
五和「またこちらからですね」
上条「…なんかまた同じことになりそうだな」
一方(転移させる暇なンざあたえねェぞ、一瞬でシュートしてやらァ)
一方「オラァ!!!!」ドガッ!
垣根「…で結局また点入れられてんじゃねえかよ、あのクズが」コロコロ…
一方「クッソがァ!!!」
結標「あなたがいくらベクトル操作で飛ばそうとしても無駄よ。
あなたの能力がいかに高くても身体能力は子供以下でしょ?
だったらそのフラフラの足がボールに当たった瞬間ぐらい見分けられるわよ。
ちゃんと足がボールに当たってから座標移動してるから、その証拠に審判も何も言わないし」
打ち止め「…なんだかサッカーしてる気分になれないよ、ってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」
浜面「あの能力をなんとかしないと勝ち目どころかボールに触れもしねえぞ…」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:46:46.29 ID:dFmVZie60
~10分後~
ベンチ
上条「…もう帰ってもいいか…?」
削板「まだ試合中だ!何を考えてる!」
上条「さすがにあの点差じゃ…」
五和「サッカーで開始10分で14-0なんて初めて見ましたよ、……あ、また入りましたね」
「チックショォォォォォォォ!!」
削板「…点差がついたからなんだ!敗北決定だからなんだ!お前達も根性の一つや二つ見せてみろ!!!」
上条「せめてアドバイスぐらい…」
削板「根性だ!!!」
上条(アホだ…)
禁書「お腹減ったんだよ~…」
上条「いつからお前はベンチにいたんだよ…」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:55:59.68 ID:dFmVZie60
コート上
浜面(くそっ!このままじゃなぶられ続けるだけだ…、どうする…)
「クソガアア!!」
浜面(…所詮は無能力者かよ…ちくしょう……)
垣根「オイ、一方通行」
一方「なんだァ、テメェ、キーパーがこんな前線来ンじゃねェぞ」
垣根「どけ、俺が蹴る」
一方「…チッ、まァいいぜェ。やってみろよチンピラァ」
垣根「…てめえは絶対潰す、わかったな…」
一方「…オイ!そう言えばキーパーは誰がやンだよ?」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:01:04.09 ID:dFmVZie60
垣根「ゴールの中見てみろ」
一方「あァ?…あれはなンだ?」
垣根「俺の未元物質を詰めといた、あれで何とかなるだろ」
一方「オイ!待っ!」
垣根「いっくぜええ!!!」
垣根(反発係数が100ぐらいの未元物質を足に纏って蹴れば一瞬で終わりだ!)
一方「オイ!!テメェ!!」
垣根「オラァ!!!」ドン!
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:07:58.90 ID:dFmVZie60
一方「チッ!ボールが消えた!」
垣根「無駄だ、ゴールの中には未元物質が…」
一方「……未元物質にボールがめり込んでるよォに見えるンですけどォ?
しかもわざわざ中心じゃなく俺たちにボールが見えるようにゴールラインの少し奥になァ…」
垣根「やっぱりそこにあるものを押しのけて転移できるのかよ…」
浜面「…レベル5があの様か…」
ミサカ(サッカーとはテレビで見るほどには疲れないのですね、とミサカは判断します)
初春「…なんだか蚊帳の外ですね私達…」
御坂「さすがにこれだけ点入れられたらやる気も何もなくなってくるわね…」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:12:11.61 ID:i4xao7Rp0
さっさとレッドになってでも始末すればいいのに・・・
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:10:27.05 ID:dFmVZie60
~30分~
上条「暇だな…」
土御門「同感だにゃ~…」
禁書「お腹すいたんだよ…」
上条「…そればっかりだな…、あーあ、また入った」
土御門「入ったっていう表現自体が正しいかどうかも疑問だにゃ~」
上条「これで50点か…、あの二人もよくやるな」
「マタカヨ!!」
「ドケ!オレガヤルッツッテンダロォガァ!!!」
土御門「相手チームは白井黒子とあのテレポーターと…2,3人の常盤台のサッカー部員以外全員ベンチに戻ってるな。キーパーもいないぞ」
上条「こっちのチームはあの二人と打ち止めと…確か浜面…だっけか、それに御坂妹と…、おい…なんで顧問…削板が入ってんだ?」
「スゴイパーンチ!!!」
土御門「…挙句にボール殴りやがったぞ」
上条「……しかもゴールしてるぞ……」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:19:52.12 ID:dFmVZie60
土御門「あの結…テレポーターもさすがに驚いてテレポートさせられなかったみたいだな」
上条「…結局審判にレッドカード出されてるぞ、うちの顧問」
「コンジョウダシタンダカラユルセ!!!」
「ソノマエニルールヲマモリナサイ!」
土御門「審判と喧嘩してるぞ」
上条「止めに行くぞ、土御門」
土御門「…暇だし行ってやるかにゃ~」
御坂「わ、私も行こっか?」
上条「いや、あれでもレベル5…らしいし危ないからいいよ」
御坂「私だってレベル5だもん」
上条「女の子に任せたらさすがに男としてな…」
土御門「カミやんモテモテだにゃ~…」
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:30:30.12 ID:dFmVZie60
「マテ!!ハナセ!」
「ハイハイイイカライイカラ」
「ハア…メンドナヤツネ…」
浜面「ボールを殴ったらそりゃああなるわな…」
浜面「もう50点か…さすがに勝つのは無理でも一点は返してえな…」
浜面(…でも相手は恐らくレベル5級の能力者、こっちは無能力者、どうする?)
浜面(クソッ!どうしようもねえのかよ…!)
浜面(…いや、待てよ。相手のチームとこっちのチームの違いは全員能力者かそうじゃないかだ)
浜面(少なくともあの上条とか言う奴と俺は無能力者だ)
浜面(この利点を生かすには…)
浜面(…まてよ…、そういやスキルアウトの時に噂を聞いたあれがあれば…)
浜面(でも俺じゃそれを見つけてなおかつ持って来るのは無理だ…)
浜面(…そうだ、あいつがいる、あいつなら!!)
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:36:18.10 ID:dFmVZie60
上条「落ち着け、てかボール殴ったらああなるのは当たり前だろ!」
土御門「ある意味無駄のない無駄だらけのシュートだったけどにゃ~」
浜面「……」タッタッタッ!
御坂「あれ?あんたどこ行くの?」
上条「えらく急いでたな」
土御門「逃げたのか…?」
上条「…いや観客のほうへ行ったぞ」
削板「おお、なかなか根性の入った必死さじゃないか!俺も行くぞ!」
御坂「ちょっと待ちなさい!って行っちゃった…」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:43:11.10 ID:dFmVZie60
一方「オイ…、こうなりゃもうシュートはやめだ…」
垣根「じゃあどうするんだ?」
一方「あいつを退場させるんだよォ」
垣根「つまり殺すって事か…」
一方「…殺せば試合が終わる。とりあえずすぐには試合できなくすりゃいいだろォが」
垣根「そう言っても動けるようになるのは俺達がセンターサークルでボールを蹴ってからだ」
垣根「その瞬間にはもうゴールしてる。そしたらまた始めからだ。どうやるんだ?」
一方「そこはてめえが考えろ、めんどくせェ」
垣根「チッ!クズが」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:55:43.84 ID:dFmVZie60
垣根(行くぜえ、俺の未元物質には常識は通用しねえ!)
結標「!」
垣根(まずは高エネルギーを含んだ未元物質を大気に漂わせ電磁波を生成、相手を痺れさせて演算能力を奪う)
垣根(そして大量に余った大気中のエネルギーを使い気圧を急激に変化する物質を生成)
垣根(暴風でぶっ飛ばして終わりだ)ゴオオオ!!!!
一方「…へェ、まァまァじゃねェか」
上条「うわっ!突風か!?」
土御門「…これは小さい竜巻だ」
御坂(これって、微弱だけど電磁波…が流れてる…)
上条「…あの竜巻…動く気配はなさそうだ」
土御門(第二位…垣根帝督だな…)
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:14:15.60 ID:dFmVZie60
垣根「…さあここからが勝負だ、一方通行!!!」
一方「潰してやるぜェ、チンピラがァ!!!」
垣根「…おい、ボールがねえぞ…」
結標「自分達のゴールを見てみなさい」
一方「テメェ…」
結標「どうせこう来ると思ったから先に演算を済ませておいたのよ」
垣根「ちくしょう…」
審判「おい、君、イエローカードだ」
垣根「…マジかよ」
結標「あれだけ殺す気迫だったらそうなるわよ、レッドじゃないだけマシね」
一方「…さっさと消えちまえ役立たずがァ」
垣根「やっぱてめえは殺す」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:16:15.34 ID:JxCNElro0
ていとくんの扱いのブレ無さは異常
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:22:42.42 ID:dFmVZie60
ピーーーーーーーーーー
上条「前半終了か…」
初春「前半だけで60点…、後半に出場するだけでも恥ずかしい点数ですね…」
垣根「あのババア殺す!!」
一方「その前にテメェを殺してやンよォ」
ミサカ「立ってただけで終わりました、とミサカは不服を申し立てます」
御坂「……」
五和「そういえば、顧問の方ともう一人いないようですけど…」
禁書「お腹減ったんだよ~」
打ち止め「…結局サッカーってなんなんだろうね、ってミサカはミサカは何かを悟ったような目で考え直してみたり…」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:28:04.39 ID:dFmVZie60
街中
浜面「…なんとかなりそうか?」
絹旗「暗部のつてを頼っても入手できるかどうか超わかりませんよ!」
削板「超根性出せ!!!」
絹旗「人の口癖超パクらないでください!!まだ実在してるかどうかも超怪しいんですよ!」
浜面「…そろそろ前半終了だ、後半始まるまでにはどんな形でもあれを入手するぞ」
絹旗「いいとこ見せたいですからね~」
浜面「…悪いかよ」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:38:03.69 ID:dFmVZie60
相手ベンチ
結標「…やっと半分終了ね」
海原「お疲れ様です」
結標「…あんた今までどこにいたのよ?」
海原「……」
結標「まさか寝てたんじゃないでしょうね…」
海原「すみません、急用が」ガシ!
結標「待ちなさい」
海原「……」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:40:41.85 ID:dFmVZie60
心理(途中で急いで抜けていったあの時の男…)
心理(…怪しいわね、後半で何か仕掛けてくるかもしれないわ…)
心理(そもそも第一位と第二位がサッカーをしてる時点で色々と怪しいものだけど…)
婚后「結局出番がありませんでしたわ」
黒子「おや~、最初の方で一瞬驚いて蹲ったのは誰でしたでしょうね?」
婚后「あ、あれは…」
黒子「面白い出番でしたわね~、レベル4ともあろう人が…」
婚后「…それ以上言うと許しませんわよ!」
黒子「ヘ、蛇は反則ですの!!!」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:55:20.32 ID:MavpawTC0
打ち止め「はあ…、ってミサカはミサカは落ち込んでみたり…」
御坂「…大丈夫?疲れたの?」
打ち止め「そうじゃないよ、ってミサカはミサカは否定してみたり…」
御坂「じゃあどうしたのよ?」
打ち止め「…う~ん…、なんだかサッカーって見たのとやるのと違いすぎてつまんない、ってミサカはミサカは独白開始」
御坂「…まああれじゃあね…」
御坂(…そんなに楽しみにしてたんだ。そうだよね、何日も前から人を集めてたからね…)
御坂(本当は能力なんて使いたくなかったんだけど…)
御坂「ねえ、ちょっとあんた」
上条「どうした、御坂?」
御坂「作戦会議よ」
上条「はあ?」
御坂「反撃開始ってことよ」
・・・続く