2代目には2代目の、大きな難しさがあるわけですね。2代目は成功して当たり前と人々に思われて、失敗すると「ざまあみろ」と思われてしまう。常に1代目の偉大さと比較されるんです。


もともと2代目は、ぜいたくな立場で始まっていて、嵐のような苦労を体験していないから、やっぱり根性が座らないわけです。泥にまみれてないからね。

嵐を体験するチャンスがあまりないのは、かわいそうといえば、かわいそうなんです。楽といえば楽なんです。うらやましいといえばうらやましいんだけど、かわいそうといえばかわいそう。


やはり本当は、お金を出してでも若いうちは苦労を体験せないかんですね。その苦労を体験するチャンスにあまり恵まれてなくて、なおかつ、恐ろしいほどの情熱を持つというのはなかなか難しいから、それは自分を追い込まなきゃ駄目ですよね。


先代がつくったレベルを10倍超えるようなチャレンジ目標を設けて、「自分こそが創業者だ」と。


1.5倍とか2倍を目指すようだと、モデルを変える必要がないわけですね。10倍を目指そうと思うと10倍、30倍目指そうと思うと30倍、モデルを変えなきゃいけないんです。


モデルを変えるという次元で、もう一度、創業者になれるチャンスに自らを追い込むということですよね。