小学校英語は精神疾患者を増加させる,すなわち教育現場の崩壊を意味する! | 女王様のブログ

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文科省 公立校教員の精神疾患休職5400人…過去最悪

1226日 毎日新聞


うつ病や適応障害、統合失調症など精神疾患で08年度に休職した公立学校の教員は過去最多の5400人(前年度比405人増)と、初めて5000人を超えたことが文部科学省の調査で分かった。増加は16年連続。病気休職者全体に占める割合も63.0%(同1.1ポイント増)と過去最高だった。文科省は「教育委員会などがメンタルヘルスに関する取り組みを進めているが、なかなか休職者の数が減らない。深刻な問題だ」としている。

 公立小中高校、特別支援学校などの教員計約92万人について調査した。病気休職者全体の数も8578人(同509人増)と過去最多で、増加分の8割を精神疾患が占めた。5400人の年齢構成は▽50代以上1989人(36.8%)▽40代1947人(36.1%)▽30代1110人(20.6%)▽20代354人(6.6%)。教員全体の年齢構成割合とほぼ変わらず、どの年代でも増えている。

 文科省は「精神科受診の抵抗感が弱まっている」という社会背景を指摘しつつも(1)教育内容の変化についていけない(2)教員同士のコミュニケーションが減り、相談相手がいない(3)要望が多様化している保護者らへの対応が難しい--などの複数要因が絡んで精神疾患に至るケースが増えているとみている。
【加藤隆寛】

(女王様のコメント)

雪が深い今日も,このニュースが気になって言わせてちょーだい!

以前より,教育現場が前よりも増して厳しい状況だということはお伝えしましたが,小中学校の教員は高等学校の3倍以上の精神疾患者が多い。

子供達に私達大人は,言葉で教育をするのでしょう?語りかけて勇気付けて励まし,興味関心を身に付けさせるのですよね。

言葉で時には厳しく時には優しく語り,良い言葉に囲まれて,生きて抜く力も身につく。何より,言葉はこの子達が自分を表現するのに一番身近で大切なもの。それを無視して言葉を取り上げ,ゆとり教育が失敗だといって急に授業内容や量も増やしたら,子供達はどうにもならない不安な胸のうちをどうやって他人に伝えるの?言葉のない理性のないところは,人間社会でなく野蛮社会になる。言葉を奪ってしまったら,何でこの子達は自分を守るの?力で暴力で守るしかないのよ。

子供達の変化を身近で見ている担任の先生は,良心的であればあるほど,このままでいいのかと自信を失い,意味を失い,やる気を失う。

子供と同じ思いで子供と同じように悩めば悩むほど,行き場がなくなるようにしているのは,体制そのものであり,問題の原因を教師自身にすべて押し付けるのはあまりにも本質を見ていないのではないだろうか。

教育を専門とされている知識人は,きちんと発言していただきたい。このままだと教育が荒廃しますよ。先生は子供達の環境そのものなのですから。

厚生労働省の薬害エイズの功罪は目に見える形だけれども,被害者が表に現れてこない文科省の教育政策,特に言語政策のずさんさを,どうして誰も責めないのかしら?

国の動向が決まる。この2,3年が正念場。権力に乗って調子よくしている人たちはきちんと罪を償って欲しい。目の前に出てくるな!二度と出てくるないいか,禿げ!

小学校から英語が始まれば,もっと悲惨になる。昨秋の朝日新聞の私の投稿も,今まで現場にいて直に感じてきたことを記していたことが,現実のものとなって現れる。

善も悪も,陰も陽も,得も不徳も,見えないところに最初の芽があり,それが見えないように伸びて出てきていつか表に現れる。少しの兆しも見逃さないで見て反応していくこと。

そういう感覚が,現代人には欠けている。

自覚が出来る人は,決して特別な人間だけでないはず,危機管理能力は誰にもあり,身近で悪い芽を摘み,阻止していくことは可能。

調子よくやってきている人間には分からない。いつか絶対に化けの皮がはがれる。間違いなく剥がれる。いや,私が剥がす。

苦労もせず,盲目になって自身の名前だけを広めようとしている人間たちの愚かなこと。教育の荒廃は英語教育から始まる。

私が言ってきた通り,すべてその通り。

(私が書いた過去の証拠ブログ)今年一月

教員の精神疾患者の増大を明記している
http://ameblo.jp/indego-blue/entry-10195002602.html