本日はバスケットボールのウィンターカップがあって,
準決勝の試合が行われた。
そのことを知っている僕達は,
「俺達,決勝には応援に行けるんですか?」っとバスケの試合のことが気になって,授業にしょっぱなから身が入らず。
誰かが言う。
「女子の試合が見たい。決勝に近づけば近づくほど,揺れる。」
それから,別の人が,
「バレーだって結構いいぞ!」
・・・・・・・
何が何やら分からない女王様は,
「何が揺れるのか?床かしら。」って言った。
そうしたら,
皆で,「胸
です!」 ってはっきり返された。
全然,本校のチームと関係ないじゃない,応援したいから行きたいのかと思っていたのにと,ずっこけた後。
ふむふむと考えた。
そこで,ぶっちゃけて,こう聞いてみたのだ。
「おっぱいが好きな人,手をあげて。」っと。(不愉快にとられたら,すみません。でも,男子ばっかりの中ではこういうノリが大事なんです。)
そうしたら,挙がるわ,挙がるわ。90%の僕達が手を挙げた。10%はあっけにとられたのか,恥ずかしいのか,女性が好きでないのかの多分いずれかだ。
僕達は,「だって俺達ないもん。ないから欲しい。」って言った。
女王様が,
「あなた達は,産まれてすぐにお母さんのおっぱいを通じて栄養をもらい,育ってきたはず。おっぱいは,いつから命に必要な栄養源から,そのような対象にかわるのかしら?」と聞くと。
誰かが,「意識し始めたのは,小4です。」って答えた。
大体,同学年の女の子達の体の変化が見られるくらいの時らしい。
「では,お母さんと何歳までお風呂に入ることができたか?」との問いに。
一人が,「俺,今でも入ってます。」って言った。(もちろん,皆にうけると思っての冗談だ。)
女王様が,小坊主とお風呂に入れるのはいつまでかを知りたかったのもある。
この間は,一緒に市営プールへ泳ぎに行く時,今まで一緒に入っていた女子更衣室に入らず,「僕は男だから・・・。」って言って,初めて公衆の前でバラバラになったのだ。こんなふうに私から離れていくのだなぁーと寂しく思ったよ。っと言うと,
誰かから,
「僕が先生と一緒に入りますから,寂しがらないでください。」って言われた。
それはそれで問題。いや問題どころでない,大問題だ。
そんな感じで少し和んでから,本題に入る。
機械でないのだから,その時その時の雰囲気で臨機応変に対応しないといけない。
実際の教室は,こうやってこうしたら,こうなる,みたいなモノではない。
モノでない。
経験のない人には分からない。子供達との距離は,こういう取るに足りないような会話から縮まる。その後の授業の方向性も決まる。この人面白い人だな,興味あるなと思わせたらやりやすい。集中力もグンと上がる。
私は,そうでないと言い張る人は,本当には子供を見ていないと思う。
上から,くだらないと叱りつけて話を閉ざす前に,相手の話を引き出すきっかけを作る方が大事。
そういうのって,日本語でしかできないんだよね。ここでは。
実際に,すべてを英語で全部やれって言うのは,教育現場を破壊することなんだよね。
子供たちの発言の場を奪うわけだから。言葉を奪うわけだから。