興味深い内容で思わず取り上げてしまうブログ紹介と女王様の思ったこと | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

現実的に考えると難しい面もあるが,非常に興味深い内容だ


院生兼務取締役の独り言

http://d.hatena.ne.jp/fly-higher/20090923/1253714023


面白いけれども,

私が思うに,過疎地に子供たちを送りつけて,親が親の義務を免れるのは危険かも。

万が一,過疎地での教育がうまくいかなかった場合は,うちの子供がこんなになったのはあなたのせいよと言われるのかしら?


だったら,あなたが育てなさいよっと言い返したら,国の政策で子供を送らざるを得なかったのよ!っていうことで,国を訴える裁判が勃発。それも頻発。


最終的に子供に対して責任をとるのは親であると私は考える。


子供は親が育てるから意味があるのであり,親はその義務を負うべきであると私は思う。産みの苦しみだけでなく,育ての苦しみがあるから親は成熟した人間になるのであり,基本的にそれを回避してはいけない。

供のいない夫婦二人の楽チンな生活のみを送れば,子供を育てることがどんなに手間暇がかかり大変なものかを理解できないのだ。


私はこのブログの方を個人的に存じ上げないのだが,これってたぶん独身者の発想だと思う。実際に子供を持つ親は,子供と離れて暮らすことはよっぽどでないと考えられない。


それから,この部分が特に気になったのでメモ。


(以下,上記のブログの中のものを引用)


しかし今の日本の教育で決定的に欠けているのは、「人がひとりで社会の中でうまくやっていけるようにする」ことができてない点です。これは基本的には学校で教えることではありません。保護者が山のように押しかけた東大 の入学式で安藤忠雄 名誉教授が苦言の祝辞を送ったのは、去年の春のことでした。日本は「子の親離れ」のみならず、「親の子離れ」が双方ともにできていないのです。この2つの言葉に共通するキーワード は、「他者への依存」です。結局、人は皆ひとりで生きていくしかありません。「人という字は人と人が支えあってできている」とよく言われますが、周りの人の支えはあったとしてもあくまでそれは支えです。自分で立つことを他の人に代わってもらうことはできません。


逆に、「ひとりで立つ」ことさえできれば、その人は社会の中でやっていくことができるでしょう。もちろんそのためには精神的な自立以外にもさまざまな能力が要求されますが、精神的な自立ができていなければ自分だけでなく周りの人間も潰してしまいます。このような事態の悪化を防ぐためにも、「自立」というものを公教育 に取り込むことを真剣に検討すべき時期に来ていると考えます。


公教育のみならず,私学の子供でも自立できない人は多いはずなので,これは公教育に限るものでないと思うし,20代でも30代でも自立できないアダルトチルドレンが多い中で,子供だけにそれを要求するのはおかしいと思うけれども,非常に共感する部分なのでメモ。


自立できない大人をどうにかする方が先だが・・・。子供は反面教師を見て育っているので,案外今の環境で自立してやっていけるのかもしれない。