今年3月に東京大学が入試に英語の外部試験を導入しないと発表して一ヶ月ほどで180℃方向転換し,「導入する」と発表したのは記憶に新しい出来事ですね。
その直後,東大の阿部先生が民間の意見をあげるために投書箱を用意して下さり,拙ブログでも取り上げました。
あれから2ヶ月の月日が過ぎ,東大内のワーキンググループ(これはなんぞ?組合?)の先生方が,議論に議論を,そして検討に検討を重ね,このような内容を発表して下さったのです。
入学者選抜方法検討ワーキング・グループ答申
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400096214.pdf
本日の毎日と日経が取り上げて報じています。
これは,白紙に戻って検討(毎日),3つの提案を併記し、「(民間試験の)不使用」が一番優先順位が高く、残り2つは条件付きで活用する考えを示した(日経)と,東大の発表を読んだ私と同じで,いづれも導入に際して慎重に事を運ばれている感触が漂う解釈で間違いない。
まだまだ安心は出来ませんが(なぜなら1度180度言動を変えているので,もう一度起こりうるからです),安易に国の方針の→向け→の東大の先生方ばかりではないことが分かり,素直に嬉しかったです。阿部先生,ありがとうございました。