毎日必死でやってきたことに一区切り。
そのあいだにも絶望的な思考と状況に陥りながら、なんとかかんとかもがいて生きて。
生と死、命について考えさせられる毎日。
今なら、チベットの死者の書が読める気がする。
10年前は、正直、読めなかったから。
いろんな想いがめぐって走りぬける。
アブラゼミと電信柱。
ニジマスと前の酒屋のおんちゃん。
そして、意味も分からず大人が盛り上がってるのを見ながら天ぷら食べてた幼き頃の風景が、もうすぐ消え去ってゆく。
鮮明に記憶だけが残る。
いつか草が多い繁り、自然に還る。
それはきっと、ここもそうなのだろう。
それがきっと、本来あるべき姿なのだろう。
あいまいな記憶だけど残っているものは、場面バメンで印象的なものだからなんだろう。
30年たっても、覚えているのだから。
ありがとう、その言葉しか、みつからない。