相手方から送られて来た答弁書に対する反論を、準備書面として裁判所に提出しました。


今回の労働審判は弁護士に頼らず、個人で行っているのですが、わからないことはどんどん裁判所の担当書記官に聞くようにしています。


ネットで調べるといろいろな情報が載っていますが、書記官の人がそれと違うことをいってくることもあります。


あまり頻繁に電話すると嫌われるかも知れませんが、悩むくらいなら聞いてみるのが一番です。


答弁書の内容がウソばっかりだったので、反論もそれに対していちいちしなきゃならなくて、けっこうな枚数になりました。


感情的な表現を抑えて、事実関係を淡々と書いたつもりです。


勤務表や休暇届け、会議の議事録などをあらかじめコピーしておいたのが役に立ちました。


相手側は配置転換を「私が職場でトラブルを起こしたために行った配慮」と書いて来ましたが、会議の議事録にはしっかり「人員不足により各職場には協力して欲しい」と書かれています。


どう受け取るかは労働審判の委員の人しだいですが、ないよりはましです。


会社は私をいきなり解雇したので、事前に話し合ったり、注意したりという解雇を回避する義務を果たしておらず、それを誤魔化すため、通常の配置転換をトラブルが原因だったと主張してきています。


弁護士の入れ知恵でしょうが、依頼人のためにウソまで書いてくるなんて、弁護士というのはつくづく見下げ果てた職業だと感じました。

真実を明らかにするために頑張ってみえる方もいるのでしょうが、こうしたサル芝居が当たり前だなんて、裁判なんて本当につまらないものです。


こちらは本当のことを言えばいいだけなので、良心の呵責を感じずにすみます。


それだけが救いです。





まず自分を愛す。

法律というものは、

ただ一人の偉人さえ生み出したことはない。



         ―シラー「群盗」―



相手の弁護士から「答弁書」が届きました。


私の出した申立書に対する相手方の主張が書かれていました。


わかってはいたものの、こちらの主張は一切認めず、解雇は正当なものであり、私の主張は虚偽であると書かれていました。


一旦は解雇を撤回したことについても、「温情ある配慮で解雇を撤回したのに出社に応じない」と書かれていました。


温情ある配慮…


その4日前に行われた労働局による「あっせん」では、さんざんこちらの悪口を言って解雇は撤回しないと言い張っていたくせに。


「会社を辞めないと警察ざたになるような事件がいつ起きても不思議じゃない」と脅迫した件についても、「申立人(私)が何かとトラブルを起こすので、何とか働いてもらおうと注意しただけ」と書かれていました。


その他、事実関係、時系列でもウソばっかり…


一番よくわからなかったのが、


「申立人は会社側の行為によって常に身の危険を感じており、自ら勤務する会社に対してまったく信頼感がなく、それどころか非常に強い敵愾心(てきがいしん)を抱いていて…」と書かれていた部分。


会社側の行為で私が身の危険を感じていたことは認めるってこと?


とにかく敵愾心だとか、協調性がないとか、職場の雰囲気が悪くなったとか、あいまいな表現で具体的な内容については触れられておらず、唯一具体的だったのが、「朝礼を聞いておらず反発心を体で表現していた」という記述。


「反発心を体で表現」って、裁判では当たり前の書き方なのかな?


というか、何に対しての反発なの?


身の危険を感じていたことに対する?

会社を信頼できないってことに対する?


会社が給料を誤魔化したり、残業代を払わないことに対しては確かに抗議したけれど、会社が同じ文章の中でいっているように、「誠実に対応してきた」のなら反発心なんて持たないでしょ。というか反発心って何だ?


朝礼の場にいた現場の従業員はみんな残業代を払ってもらえなかった被害者だよ。


私が会社に対して非常に強い敵愾心を持っていたので解雇に至った、と書かれていましたが、朝礼を聞いていなかったことがこの「非常に強い敵愾心」にあたるそうです。

朝礼の時にそっぽを向いて反発心を体で表現していたから…


私が会社の違法行為を労働基準監督署に訴えた事を本当は「非常に強い敵愾心」と書きたいのでしょうが、今回の解雇と労基署に訴えたことは関係ないという立場をとりたいがために、会社側の主張はよくわからないものになってしまっていました。


答弁書には会社の代理人として二人の弁護士の名前が書いてありましたが、本当にこんな文章でお金がもらえるのかな?


「協調」と書きたいところを「強調」と書いてしまっている初歩的な変換ミスもありました。


少なくても裁判所に出す書類くらいチェックしたら?


ともかく、これだけウソを堂々と書かれ、私が虚偽の主張をしているといわれたら心穏やかではいられません。


久しぶりに怒りで顔が熱くなるのがわかりました。


少し冷静になってから、反論を用意したいと思っています。



特に進展はありません。


失業給付の2回目の認定日が来たのでハローワークに行って来ました。


裁判所からの呼出状を見せて、労働審判の日程を説明。


私の場合雇用者と係争中であり、仮給付のため、他の失業者の人のように求職活動を証明する必要はありません。


今回は14万円弱。


国民健康保険の保険料を4万円近く払ったところなので助かります。


市民税、県民税で8万円近く払えといってきている件については連絡なし。


国民年金の支払いは待ってもらっています。


あと家賃と光熱費も払ってこないと。


失業したとたん津波のように押し寄せるこの支払いの嵐は何とかならないものですかね?


ただでさえ気分が落ち込んでいるのに追い詰められてしまいます。


食費も削っていますが、体調を崩してしまい、2ヶ月に一度通っている病院で検査してもらったら脈拍が1分間に90回以上あるということで急きょ薬を出してもらいました。


薬代もバカになりません。







市民税と県民税を支払いなさい、という通知が来たので、市役所に行って来ました。


昨年の12月に解雇され、現在解雇の撤回を求めて係争中で、収入もなく、解雇を認めていないため就職活動もできないとして、市民税と県民税の減免申請を行おうとしたのです。


市民税・県民税の減免申請は、多くの自治体で条件は多少違うようですが、しっかり条例という形で定められています。


ただ、市役所の職員によっては門前払いされたり、「そんなことはできない」と言われたりするケースが多いようなので、私も事前に自分の住んでいる市の条例をチェックして、条件などを確かめてから出かけました。


窓口で「市民税の免除申請をしたいのですが…」と言うと、対応した市役所の職員は、


「市民税に免除はありません」との返事。


あまりに予想通りの対応。


…これは何? 全国共通のマニュアルでもあるの? と思ってしまいました。


とにかく条例を持って来てもらい、第○○条に市民税の減免申請の項目が定められていることを指摘。


すると職員は、


「ああ、これね。これは様々な条件があって説明しますと…」


と言い出したので、


「待ってください。あなたは市民税に免除はないって言ったんですよ。市民税の免除制度はあるんですか? ないんですか?」


「…いや、それはあります」


「あるならあると言って下さい。なぜないと言ったんですか?」


「いや、条件を説明しようとしたら、あなたが話しだすから…」


それからよくわからない言い訳を始め、最後には課長という人がバトンタッチ。


「すみません、職員が新人なもので説明不足のところがあったようで」


…全国の市役所で、市民税を減免しないためにこうしたやり取りが交わされているんですかね?


とりあえず最初は追い払えって。


私は事前に調べてから行ったので職員の口車に乗せられることはありませんでしたが、お役所っていう所は本当に取れるお金は絶対取ってやろうという感じで、生活保護やこうした減免申請なんかは、どんな姑息な手を使っても受付まいとするんだなぁと、妙に納得してしまいました。


課長という人も何だかんだとなかなか申請をさせまいとしていましたが、「認められるか認められないかはともかく、今日はとりあえず申請だけはして帰ります」と言うと、しぶしぶ申請用紙を出して来ました。


市民税の減免申請は、市長が認めないと受理されないので、数日後のその結果を知らせてくれるとか。


私の場合、解雇の撤回を争っている会社の社長が市長の後援会長で、社長がバブルの頃に手に入れた土地が売れなくて困っていたのを、市長とつるんで「新図書館」を作るとして市民の税金で市に買い上げさせるなど、かなり好き放題やっている土地柄なので、市民税の免除は難しいかも知れません。


会社側から「会社を辞めろ」と脅迫された時も、相談した地元の警察は「相手が地元の有力者だから手が出せない」とハッキリ言っていました。


市長に意見をしたり反対したりした職員はすぐ閑職に追いやられ辞めさせられるそうです。


市が汚泥処理場を作ろうとして、地元ではその反対運動が起こったのですが、その地元出身の市役所の職員は親兄弟が市長に盾ついたとして辞めさせられたなんてウワサまで聞きました。


ヒドイ話です。



NHKで放送された「無縁社会」という番組を観ました。


私も40代で独身。同じような年代の人が仕事を失ったことをきっかけに孤独におちいっていく姿に自分の姿が重なりました。


番組では一般の人から募集されたスタジオ観覧者という人も出演していましたが、人材派遣会社の社長だとか、批評家だとか、ゲストとして呼ばれていた人たちの言葉はどこか別の世界の話しのようで、まったく心に入ってきません。


そのかわり、留守番電話に録音された視聴者の声というのが心に響きました。


生きているのが辛い…


誰からも必要とされていない…


私には幸い友達がいて、精神的にずいぶん助けてもらっていますが、正直今回会社から解雇されたことはまだ両親には打ち明けていません。


カッコ悪い自分を見せたくない、このままでは実家に帰れない、というのが本音です。


失業者にも努力は必要だと思いますが、社会の冷たさと企業の身勝手さも実感しています。


ただ40代のおじさんも頑張っているんだから、20代の人たちにはもっと積極的に社会に訴えかけて欲しいと思いました。


迷惑になるとか面倒だとか思わないで、時には声を上げることも必要だと思います。



裁判所から労働審判の期日について連絡がありました。


相手方の要望を聞いた結果、最初に通知された期日より一週間ほど伸びることになったそうです。


労働審判を申立てから40日以上たっていますが、それで承知しました。


第1回審理の期日は3月中旬。


まだ一ヶ月以上あります。


失業給付があるとはいえ、それまでちゃんと生活を維持しないと。


時々、毎月給料が振り込まれ、次の休みにどこに行こうか、そんなことを考えていた頃の生活に早く戻りたいという気持ちがわきあがってきます。


解雇してきた会社のことなんか早く忘れて、一日でも早く安定した生活をおくりたい。


正直、こんな争いから逃げ出したい。


でもすぐに思いなおします。


今回の「解雇」とちゃんと向き合わないと、絶対に後悔する。


それもわかっているので。


今回の労働審判は費用などを考えて弁護士を雇わず、一人で戦うことに決めたのですが、費用以上に自分のモチベーションを保つことが難しいと痛感しています。


多少お金はかかっても、弁護士さんがいれば精神的負担も違ったと思うんです。


人と争うって法律的なことだけじゃなくて、精神的な強さも必要とするんですね。


もう少し、踏ん張りたいと思います。


会社側がようやく弁護士を雇ったようです。


裁判所から連絡があり、相手方の代理人から労働審判の日程を変更して欲しいという申し出があったと伝えられました。


相手方が代理人に立てた弁護士の都合が悪いとのこと。


一日でも早く終らせたいというのが本音ですが、断る理由もないので了承しました。


違法行為をくり返し、それを通報されたからといってありもしない理由をでっちあげて「解雇する」といってきた会社。

こちらが裁判所に訴えると一転、一方的に「解雇を撤回する」といってきた会社。


弁護士がどんな主張をしてくるのか、ちょっと不安です。

多分、会社側に立ってこちらを非難してくるのでしょうね。


…人間不信になりそう。


こんな不毛な争いを一生の仕事にしている法律関係に携わる人は毎日どんな気持ちなんだろう、と考えてしまいます。


労働審判の日程は、裁判所で相手方と調整して再度連絡するとのこと。


待つしかありません。

不当解雇の撤回を求めて労働審判を申立てている相手の会社から、


「解雇を撤回する」


という通知が来て数日。

話し合いの場も作ってもらえず、こちらの送った文章にも返事がこないので、弁護士会の行っている無料電話相談に問い合わせてみました。


不安だったのは会社が弁護士を雇って自分達に有利になる手段として「解雇の撤回」を申し込んできたんじゃないかということ。


話を聞いてくれた弁護士さんは、「弁護士が関わっている可能性は低い」として、


「会社が裁判では勝てないと踏んで解雇を撤回してきたのではないか」


とおっしゃっていました。

少々頼りない感じの弁護士さんでしたが、少し安心。

会社側が復職の条件や和解の条件を何も言ってこないのなら、労働審判でハッキリさせればいいんじゃないか、という意見だったので、私も「そうします」と答えました。


「○月○日から出社して下さい」という会社からの一方的な通知も「労働審判で復職の条件などを話し合った後にして欲しい」ということで決着しそうです。


会社側は「解雇を撤回したからいいじゃないか」と言ってくる可能性が高いとのことでしたが、ちゃんとした場で会社の違法行為を指摘してもらいたいということと、このまま復職してもどんな嫌がらせをしてくるかわからないという不安があるので、労働審判の場でハッキリ戦おうと思います。


コメントを寄せてくれた皆さんの意見にも、とても励まされました。

ありがとうございます。


裁判所からも3月初めに第1回審理を行うとの呼び出し状も届きました。


今回利用した無料法律相談はネットを検索して探したのですが、弁護士さんは「よく見つけたね」と言っていました。


…いや、確かに見つけにくかったけれど、そんな見つかりにくいことを前提で言われても。


もっと気軽に相談できる法律の窓口があればいいんですけどね。


国のやっている「法テラス」にも2度ほど相談しましたが、あまり役に立たなかったし、弁護士への相談料もまだまだ高いような気がします。


頑張っている弁護士さんもいるとは思いますが。


突然「解雇を撤回する」と会社が通知してきたので、


「どういうことか話し合いがしたい」と電話で問い合わせたのですが、その返事が書留で届きました。


「月末で忙しいので無理。文章で要求内容を送ってくれ」


仕方がないので内容証明郵便で「どういうことですか?」という内容の文章を送りました。


そんなに忙しいのなら、なぜこんな時期に送ってきたんだ?


「何でも受けて立つ」「訴えたいのならどうぞ」


といった総務部長の顔を見てみたいというちょっとイジワルな気持ちもありましたが、どうやら話し合いは無理そうです。


とりあえず返事を待つことにします。



会社から封書が届きました。


入っていたのは一枚の紙。


そこにわずか2行でこう書いてありました。




 ○月○日付けの解雇を撤回します。つきましては○月○日より出社して下さい。なお○月○日から○月○日までの給料は支払います。




突然の解雇撤回。


裁判所に労働審判を申し立ててわずか3日しかたってない。


これはどういうこと?


裁判で勝てないとみてこちらの要求をのむ気になったのか?


それともこのままでは不利なので、一旦解雇を撤回しておいて、別の手で退職に追い込む気か?


会社のことをまったく信用できなくなっているので、いろいろ考えてしまいました。


とりあえず会社に電話して、どういうことなのか話し合いたいと伝えました。


解雇の撤回はこちらの望んだことですが、このまま何事もなかったかのように復職する気はありません。

慰謝料の請求は続けるつもりです。


いったいどういうつもりなんだろう…