67. 人一人にバケツ3杯 | 憂さ憂さうさぎ

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世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

もう、一週間以上シャワーを浴びていない。

さすがに臭いだろうな。

自分自身が臭いのに、それでも臭いと感じるこの臭さ。重症だ。

この一週間、数回は濡れタオルで体を拭いてみた。手ピカ○ェル

で頻繁に手の消毒はしている。

水浴びは・・・いやだ。まだ3月。今年の3月はいつになく寒い。

自分は別に修行している訳じゃないんだ。

こんな寒い時に水をあびるなんてごめんだ。

そんな事をするくらいなら、・・・臭い方がまだマシだ。

友人が、「電気ポットで湯を沸かして身体を洗う。」と言いだした。

保温出来る水筒等も総動員して出来るだけ多めに湯をつくる。

湯船に溜めてあった水と沸かしたお湯で温度を調節し身体を洗うのだ。

「うん、やってみよう。」

今回自分は湯沸かし係。

バケツに半分程湯船の水を入れ、そこへ沸かした湯を投入。

水はなかなか温かくならない。バケツ一杯の“温い湯” をつくるためには

2リットル近い沸きたての湯が必要だった。

身体には少々冷たく感じる温度である。

風呂場では、友人が時々声をあげている。

寒い風呂場では、この温いお湯ではつらいのだろう。

風呂場から出てきた友人の一言。

「人間一人、バケツ3杯で洗えるんだな。」