54. 災害時のペット達 | 憂さ憂さうさぎ

憂さ憂さうさぎ

世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

動物を飼うというのは、とても大変な事なのだそうだ。

このような非常事態ならば、尚更である。

地震の時、動物達はあまりの恐怖に怯え走り回って、捕まえるのに一苦労

したらしい。

避難所にも、動物を連れて行くわけにもいかず、ずっと家で過ごしたそうだ。

家に食糧や水が無くても、二人そろって家を空ける訳にもいかず、炊き出し

すら利用出来なかったとか。

家に誰もいない時に、万が一大きな地震が起きて建物が崩れでもしたら

動物達がどうなることか。

一方で、ぽつりぽつりと開き始めたスーパーは、大抵一人○○個までと

いう上限つき。

一人は家に残らなければならないため、もう一人が二人分の食糧や飲み物

それにペット用品全てを調達しなければならない状態。

ペットホテルにでも動物達を預けなければ、常に誰かが家にいないといけな

いなんて、それは大変な事だろう。

こんな時、自分は動物を飼っていなくて良かったと思ったりするのである。

そんな飼い主達の苦労を知ってか知らずか、ケージの中の猫達は人を見る

度に遊んでほしいと甘えるのであった。