【はじめに】
久々に更新したと思ったら、また競馬の話になりますw
これでエンジンかかりました。


まさか自分が大好きなももクロちゃんと自分が大好きな競馬(しかも大好きな京都競馬場)がコラボするとか夢にも思わなかった出来事が起きたのです。

このコラボをキッカケにしてモノノフさんが競馬場に来てくれたらいいなあ〜と思ってめちゃくちゃ簡単なガイドを書こうかと思った次第です。

という事で今回はこのまま行ってみよ〜!


✄------------ キリトリセン -----------✄

《競馬について》
とりあえず今回のコラボ相手はJRA(日本中央競馬会)です。一般的に『中央競馬』と呼ばれています。
JRAの競馬場は全国に10ヶ所。
北から
札幌
函館
新潟
福島
東京
中山(千葉)
中京(愛知)
京都←今回のコラボ競馬場
阪神(兵庫)
小倉(福岡)
となります。

これと別に『地方競馬』もあります。
NAR(地方競馬全国協会)が施行しているものです。
これについては長くなるので割愛しますね。

基本的に中央競馬は土日に毎週どこかの競馬場で開催されております。
いつ、どこでどんなレースがあるか(これを『番組表』と呼んだりします)はJRAのHPに情報があります。


ここに載っているのは重賞のみです。
毎週金曜日に競走枠の決定があり、その際に当週末の番組表と出走馬が確定します。

これらを確認して「今日は〇〇賞を観に行くべ!」なんて言いながらお出かけする訳ですね。


さて、今回コラボする京都競馬場は2020年11月から改修に入っていたのですが、遂にこの4月22日(土)にリニューアルオープンします。
本当に嬉しいです。

そして4月22日〜5月28日(日)まで京都競馬場で毎週競馬が開催されます。
この時期、大きなレース(GI競走)は4月30日(日)の天皇賞(春)のみで、あとは東京競馬場での開催がメインとなります。
が、重賞(GII〜GIII)は適宜開催されますので熱いレースが期待できます。
5月6日(土)   京都新聞杯(GII) 芝2200m
5月13日(土) 京都ハイジャンプ(J・GII) 障害芝3930m
5月20日(土) 平安ステークス(GIII) ダート1900m
5月26日(土) 葵ステークス(GIII) 芝1200m

《京都競馬場》
で、ここからは京都競馬場について紹介します。
京都競馬場は京都市伏見区の『淀』と呼ばれる土地にある為、通称『淀』と呼ばれます。
ここでも文字数削減の為に『淀』と表記しますね。

アクセスは京阪本線の『淀駅』下車で、今は専用通路で直結されていますのでまず迷いません。
他のアクセスは↓


営業時間は9:00〜17:00です。

《京都競馬場コース》


右回りのコースで内馬場は池になっています。
この池に白鳥が飛来する事から秋にはスワンステークスという重賞も開催されます。
内馬場が池なのは淀だけですね。
そして第3コーナーにある坂が大きな特徴。
特に外回りの坂は高低差4m。
秋にあるGI、そして三冠レースの最終戦である菊花賞ではこの坂を巡って名勝負が繰り広げられて来ました。


《入場について》
そして入場券についてですが、
4月22日、23日、29日、30日の4日間は事前申込が必須で指定席、入場券共に当日販売がありません。
5月開催分は現時点で当日入場券があります。
但し、指定席は事前申込による予約が必要です。

いい座席で複数のモニターを見ながら他場の状況やリアルタイムのオッズ(各馬券の倍率)を見たい方は指定席がオススメですが、お値段が高いですw

当日入場券は200円と大変リーズナブルです。
1つ注意しておいた方がいいのは、フリーの座席はそれほど多くなく、すでに他の観客に押さえられている事がほとんどです。
なのでオルスタのライブだと思っておいて下さい。

入場後に『レーシングプログラム』(通称レープロ)という冊子が無料で配られています。
このレープロに当日の出馬表(各レースに出走する馬の基本情報と出走枠)が記載されています。
他にも名馬紹介など読み物としてもそこそこ楽しめますのでオススメです。
但し、出馬表の情報量はそれほど多くないのでそれらが必要な方はスポーツ新聞や競馬専門紙を買って下さい。


《場内設備》
京都競馬場の場内マップはこちら


競馬場の基本的な立ち回りは
パドック⇔コース
ですが、全レースを無理して観る必要はありません。なんせ1レース毎の間隔は基本30分しか無いからです。
なので慣れてないとめちゃくちゃせわしないですw

ファミリーで来る方はポニー試乗会とかも良いですね。(下記情報が更新されていませんが参考までに)


ターフィーショップでグッズを買うのも良いですね。

《パドック》
ここからはパドックについて。
一番競走馬を近くで観られる場所です。
それだけにいくつか注意事項があります。


馬は基本的に臆病でとても敏感な動物です。
でもとても力が強く、興奮して後ろ脚で蹴られたりすると文字通り命に関わります。
ちなみにパドックで馬のお尻に赤いリボンが留めてある事がありますが、これは『後方注意』、つまり「俺の後ろに立つな!」の意です。
競馬場は馬ファーストでの観戦を心がけましょうね。

馬の見方については…これという答えを持ち合わせて居ないので割愛しますw
気になる方は色々検索してみて下さい。


《馬券》
競馬場に来て、ただただ馬を愛でて眺めるのも(๑•̀ㅂ•́)و✧ヨシ!
なんですが、やっぱり勝馬投票券(通称:馬券)ですよね。
あ、未成年の方は競馬法により勝馬投票券を購入出来ません。でも入場に関しては何ら問題ありませんのでご安心下さい。


この出馬表(本来は『でんまひょう』と読みますが『しゅつばひょう』でも問題ないです)を参考に話を進めます。
※競馬がいどさんの出馬表をお借りしました。見やすくする為に一部を画像化しています。

レースに出走する馬はこの表の一番左にあるように馬番1番〜最大で18番まで割り当てられます。(枠順は抽選)
そして馬番は1〜8の枠に当てはめられます。
この枠には色が付いています。
○1,2番: 1枠(白)
○3,4番: 2枠(黒)
○5,6番: 3枠(赤)
○7,8番: 4枠(青)
○9,10番: 5枠(黄)
○11,12番: 6枠(緑)
○13,14,15番:7枠(橙)
○16,17,18番:8枠(桃)

外枠の2枠だけフルゲート(1レースに出られる最大頭数)時に3頭ずつ入ります。
この枠に従って騎乗する騎手は各色の帽子を着用しています。そして出走馬が付けているゼッケンに馬番と馬名が記載されています。
なのでレース中にお目当ての馬を探す時に騎手の帽子が1つの目印にもなるんですね。
出馬表の見方はかなり長くなるのでこれも割愛します。
要望があれば第2弾でw

今、中央競馬で購入出来る馬券の種類は8種類+1

●単勝
●複勝
●枠連
●馬連
●馬単
●ワイド
●三連複
●三連単
●WIN5

です。

●単勝
出走する馬の内、1着になる馬を予想する買い方。
フルゲートが18頭なので、全部で最大でも18通りです。
一番分かりやすい馬券ですね。

●複勝
出走する馬の内、予想した馬が1着〜3着以内に入れば的中というとても当てやすい馬券です。
当てやすい為、倍率は非常に低くなります。
1番人気の複勝とかだと1.2倍なんてのが普通。

※推し馬を応援したい『応援馬券』は同一の馬番で単勝と複勝を購入すると1枚の馬券に『がんばれ!』の文字が記載されます。これを換金せず大切に保管されている方も多いです。

●枠連
出走する馬達は1枠〜8枠に当てはめられます。
この枠を2組指定して1着と2着を予想する馬券です。
例:1枠ー7枠→1-7
この場合1枠に入った馬と7枠に入った馬がそれぞれ1着〜2着に来れば的中。
※フルゲート時は7枠8枠は3頭ずつなので手広く押さえる事も出来ます。
※レースに出走する馬が8頭以下の場合は枠連は発売されません。
※同枠の馬同士で決着する事もあります。
その場合の予想は例えば1枠なら、1-1となります。

●馬連
出走する馬に割り当てられた馬番に従って1着、2着の馬を予想します。着順の前後は問いません。
例:1番と14番→1-14
そこそこの倍率になる事も多いので買う人が多い馬券です。

●馬単
馬連は1着、2着の着順を問いませんが、この馬単はちゃんと着順通りに指定しないといけません。
例:1着14番 2着1番→14-1
かなり当てづらい為に倍率も随分高くなります。

●ワイド
馬連の派生ですね。
予想した1組の馬番が1着〜3着の間いずれかに入れば的中する比較的当てやすい馬券です。
例:1着1番 2着14番 3着7番の場合
1-7
1-14
7-14
の3通りが的中となります。(倍率はそれぞれ異なります)

●三連複
1着、2着、3着に入る馬を3頭予想します。
着順は問いませんが、的中難度が高くなっています。しかし人気どころの決着だと馬単より安く収まる事も多々。
例:1番と7番と14番→1-7-14

●三連単
最大難度を誇る馬券です。
三連複と異なり1着、2着、3着をそれぞれ着順通りに予想しないといけません。
例:1着1番 2着14番 3着7番→1-14-7

●WIN5
これだけ特殊です。
その日のWIN5に指定された全5レースの1着馬を全て予想する馬券です。
どれか1つでも外れるとその馬券は瞬時にハズレ馬券になります。
的中難度がずば抜けて高い為、配当が時々とんでもない金額になります。
最高額は 5億5444万6060円 です。
100円が5億に化けたんですね…。
※なおWIN5はインターネット投票の登録、もしくはUMACA投票の登録がないと購入出来ません。
詳しくは↓


馬券を買う時にはマークシートを使います。
初心者の方は緑のマークシートを使うのが一番分かりやすいです。
マークシートで塗るのは
①買いたいレースが開催される競馬場→大事
②レース番号→大事
③馬券の種類
④掛け金の金額(単位は数字が1,2,3,4、5、10,20,30→例:8の場合は3と5を塗る
金額の単位は百円、千円、万円です)

券売機には『先にお金を投入してからマークシートを投入します』→ここ超大事
お釣り出すつもりで大きいお札を入れて数百円分の馬券を買うとして、上のマークシートで百円じゃなく千円を塗っているとその分だけお金持っていかれます。
また記載に不備があれば券売機の画面にエラー表記が出ます。その際は冷静に漏れていた情報を画面にタッチして入力をします。よく分からない場合は中止した方が確実ですね。


《レース観戦》
基本的にコースの直線部分が観戦用になっています。なので距離の長いレースは2回スタンド前を通ります。もちろん短いレースも必ず直線を通りゴールへ向かいます。
ど迫力です。
大きな声を出しての観戦は控えて下さい、というのがルールですが、皆様お金を賭けているので当然大人しく見てません。常識の範囲でお楽しみ下さい。
但し、ゴール前で紙吹雪(という名のハズレ馬券の山)を舞わせるとか新聞投げるとかそういうのはマジでNGです。
(90年代とかはどれだけ言ってもこれをやるヤツがいましたが…)
あと、見づらいからと三脚や折り畳み椅子に乗るのもNGです。マジでブチ○したくなりますw
それからレープロやレジャーシートでの場所取りもNGです。いくらゴール前を確保したいからと場所取りしてるヤツめちゃくちゃいるんですがマジでダメです。

※こういう行為を見かけたら緑の制服を着ているJRA職員さんに伝えて注意させて下さい。


《食事》
競馬場に長くいるとお腹減りますよね。
そんなアナタに淀の飲食情報を。(PDFが開きます)

競馬場メシも楽しみの1つですね。

基本的に第4レースが(稀に第5レース)終わった後はレース間隔が1時間空きます。いわゆる昼休みですね。この間にサッと食事して次のレースのパドックに向かうのが自分の日常です。

もちろん、自分の好きなタイミングで食べる事をオススメします。上記の方法は全レースのパドックとレースを見たい物好きさん向けです。

あと、入口の職員に声をかけて一時的に退場する事も出来ます。(出来ない競馬場もあります)
その際は淀の商店街を利用しても良いかも。
※余談ですが競馬場と駅が直結されてから、とても賑やかだった駅前の商店街がすっかり寂れてしまいました…。とても残念な事です。
ちなみにこの商店街にあるお肉屋さん『翼虎』さんのコロッケは淀名物。マジで美味いっす。

また飲み物は無料のウォーターサーバーがたくさん設置されているので大変便利です。
売店もありますよ。
※淀は大丈夫ですが、阪神は6月開催があって場合によっては猛暑になります。そんな予報の場合は水分多めに持参される事を強くオススメします。


淀は今回の改修で『三冠メモリアルロード』が設置されました。競馬史に燦然と輝く三冠馬達の銅像が展示されています。
もし競馬に興味が湧いたらこういう名馬達の歴史を学んでみるのも良いかも知れません。

それから『ライスシャワー碑』も淀の象徴です。
淀に愛され、淀に散った名馬ライスシャワー。
彼のたてがみが石碑に眠っています。

京都競馬場には名レースが多いです。


ですが、先述のライスシャワーのようにいくつかの悲劇も生まれています。(テンポイントの日経新春杯や日経新春杯後のエリモダンディーなど)
もし興味が湧けば彼らにも目を向けてやって下さいね。

競馬はブラッド・スポーツと呼ばれるように血を受け継いで今に至っています。
だからこそたくさんのドラマも生まれてきました。
たまたま見たレースが後に語り草になる事もあります。
どのレースも目が離せないのはそういう所もあるからですね。
それに何と言っても馬がカワイイ。
十人十色、人間にも色んな人がいるように馬も1頭1頭個性があります。毛色も違います。そんなとこも良いんですね。
ももクロちゃんキッカケで興味を持って貰えたら嬉しいなあ。


【おわりに】
コラボが嬉しくて勢いだけで書きました。
という事でかなりざっくり紹介しましたが、これで伝わったでしょうか。
ちょっとでもお役に立てたなら幸いです。
ももクロちゃんと京都競馬場の1ヶ月間、是非とも淀にお越し下さいませ。

最後に新しい京都競馬場の紹介映像をご覧下さい。
センテニアルとは『100周年の』という意味で文字通り京都競馬場開設100周年なんですよ!