
広島で誰もが違うということを前提としたインクルーシブ教育の普及啓発をしている
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。
さて、先週日曜日、教室で活躍する専門性のある支援員を養成する
第5期学習・発達支援員養成講座2回目を開いていました。
テーマは「当事者の話、発達障害への気づきと関わり方」でした。
1校時は大阪からADHD当事者でNPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)代表の広野ゆい先生を、
2校時は東京から言語聴覚士で自閉症当事者の村上由美先生をお招きしました。
3校時は私(中谷美佐子)が講師で「子どもの見方と行動理解」についてお話しました。

まずは1校時の講師をしてくださった広野ゆい先生のアンケートを紹介します。
テーマは「ADHD当事者が語るより良く生きるために必要なこと」でした。
・全て具体的なお話でとても参考になりました。
自分に当てはまるところもあり、
それを素直に認めながら聞くことが出来ていることは
講座を受講し続けているからだと思いました。
お陰で支援している子どもに対してもありのままを受け入れて、
あなたはあなたでいいんだよという姿勢が、
良い関係につながっていっています。
この度は、できないことを把握しておくことが大切だということ。
子どもと大人は違うということ。
子どもは成長もあるのでできるようになるかもしれないので、
「できない」と言うから、させないのではなく、
どこまで今できるかということは把握していきたいと思いました。
大人は諦めるということも大切だということも忘れずにいたいと思います。
【小学校特別支援学級指導員】
・特性からくる困り感、自己を受け入れるということ、
将来を考える上で小学校でどうつながっていくか
考えさせられる講座でした。
【教員】
・どのお話も、それぞれ色々な子どもの顔が浮かんできました。
受け止めて、気持ちを繋げられる支援をしていこうと
更に気持ちが強くなりました。
色々な立場の方のお話が聞けて、とても充実しています。
【特別支援教育アシスタント】
・当事者である広野先生の子どもの頃から
現在までのその時々の年代のお話を聴く事が出来て、
なるほど!なるほどととても参考になりました。
『他の人が我慢している以上の我慢をしている。』という言葉を聴いて、
今、一緒に過ごしている子ども達がより一層愛おしくなり涙が出ました。
またお話が聴けたら嬉しいです。今日はありがとうございました。
【児童デイサービス】
・生徒の気持ちの理解が少し深まることができました。
【特別支援教育アシスタント, 保育士】
・学校に行くことと勉強するということが
両立できないということをお聞きして大変腑に落ちました。
当事者の立場からの発言は初めてお聞きしましたが
とても納得のいくものでした。
多様性を受け入れるということは発達障害からの視点のみならず
これからの社会には必要なことであると再認識しました。
このあたりのお話をもっと突き詰めて考えたいです。
根っこは一緒なのだなあと思いました。
【保護者, ふれあい支援員】
・当事者、当事者に関わる側としての話を聞くことができました。
「みんなといっしよ」でなく、その子(個)を大切にしてあげること、
環境を整えることの大切さを感じました。
小さい頃のして欲しかった対応なども知ることができました。
周りの大人が理解のある関わり、個々の違いを認めて
生きやすい共生社会に向かっていきたいと思いました。
自分のできる、できない事も知って、
遠慮なく手伝ってと言えることも大切と思いました。
【保育士, 学習支援員】
・当事者の立場からの当時の気持ち、
感覚などをとてもわかりやすく言葉にされていて聞き入ってしまいました。
自分自身にも該当する部分があったり、
逆効果とわかっていてもつい子どもに対して
やってしまっていることを再確認したり、とても心にこたえました。
【保護者】
・当事者ということでのリアルな感じ方が聞けてよかったです。
家族だからわかっているつもりでいたようなことも、
実はそうなんだというように理解できました。
沢山の気づきがありました。
【塾講師】
・「本人の困り感と、医者、第三者が判断する困り感が違う」には納得しました。
自分が当事者の気持ちを汲めているのか、常に確認が必要になりそうです。
【保護者】
・なぜと疑問に思っていた子どもの行動が理解できた。
【児童デイサービス, 保護者】
・当事者の話を幼少期から、障害への気づきなど経験をたくさん聞けた。
【保護者, 元学習支援員】
・自分への理解が深まった。
【塾講師】
・とても分かりやすかったです。
ご自身やご兄弟の経験のお話などから
具体的に知ることができとても参考になりました。
【保護者】
・支援者が増える事で、発達障害の皆さまの生きづらさが
緩和出来る事を願ってやみません
平等な平和な差別無しの生活を実現してほしいです。
【施設職員】
・発達障害者自身の考え方や、
物事の捉え方の話しが聞けたのが良かった。
【保護者】
・当事者の方の感じている事、わかってほしい事などが、
具体的に伝わってきました。
一人ひとり違いがある事も理解し、
これからの関係づくりに生かして行きたいと思いました。
【訪問介護】
・息子との関わりでまさに今必要な話でした。
非常に冷静にご自分の経験を聞かせて頂き、
大変参考になりました。
もっとお話し話を聞きたいと思いました。
【保護者】
・自分自身の支援の参考になったが、もう少し深く聞きたかった。
【介護職】
・とても分かりやすかったです。
【保護者】
・嘘を言っているのではなく、
当事者として感じることが他の人と違うために
嘘を言っているようにとらえられることがある。
話すことをそのまま鵜呑みにしないということが参考になりました。
共感できる話や、エッ、そんなことがあるのかと気付かされる話を
聞くことができて良かったと思います。
【教員】
・当事者の感じかたが理解できた。
支援者に期待されることを具体的に話されて良かった。
【看護師】
・当事者の方の感じ方がとてもよく分かった
【教員】
・ご自身のヒストリーよる体験談話が参考になった。
講師えの質疑、応答の時間が在ったら云いと思いました。
【介護福祉士】

2校時の講師、村上由美先生のアンケートを紹介します。
テーマは「ASD当事者が考える仕事と生活スキルの関係」でした。
・今の状況を把握して、それをどのように捉えて
将来に結びつけていけるかを考えるよい機会になりました。
【教員】
・今担当している生徒がどうして困っているのかがわかることができました。
本の紹介までしていただけてとてもありがたいです。
生徒が使えそうなわかりやすいドリルもありとても助かりました。
【特別支援教育アシスタント, 保育士】
・具体的な事を伺うことができました。
どのような感覚、捉え方をしているのか知ることができました。
発達障害は生活障害との話しで、いかに規則正しい生活を送り、
元気に過ごすことも大切だと感じました。
生活のリズムを整え、環境を整えていくことの大切さを伝えていきたいと思いました。
【保育士, 学習支援員】
・発達障害は生活障害だということがよく理解できました。
生活をマルチタスクと捉えると困難さが具体的によく分かりました。
ポジティブな明るいお話でとても楽しかったです。
【保護者, ふれあい推進委員】
・日々の生活が応用問題の連続だという事に納得しました。
これから色々な局面に当たるであろう子どもたちに
生きる力、生活スキルの支援をしていくことの大切さを感じました。
あっという間に時間が経つ程、充実していて、学びの楽しさを実感しています。
【特別支援教育アシスタント】
・大人の方のASDの事例ケース(旦那様)の話がきけて、
とても参考になりました。ありがとうございます。
【保護者】
・発達障害の人に対しての対応をしっかり勉強できました。
これからも講義を行って頂きたいです。
【施設職員】
・先生の実生活のお話をされながら、
発達障害について色々説明して下さったので、わかりやすかったです。
【保護者】
・直接話をさせていただき、ヒントもいただけました。
具体的な夫婦のやりとりの話がとてもわかりやすく
ASDをより知ることが出来たように思います。
今の発達支援がどういうものになっているのか
知ることができるので、現場で行かせています。
今後ともよろしくお願いします。
【塾講師】
・参考になるやりとりを教えていただきました。
【保護者】
・相手がどの様に理解出来ているかを知ることが大切だと気づきました。
【児童デイサービス, 保護者】
・身近なご家族の話がたくさんあり楽しめました。
そのようなタイプには、どのような対応、対策をしたらよいか、
同時に聞けるともっとありがたかったです。
【保護者】
・ご主人の具体的な行動を聞いて、
ASDの理解が進んだから言葉の定義や意味の捉え方が
違っている事を理解出来ないと、
コミュニケーションが取れないと分かりました。
【市議会議員】
・自立へのポイントが具体的に分かりました。
また、話の内容について、
お互いが考えている想定が違うことがあるので、
確認しながら話すことの必要性が分かりました。
具体的な行動計画を立てるために、計測可能なものにすること、
基準を明確にすることの大切さが分かりました。
【教員】
・ASDへの理解が進んだ。
【塾講師】
・感覚的なものを知ることができたことと、
自立のためのポイントをおしえてもらえたことがよかった。
【教員】
・ご自身の体験談話などから分かりやすく話し、
具体例など上げ参考になりました。
最後に質疑応答の時間がありましたので良かっと思いました。
【介護福祉士】
・生活スキルがなぜ必要なのか、
それをまず本人に具体的に教えることが
大切なんだと知り参考になりました。
【保護者】
・生活の中での具体的な対応について理解できた。
生活していく上で確認していくことがらが理解できました。
マルチタスクが障害者にとって大変であることが理解できました。
【看護師】
・当事者の発言を受け取る時に、
そのまま受け取れる場合もあれば、
その人との関係性から発言の意味を考えながら
察しないといけない事が具体的な話の中で良くわかりました。
その思いを正しく受け取れる、
関係性がより大事になる事がわかりました。
【訪問介護】
・自立のポイントがわかりやすい。
【保護者】
・内容の言葉が少し理解できない部分もあったが興味深い内容でした。
コミニケーションの大切さ、
相手を理解する為のコミニケーションについて
考える良いきっかけとなりました。
【介護職】
・専門家として、当事者として、パートナーとして、
あらゆる角度からみた話を聞けたことがとてもよかった。
話が難しい部分があったり、話が駆け足だったので、
自分の中に落とし込んでいくためには時間が足りなかった。
【保護者, 元学習支援員】
・主に当事者(だんなさんなど)をサポートする
立場からお話しされていた印象ですが、
わたしだったらできるかな…と、
話を聞く段階ですでに疲れてしまう部分もありました。
でも、自分自身に特性があっても
人のサポートができることや、
相手の特性をある意味楽しむ姿勢を持つことで
心の負担が変わってくることなどがわかったことは良かったです。
【保護者】

3校時は私(中谷美佐子)が講師でした。
テーマは「子どもの見方と行動理解(応用行動分析・リフレーミング)でした。
では、アンケートを紹介します。
・正しい知識正しい理解が、自分を知ること
他者を理解することができる人になりたいとあらためて感じました。
いつも優しい気持ちになります。ありがとうございます。
【教員】
・新しい発見あり、間違っていなかったんだという確認もありで、
手ごたえも感じました。
時間が経つのも忘れるくらい集中しました。
子どもたちの笑顔あふれる未来のお手伝いが
出来ることの喜びを噛みしめました。
お仕事をさせてもらっている学校でもコグトレタイムを設けています。
【特別支援教育アシスタント】
・資料、内容共に理解しやすかった。
テキスタイルの利用は、云いと思います。
【教員, 介護福祉】
・聞いていて希望の光がさす様です。
【塾講師】
・つい私がやってしまっていた不適切な行動に気づくことができた。
【教員】
・本人の自分勝手やわがままと思われる行動と、
周囲の理解の溝について考えさせられた。
英語表記の多さに戸惑いはありました。勉強しなくては。
質問に対しはっきりした回答が納得できた。
しかし対象年齢、個々により対応も違ってくると思うので、
特に身近な家族は対応の仕方の工夫が求められていると思った。
スペクトラムの意味するところがしっかり腑に落ちた。
【保護者】
回答:英語表記が多く感じさせてしまい申し訳ありませんでした。
以下私が使った英語表記の説明をしておきます。
USA=アメリカ合衆国
JAPAN=日本
ASD=自閉スペクトラム症
ADHD=注意欠如多動症
ABA=応用行動分析
・学び直しをすることができました。
いいとこ探したくさんしていきたいと思います。
いつも学びの場を提供していただきありがとうございます。
【保育士】
・今日も大変参考になりました。
集中講座なので、1日長いですが楽しく過ごせました。
最後にしたテストですが、
◯が10個以上、△が7個以上は何に当てはまりますか?
【保護者】
回答:少し攻撃型タイプかな?と思います。
・問題行動に対する具体的な行動が分かりました。
自分の意外な面が分かり、意識して行動しようと思いました。
【教員】
・すぐに活かせる実践的な内容だった。
話もわかりやすく、すっと入ってくる。
【保護者, 元学習支援員】
・認知症のお年寄りの介護をしていますが、勉強になり実践します。
これからもよろしくお願いします。
【施設職員】
・具体的な方法が良くわかった。家族にも受けさせたい。
【保護者】
・問題行動は、支援者の対応から引き起こるのだと
気づくことが出来ました。
明日から声かけに注意しながら支援していきます。
【児童デイサービス, 保護者】
・対応の仕方、難しいけど、出来るようになったら子供も嬉しいだろうなぁ。
【保護者】
・望ましくない行動が強化される仕組みが
とてもわかりやすかってです。
子どもの心にある自尊心を傷つけず行動を変えていく
とてもワクワクするお話でした。
いつも気になっていたことがあります。職業欄に迷います。
ふれあい推進員として学校で最前線にいると
自負しておりますし市教委からも私たちの立場は
『チーム学校』と銘打って頂いて自分なりに頑張っているつもりなのですが
教員やアシスタントとも違い『その他』にくくられることに少し残念な気持ちがします。
せめて学校関係者として認めて頂けたらいいなあと一意見ですがそう思います。
【ふれあい推進員, 保護者】
回答:承りました!
・今まで独学でABAの勉強をしてきたのですが、
中谷先生の講義でより理論が深まりました。
ケース事例をあげていただきわかりやすかったです。
頭で理論を理解しても、実際に子どもへの
適切な対応方法は訓練しないと難しいなと思いました。
今後の講座で、薬を飲むメリット、デメリットについての
内容があれば、ありがたいです。
【保護者】
・成人した自分の子ども時代には間違った関わりをしたなと思うところ、
これは良かったんだなと思うところいろいろ気づきがありました。
仕事で、こどもたちに関わっている今、とても大切な時期で、
関わり方を学べる機会があることはありがたいです。
引き続きよろしくお願いしたします。
【塾講師】
・我が子に対して、たいていはおっとりと接しているのですが、
締め切りのあるものや、遅刻しそうなときは急かせてしまうことがあります。
声かけの仕方、正しい態度を学び、
「待つ」ことができる人になろうと強く思いました。
学べば学ぶほど、我が子より私の方が特性が濃い気がしています。
【保護者】
・今時の新人教育にも通じるところがあると感じました。
とても楽しく講義を受けることができました。
できることなら、もう一度、子育てをやり直したいです。
明日からは、相手のよいところをみていけるよう頑張ります。
【看護師】
・特に、子どもはすでに期待に応えようと
十分頑張っているというお話が響きました。
わかっているつもりでいましたが、現実では頑張るのが当たり前で
そうでない時に責めるという方向になりがちな自分の脳の癖を
再認識して心が痛むと同時に、貴重な気づきを与えていただき
本当にありがたい気持ちです。
いつもかわいいですが、そのことを念頭に置いて見ると
ますます健気で可愛く見えます。
また、わたし自身の気持ちも軽くなるようです。
【保護者】
・子どもの失敗や問題行動は、すぐ目につき、
そこだけに対して怒ったりする事がありますが、
その行動の背景や理由などを分析し行動を変えて行く。
全体を良く見た上で、ほめて伸ばす事の大切さ、
また、見方をかえる、表現をかえる事で、
わかりやすく伝わる事など具体的な説明でわかりやすかったです。
いろいろな場で、実践して行きたいと思います。
【訪問介護】
・私は、高校生の息子が居ますが、
今まで素直だったのに、言う事を聞かなくなり、
反抗期か?思春期か?発達障害か?と悩んだ事がありました。
今は、笑顔の可愛い息子に戻って、嬉しく思っています。
今日のお話で、困った行動は、スルーして、
良い行動があった時に褒める様にする事が大切で、
一貫性を持った行動をしないといけない!と言う所に、
あーそうだな!って思う所がありました。
例えば、テスト前に勉強 をしないから「何で勉強しないん!」とか、
目につく所を怒ったりしていましたが、
色々勉強をして、息子のダメな所は、スルーする!って決めて、
対応して過ごし、「あー態度が良くなったな!」って感じた頃に、
また、ダメな所が目につき、注意をしたら、元に逆戻りした経験があります。
まさに、今日のお話の一貫性を持った対応を!って言う事が心に響きました。
褒める事を重視する大切さが、経験してみて良くわかりました。
今日の お話は、とてもわかりやすく途中に頭の体操問題などもあり、
楽しくお話を聞く事ができ、為になりました。有難うございました。
パステルゾーンの子供さんを持つ保護者の方で
一歩踏み出せないで困っている方は 沢山おられると思います。
これから、学校とかでも 講演されたら、
心に響く保護者の方、先生も居られ、
子供とベストな関係作りのきっかけ作りになるのではって思いました。
【保護者】
・子ども達の関わりを深く考える機会となりました
【介護福祉士】

次の学習・発達支援員養成講座3回目は12月8日(日)です。
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