誰もが違うということを前提とした教育にしていこう! -17ページ目

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

日本の教育を見ていると
偏差値の高い学校へ入ることが
良いことのような空気が流れていますね。

そして、それができない子どもは
「たいしたことない」といった空気も流れているように思います。

日本は、こんなことでいいのだろうか?と
常々思っている私なのですが、、、

偏差値が高い大学にも
発達障害の学生がたくさんいることを
皆さんはご存知でしょうか?

高学歴であっても、様々な困難さがあり
大人になるまで適切な支援を受けてきていなかったために
自己調整がうまくいかなかったり、
自分と他者との違いをうまく理解できなかったりして、
結局、就職できず、ひきこもっている人や
職を転々として、定職につくことができないまま、
途方に暮れている人達がいるのですよ。

親が子どもに、
偏差値の高い学校へ行くことだけを目標にすると、
こんなことが起きてしまうのですね。

私達大人は、この偏差値社会を
よく考えてみないといけないと思います。

これからの時代は、
偏差値の高い学校へ入ることを目標にするのではなく、
自分の特性に合った学校選びができるような
社会システムをつくっていかないといけないだろうと
私は思っています。

それには、まずは、教師や親の意識を変えていかないといけない!

つまり、日本の人々が職業や出身校で
その人の価値を決めてしまう傾向にあるところから
改善していかないといけないでしょうね。

私が知っている自閉症の子ども達の多くが
名門と言われる進学校に通っています。

その子達は、自身が「自閉症」といった
脳タイプであることを周りに伝えることで、
「頭のいい子」から「障害者」というレッテルを貼られて
おそらく差別や偏見で苦しむことに
なるだろうということを知っています。

だから、普通のふりをして生きています。

普通のふりをしても無理はかなりありまして、、、
周りに合わせて(過剰適応して)
生きていたりしますから、
実に疲れやすく、ダウンしやすい状態です。

一方では、そんなことを一切気にせず
「僕は自閉症ですから、かなり細かいところまで記憶できますよ」とか
「感覚過敏がありますから、太陽が照りつける日は出かけられないです」と
はっきりと自分の特性を公言している子もいます。

どちらにせよ、彼らにとって
発達障害の特性を多く持って
一般的な人たちと一緒に、
この社会で生きることは
どれ程、しんどいことか(生きづらいことか)を
より多くの人達が理解していかなければなりません。

「私、自閉症です。私はとことん追及していけるタイプですから
東大に合格したんですよ。ここで更に、研究に没頭していきたいと思います」とか

「僕はADHDなんですけどね、結構、瞬発力や行動力があるんですよ。
だから、将来は起業しようと思って慶応大学で経営を学んでいます」とか

「私はLDがあって、読み書きに困難があるのですが、
創作することが本当に好きなんですよ。
でも、どこの大学にも私が望む創作の勉強ができるところがなかったんです。
いろいろ調べていると、私が望んでいた創作を学べるコースが
○○専門学校にあったので、こちらに通っているんです」とか、

「僕は小さい頃から本当に土いじりが好きで
土と一緒にいるだけで幸せを感じられるんです。
2歳の時に自閉症と診断されたんですけど、
7歳くらいまで言葉がしゃべれなかったんですね。
今でも、しゃべるより書く方が得意なので、
あまり人と対話しなくていい農業が僕に向いているかな?と思って
農業高校へ行って、それからずっと自然栽培で農業をしているんです。
将来の子ども達のことを考えたら、食の安全は大切ですから、
何としても安全なものを口にできる日本にしたいですよね」とかね、、、

そんな風に、気楽に自身の特徴について
話せる日本になっていくと、
人々はもっと楽に暮らしていけるんじゃないかな~?

そして、そんな大人たちの周りで育つ子ども達は、
気持ちを楽にして学校へ行けるようになると思うのですが、、、
いかがでしょうか?

著者で教育家のケン・ロビンソン氏がTEDで話した内容はとてもいいです。
ぜひ、聞いてみてください↓
ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」

9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の
記念講演会のお申込を本日〆切ります。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、子どもに関わる仕事をしている人、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込はこちらからです↓
インクルーシブ教育って何?
また、横文字?
あ~、怪しい教育が始まるの?
などなど、、、

この聞きなれない「インクルーシブ教育」ですが、
実は、このインクルーシブ教育というのは
文部科学省が推奨している教育のことなのです。

じゃ、なぜ?文部科学省が推奨するインクルーシブ教育について
誰も知らないの?と聞かれそうですが、、、

それは、文部科学省ががんばっているようで
あまり的を得た形で頑張りきれていないのかもしれませんね。
予算のこともありますし、、、

現状の教育システムのままでインクルーシブ教育導入は
かなり難しいでしょうから、なかなか進めていきにくいのでしょう。

でも、考え方だけでも導入することはできるかもしれませんから
私も少しづつ伝えていくようにしています。

野口晃菜さんという研究者が日本にはいましてね。
この方、私よりもう~んと若いんですけど、
すごい人なんですよ。
インクルーシブ教育を日本に広めるために、
夏休み中は全国公演をやっちゃった人です。
広島にもお越しになりましたよ。

そのとき、私も野口さんと少しばかりお話する機会がありました。
子ども達のことを、しっかり見つめていて、
子ども達への関わり方の工夫をしっかり世に広めていける人だと
確信しましたよ!

野口晃菜さんについてもっと知りたい人はこちらから読んでみてください↓
2015.8.19 社会を変える"インクルーシブ教育"
自分と相手を知ることが社会生活の出発点に


インクルーシブ教育をすすめていくために
9月13日(日)学習・発達支援員養成講座の記念講演会を開きます。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、子どもに関わる仕事をしている人、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込〆切は9月1日です。お申込はこちらです↓
行動理論に基づき、多様な発達をしている
子ども達への関わり方をお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

昨日まで、息子と小旅行に出ていて、
帰宅すると中国新聞に掲載されているのを見て
あらまあ!びっくり!結構大きく写真が出ていたのですね(笑)

「中谷さ~ん!新聞見ました~!」と言ったメールも
たくさん届いていて、、、こちらも恐れ入ります。

そう、今年10月から広島で初めてなんですけれど、、、
LSA(学習・発達支援員)養成講座を始めるんです。
NPOエッジNPO星槎教育研究所と協働でやっていきますので、
あたたかい応援いただけるとうれしいです。

さて、どうして広島で「学習・発達支援員」を養成していくの?
というご質問がありそうなので、少しばかり説明しますね。

私は現在、主に特別支援教育や
発達障害について取材をすすめているわけですが、
学校現場がとても大変な状況になっているのを
目の当たりにしています。

子ども達だけでなく、教師も保護者も
周りの子ども達もみんな、何かしら困っているのです。

これは何とかせねば!と思って
重い腰を上げたのが3年前!

始めのうちは、発達障害を正しく理解してもらおうと
定期的にセミナーを地域福祉センターなどで開いていましたが、、、
そんなことだけでは一向に正しい理解にはつながらない!
どうしよう?と私は悩んでいたわけです。

学校現場では解決しにくい様々な問題があるのですが、
その中でも発達障害の特性理解がすすめば
かなり解決できることが多いな~と私は思っています。

たいていの保護者は、親の育て方で
子供が発達障害になると誤解していますし、、、

たいていの教師は、障害特性に合わせた対応の仕方を
学んでいるわけではありませんから、
通常学級における特別支援教育の専門性がないわけです。

だから、教師は子ども達の障害特性に気づきませんから
障害特性を怒鳴って脅して何とかしようとするわけです。

そうすると、次の年あたりから学級崩壊になって、
その学級を穏やかにするために、
更に怒鳴る、厳しい罰を与えるといった
悪循環となってしまうわけです。

そのうち、不登校児や反抗する生徒が続出!
なんてこともあるわけです。

また、子ども達もまさか自分に発達障害の特性があるなんて、、、
まさか教師や親にも発達障害の特性があるなんて、、、
気づきもしませんし、、、

周りの大人たちも、自分にも発達障害の特性があると
気づくことができる人はごくわずかですから、、、

どうしても、子ども達は障害特性を叱られながら
育っていくことになってしまいます。

そうすると、自己肯定感が低下していきますから
思春期あたりから二次障害が始まって、
不登校やひきこもりだけでなく、
うつ病になったり、リストカットが始まったり、
反社会的行為をする子も増えてくるわけです。

みんなが発達障害の特性理解をすすめて
適切な関わり方やサポート方法や
生き方の工夫を知っていれば
問題行動も起きませんし、、、
多様性が認められる学校教育となっていくわけです。

そうすると、子供の頃から
「人はみんな違う」ということを理解して大人になっていきますから、
自分と他者との違いを認め合うことができる大人が増えていくわけです。

そうすると、とても穏やかな社会をつくることができるな~と
思ったわけですよ。

そんなこんなで、新たな挑戦!
広島で学習・発達支援員を養成しよう!と決めました。

こちらが昨日、中国新聞に掲載された記事です↓


2015年8月27日(木)中国新聞 掲載

9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の記念講演会を開きます。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、子どもに関わる仕事をしている人、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込はこちらからです↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

「自分の子どもさえ良ければ」を乗り越えられるかと題して
日本の教育について重要なことを
大内祐和中京大学教授が指摘していらっしゃいますので紹介します。

以下、抜粋です↓
急速な授業料の上昇と奨学金の有利子化の背景には、
「教育への公的支出の抑制」がある。
大学の費用については、1980年頃までは
「公的支出>家計負担」であったのが、
1980年代前半から「公的支出<家計負担」となり、
2000年以降は家計負担が公的支出の約2倍となっている。

そのため、子どもが大学生の家庭では、
その期間は貯蓄率がマイナスになるデータが出ている。
子どもが小さい時にせっせと貯金をして
(あるいは学資ローンを組んで)、
大学入学後にその貯蓄を取り崩すのが、
日本の家族の平均像である。

これほど膨大な家計負担になっているにも関わらず、
教育に投入する税金を増額すべきだという議論は、
なかなか盛り上がらない。
税金を活用して
「すべての子どもに教育機会を」と考えるのではなく、

なるべく税金を減らして、
自分の子どものためだけにお金を使いたいと
考えている親が多いからだ。


「教育熱心な家庭」というが、

それは「自分の子どもさえ良ければ」=「自己チュー」を
意味していることが多い。


こんな「自己チュー」社会をもたらした最大の責任は、
教育予算を削減してきた政府・財界支配層にある。
しかし、その一方で「自分の子どもさえ良ければ」と
子どもの学費や塾代には関心をもっていても、
政府の教育予算には関心をもたなかった
私たち一人ひとりのあり方も問われているのではないだろうか。

詳細を読みたい方はこちらからご覧ください↓
editor 貧困と格差「生まれながらの差別」に鈍感な日本社会
「自分の子どもさえ良ければ」を乗り越えられるか
大内裕和中京大学教授


9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の記念講演会を開きます。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、子どもに関わる仕事をしている方、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込はこちらからです↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

行動理論に基づき、多様な発達をしている
子ども達への関わり方をお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

さて、昨日「怒鳴る指導は無知なのよ~」と題して
簡単に説明しすぎたところ、、、
「怒鳴ることも必要だ」と
お伝えくださった方がいました。

そんなことは、特別支援教育を勉強している人であれば
誰もが知っていることでありまして、、、

とは言っても、怒鳴ることが必要なのは
「命の危険」がある時くらいだろうと思います。

躾のために「怒鳴る」
人に迷惑をかけたから「怒鳴る」ということは
できれば、しない方がいいです。


アメリカの研究で身体的虐待よりも
「怒鳴る」等の言葉の虐待の方が
脳に悪影響を及ぼすという報告があります。

日本でも研究報告がありますので読んでみてください↓
幼い脳、悲しい防衛本能、言葉の暴力で委縮

指導者が子どもの発達についての知識がなくて
子どもがわざとやっているように見えたり、
ふざけているように見えて、腹が立ち、
感情コントロールできなくて怒鳴る場合は、
まずは子どもの発達と様々な社会問題について
勉強していかれるとよいと思います。

子どもの言動にはすべて意味がありますから。

たいていの子どもが、
人に迷惑をかけるようなことをする時というのは

その行為が人に迷惑をかけていると認識していないか、
脳機能の不具合から衝動性などがあったり
感情コントロールがうまくいかない等が考えられます。

わざと人に迷惑をかけている場合は
「自分に目を向けて欲しい」「構って欲しい」ということもありますから
余裕のある大人であれば、じっくり話を聞いてやることもできます。

つまり、余裕のない人や、人のせいにしがちな人は
子どもに関わる仕事につかない方がいいのです。

子どもに関わるというのは、
膨大な知識と関わり方の技術がなければ
そう簡単にはいかないと、私は痛切に感じています。

子ども達は育てられている環境によって
多様な発達をしていくわけで、
「親のしつけがなっていない」と言ってしまっては
これから大人になっていく子ども達の未来がなくなってしまいます。

子ども達に関わるすべての大人がみんなで一緒に
子ども達を大切に育てていく気持ちが必要でしょう。

たいていの子どもは、丁寧に穏やかに教えてやれば理解できます。
そして、大人の言うことに健気に従ってくれます。

子どもによっては聴覚的情報処理がうまくいかない子もいますので、
肯定的に書いて教える方法など、様々な支援技術が必要となってきます。

そうすると、かなり勉強しておかないと

教師やコーチ等をしている人達は
どうしても親のせいにしたくなるのですね


しかし、親のせいにばかりしていても
一向にこの世の中は良くなっていきませんから
気づいた人(支援者や教師、子どもに関わる人達)が
子ども達に寄り添うことができる
支援
技術を身につける必要が出てきています。

親がうまく子育てができない場合は
うつ病などの精神疾患にかかっていることも多く、
周りからの助け等もなく、母親一人で
何もかも抱えてしまっていたり、、、

また、親子共々、知的障害や発達障害などに気づかず、
うまく生きていけないことにもがいていたり、、、
社会的支援が必要なことも間々あります。

ですから、うまく対応できる人が
子どもに丁寧に教えて育てていけばいいのですね。


子どもとの関わり方については
ある程度、応用行動分析や心理学などを勉強していないと、
どうしても、思いつきで、我流でやってしまいますから、
子ども達の発達に、とても危険なことをしてしまいます。

大半の子ども達が何らかの困難さを抱えて生きています。
さまざまな目に見えない障害もあります。

そのため、来年から障害者差別解消法が施行されます。


この法律は26の本則の条文と附則からできていて、


1、障害を理由に差別的取扱いや権利侵害をしてはいけない。

2、社会的障壁をとりのぞくための合理的な配慮をすること。
3、国は差別や権利侵害を防止するための啓発や知識を
  広めるためのとりくみを行わなければならないこと

を定めています。

つまり、「2」の合理的配慮の提供を義務化していますから
例えば、読み書き困難があり苦しんでいる
ディスレクシアの子ども達に、

無理解のまま、学校内でipadを使って
学習することを禁止することはできません。


怒鳴って、無理矢理といった方法は、法にふれることになります。

手足を動かしている方が学びやすい
ADHDの子ども等に
じっとさせ続けて授業を聞かせることも
法律違反となりかねませんから

身体を動かしてもいい授業づくりの工夫が必要となってきます。

そうすると、専門性のない教師やコーチは
しょっちゅう法律違反となってしまうため、
これから大変な時期になっていくと思われます。

皆さん、心して勉強していきましょう。

広島初の学習・発達支援員養成講座スタートを記念して
9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の記念講演会を開きます。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、子どもに関わる仕事をしている人、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込はこちらからです↓

たいていの子ども達も保護者も
教師やスポーツコーチは「怒鳴る」ものだと思っています。

それは、いつも彼らの怒鳴っている姿を見ているからです。
そして、教師やスポーツコーチは
怒るのが当たり前になっているのです。

しかし、彼らが本当に勉強をしていて
知識人なのであれば、怒鳴るのをやめるでしょう。

それは、怒鳴ることが子どもの脳への悪影響については
もう何年も前から知られていることだからです。

怒鳴って、子どもを従わせようとする教師やコーチは
技術がないということ。
知識もないということ。

弱い人間が強く見せるために
怒鳴ることがよくありますが、
「弱い犬ほどよく吠える」そんな感じなのでしょう。

教師やコーチには
怒鳴るよりも「知識」や「技術」を
身につけて欲しいものです。

小学校教師で特別支援教育士の関田聖和先生が
とても大切なことを書いていらっしゃいますよ。
読んでみてください↓
学びの場com 学校・授業をより良くする教育ネットワーク

このブログの続きはこちらです↓
怒鳴る指導は法にふれるかも !?


教育も子育ても、たいていの人が、
我流で(思いつきで)やっています。

そして、うまくいかないと、子どものせいにしたり、
発達障害と言ってみたり、、、

自身が「無知」であると気づいて
掘り下げて(いろいろな視点から深く)勉強してみようと思う人も少なく、
この世の中は、ますます障害に対する「差別」や「偏見」が
強くなっていっているように思うことさえあります。

昨今、発達障害という言葉がひとり歩きし始めて
個性が強かったり、やんちゃな子どもをみると
「あの子、発達障害よ」と言って、
忌み嫌っている人達をちらほら見かけます。

発達障害の特性というのは誰もが持っているものであり
多かれ少なかれ、すべての人に関わることなのですが、、、

「発達障害」という言葉を
レッテル貼りとして使っている人を見ていると、
深く知れば、自身も発達障害の特性をたくさん持っていることに
気づくだろうな~と思うことがあります。

いや、その方々の話をよく聞いていると
「あなただけでなく、あなたの夫もそうかもしれない。
更には、あたなのご両親もそうかも!?」と
思ったりすることもあります

こういった人たちは、
他人のことには気づきやすいけれど
自分のことに非常に気づきにくいのか?
他者の批判ばかりしている人もいます。

恐らく自己認知力が弱いのだろうな~と思っています。

また、極端な捉え方をしやすかたったり、
偏った受け止め方などをするため、
ますます「差別」や「偏見」を生み出していることもあります。

サポートが必要な人達なのかもしれません。

子ども達を療育センターなどへ連れて行って検査をするというのは
レッテル貼りでも何でもなく、その子の得意と苦手を知るためです。

得意なところが分かれば、
そこをどんどん伸ばしていけばいいわけで、
そして、苦手なところが分かれば、
そこを「そっと」私達大人が
みんなで一緒に支えてやればいいのです。

それを「支援」とか「サポート」と言います。

子ども達はさりげなく支えられることによって
生きる力をつけていくことができますから、
次第に自分で工夫して「前向きに」生きることができるようになります。

そこを私達大人は理解できていないのだろうと思います。
だから、「発達障害」という言葉をレッテル張りとしてしまう
困った問題が起きています。

この世の中で長年、生きていくうちに
障害=「いけないもの、ない方がいいもの」といった考え方が
刷り込まれてきているのでしょう。

私は「障害」というのは
その人に障害があるのではなく、
人と人との間に、違いを認め合うことができない
障害=「大きな障壁」があると思っています。

人には障害はないのです。
人と人との間に障害があるだけなのです!

そこで、まずは教育や子育てに関わる人達が
子ども達の多様な発達について正しく理解して、
子ども達の個性をつぶさないように
あたたかく大切に育てていけるように
広島でもLSA(学習・発達支援員)を養成していきます。

それにあたり、9月13日(日)広島で、
子ども達の個々の特性に合った生き方をサポートするために、
学習・発達支援員について説明をします。

一人一人が、無知なまま、教育や子育てに悩むのではなく
子どもの発達について正しく理解して
適切なあたたかいサポートができるように、
そして、みんなが穏やかに暮らしていけるように、
更には、違いを認め合える教育システムができていくように、
私は努力していきたいと思っています。

9月13日(日)学習・発達支援員特別記念講演会
詳しくはこちらからご覧ください↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

私達は広島に住んでいるけれど、
原爆について、ほとんど何も知りません。

約30年前の話ですが、
数年ほどアメリカに住んでいたとき、
私が「広島から来ました」と言うと
たいていのアメリカ人が広島の原爆について、
あれこれ質問してきました。

「原爆が落ちたとき、広島はどんな状態になったの?」

「何人くらい死んだの?」

「あなたの両親は原爆にあったの?あなたは被爆二世なの?」

「原爆が落ちたあと、草木はすぐに生えたの?何を食べて生きたの?」

「あなたのお父さんやお母さんは原爆で何か重い病気になったの?」

などなど、、、いろんな質問を受けました。

でも、私はほとんど何も答えられませんでした。

当時、20代前半、学生だった私が知っていたのは、
祖父母から少しばかり聞いたことのある
「西の空が夕焼けのように、ピカーっと光った」という話と
小学校で見た「はだしのゲン」という映画だけでした。

10年くらい前から、
原爆体験記や原爆詩の朗読ボランティアをするようになって
私は原爆について、ようやく深く知ることができるようになりました。

なぜ?広島の人達は原爆を語りたがらないのか?
この頃から原爆の悲惨さを知って、ようやく分かってきました。

原爆を体験した人達が差別や偏見の中で生きてきたということ。
あまりの恐ろしさのため語り継ぐことができなかったということ。
語ることで、当時の恐ろしい光景が脳裏に蘇ってきて
フラッシュバックが起きて苦しくなるということ。

そんな中でも、後世に伝えていかなければならないと
苦しみの中で原爆体験記を書いてくださった方々がいるということ。

そして、その体験記に深く感謝して、
それを伝えていくのが、
今を生きる私達の使命なのだと思います。

無関心と無知が、もっとも平和から遠のいていくような気がします。

こちらから70年前に何が起きていたかを知って頂ければと思います↓
「広島の視線」広島の助産婦の証言ー原爆による奇形

広島初の学習・発達支援員養成講座スタートを記念して
9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の記念講演会を開きます。
学校関係者、児童デイ、家庭教師、塾講師、
子育てが一段落した保護者の方々、ぜひ、ご参加ください。
お申込はこちらからです↓
ううっ!昨日のラジオ放送のご案内をするのを
日本インクルーシブ教育研究所の会員の皆さまにも
メルマガ登録者にも、すっかり忘れたまま、、、
オンエアとなってしまいました。ごめんなさい。

こうやって、毎回、放送日時をお知らせするのを忘れてしまう私なので、
MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!は毎月第2火曜日午後4時~と
覚えておいて頂けると助かるな~。

それで、昨日は「自閉症・話し合いの技術を学ぶ」をテーマに話してみました。

まず始めに、水田アナと石田ディレクターが
私がスタジオに入った瞬間に「素敵~!」って、
洋服を褒めてくださったので、、、
どんな洋服だったのか?写真を載せておきますね。
そんなこと、どうでもいいですか?(笑)

帰宅後、車の中で写真を撮ってみたのですが、
写真を回転させても、どうやっても逆さに貼り付けられてしまう

なぜなんだ~!どうなってんだ~!

まっ!褒められた洋服がどんな感じかが、、、
分かればいいだけのことですから、
こんな感じ~ということです(爆笑)

さて、私は褒められた洋服を頻繁に着るようになりますので、
これから私とお会いする皆さま、どうか「また着てる~」なんて
言わないで頂けると助かります。
人は褒められると、褒められたことを繰り返してしまうのですよ。

ということは、、、
子ども達の良い行動を褒めてやるといいということです。
子どもも(私と同様に・笑)褒められた行動を繰り返し行うようになりますから、
その褒められた行動が定着していきますよ。
お試しくださーい

と、そんなお話もラジオでしました。

では、ここからは、昨日ラジオで話した「話合いの技術」について
まとめておきますので参考にしてください。

まず、私達が話し合いを持つとき、どうするかを考えてみました。
日本では、自分と相手の意見が違った場合は、
たいてい互いの意見を調整して、
互いに妥協していくことが多いです。

このやり方だと、相手が何を考えているか理解できないといけないし、
自分がこうすると相手がどう思うかを予想できないといけないし、
状況がどうなるかも事前に予想できないといけないし、
更には、状況を正しく理解して、
相手の行動を予測する能力がいりますね。

でも、自閉症の人達は相手がどういったことを考えていて
どういった感情をもっているかを
正しく理解することが苦手なので、
話し合いをするとき、どうしてもうまくいかないんです。
とても苦労しているということです。

私達は言葉だけでなく、声の調子や話し方、
顔の表情、手ぶり身振りなどから、
言葉以外の情報まで読み取ったり、
受け取ることができるんですね。
だから、言葉の背景にある相手の気持ちや感情が分かるわけです。

こういった能力は、
自閉症の人達からするとミラクルなわけです。

自閉症の人達にとって、声の調子とか顔の表情というのは
正確に読み取ることが実に難しいので、
当事者の人たちは「よく分からない」と言われます

だから、よくわからないまま、相手から情報を読み取り続けるわけですから
人間関係の中で、誤解が生じ続けることが分かりますね。 

誤解が生じ続けると、大きな問題に発展していくこともありますし、
本人も周りもしんどくなってしまいますから、
話合いのスキルを身につけておくという方法もあります。

子どもの話し合いの発達段階を4つに分けてみます。

1、相手の意見をうまく理解できなくて自己中心的になる↓
  行動としては、暴力をふるう、泣く、逃げる等をします。

2、相手も自分も意見が違うということは分かるけれど、
  うまくやりとりできない↓
  一方的に相手を従わせようとしたり、自分の意見をあきらめます。

3、自分の立場と相手の立場が分かるようになって、
  自分の意見も相手の意見も大切に考えるようになる↓
  相手に理由を伝えたり、相手の理由を尋ねるようになります。

4、客観的に見ることができるようになって、よりよい方向に
  協力し合ったり、
互いの意見を調整するようになります。

この4つの段階を見ると、たいていの自閉症の子ども達は
幼少期に1とか2の段階なのですが、
繰り返し、練習をして、3から4に持っていくことができます。

まずは書いておいて、それを見ながら練習していくといいです。

①自分のしたいことと、その理由を相手に伝える
②相手のしたいことと、その理由を相手に聞く
③お互いの納得いく解決案を提案する
④自分の提案した解決案に、相手も賛成してくれたら話し合いを終える。
 *相手が反対したら相手の考える解決案を聞いてみる
⑤相手の提案した解決案に自分も賛成するなら話し合いを終える。
 *自分が反対する場合は、自分の考えた「他の解決案」を提案する

これをお互いに納得するまで繰り返します。

最初は2人で、
ロールプレイをして練習を繰り返していくといいです。

少しずつ慣れてきたら、3人にして練習をしてみる、
そして、うまくいけば、場面設定を変えてみる等して
スモールステップで練習していくといいでしょう。

自閉症の人達は一般の人達のように
話合いの技術も、自然に学ぶことが難しいので
こうやって練習するということも必要なのです。

以上、昨日のラジオ放送でお話した内容です。
しゃべった内容をすべて書き出すことはできませんでしたが
参考にしていただければ幸いです。

9月13日(日)LSA(学習・発達支援員)養成講座の記念講演会を開きます。
広島初の養成講座スタートを記念しての講演会です。
ぜひ、ご参加頂ければと思います。
詳細はこちらからご覧ください↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

ううっ!昨日のラジオ放送のご案内をするのを
日本インクルーシブ教育研究所の会員の皆さまにも
メルマガ登録者にも、すっかり忘れたまま、、、
オンエアとなってしまいました。ごめんなさい。

こうやって、毎回、放送日時をお知らせするのを忘れてしまう私なので、
MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!は毎月第2火曜日午後4時~と
覚えておいて頂けると助かるな~。

それで、昨日は「自閉症・話し合いの技術を学ぶ」をテーマに話してみました。

まず始めに、水田アナと石田ディレクターが
私がスタジオに入った瞬間に「素敵~!」って、
洋服を褒めてくださったので、、、
どんな洋服だったのか?写真を載せておきますね。
そんなこと、どうでもいいですか?(笑)

帰宅後、車の中で写真を撮ってみたのですが、
写真を回転させても、どうやっても逆さに貼り付けられてしまう

なぜなんだ~!どうなってんだ~!

まっ!褒められた洋服がどんな感じかが、、、
分かればいいだけのことですから、
こんな感じ~ということです(爆笑)

さて、私は褒められた洋服を頻繁に着るようになりますので、
これから私とお会いする皆さま、どうか「また着てる~」なんて
言わないで頂けると助かります。
人は褒められると、褒められたことを繰り返してしまうのですよ。

ということは、、、
子ども達の良い行動を褒めてやるといいということです。
子どもも(私と同様に・笑)褒められた行動を繰り返し行うようになりますから、
その褒められた行動が定着していきますよ。
お試しくださーい

と、そんなお話もラジオでしました。

では、ここからは、昨日ラジオで話した「話合いの技術」について
まとめておきますので参考にしてください。

まず、私達が話し合いを持つとき、どうするかを考えてみました。
日本では、自分と相手の意見が違った場合は、
たいてい互いの意見を調整して、
互いに妥協していくことが多いです。

このやり方だと、相手が何を考えているか理解できないといけないし、
自分がこうすると相手がどう思うかを予想できないといけないし、
状況がどうなるかも事前に予想できないといけないし、
更には、状況を正しく理解して、
相手の行動を予測する能力がいりますね。

でも、自閉症の人達は相手がどういったことを考えていて
どういった感情をもっているかを
正しく理解することが苦手なので、
話し合いをするとき、どうしてもうまくいかないんです。
とても苦労しているということです。

私達は言葉だけでなく、声の調子や話し方、
顔の表情、手ぶり身振りなどから、
言葉以外の情報まで読み取ったり、
受け取ることができるんですね。
だから、言葉の背景にある相手の気持ちや感情が分かるわけです。

こういった能力は、
自閉症の人達からするとミラクルなわけです。

自閉症の人達にとって、声の調子とか顔の表情というのは
正確に読み取ることが実に難しいので、
当事者の人たちは「よく分からない」と言われます

だから、よくわからないまま、相手から情報を読み取り続けるわけですから
人間関係の中で、誤解が生じ続けることが分かりますね。 

誤解が生じ続けると、大きな問題に発展していくこともありますし、
本人も周りもしんどくなってしまいますから、
話合いのスキルを身につけておくという方法もあります。

子どもの話し合いの発達段階を4つに分けてみます。

1、相手の意見をうまく理解できなくて自己中心的になる↓
  行動としては、暴力をふるう、泣く、逃げる等をします。

2、相手も自分も意見が違うということは分かるけれど、
  うまくやりとりできない↓
  一方的に相手を従わせようとしたり、自分の意見をあきらめます。

3、自分の立場と相手の立場が分かるようになって、
  自分の意見も相手の意見も大切に考えるようになる↓
  相手に理由を伝えたり、相手の理由を尋ねるようになります。

4、客観的に見ることができるようになって、よりよい方向に
  協力し合ったり、
互いの意見を調整するようになります。

この4つの段階を見ると、たいていの自閉症の子ども達は
幼少期に1とか2の段階なのですが、
繰り返し、練習をして、3から4に持っていくことができます。

まずは書いておいて、それを見ながら練習していくといいです。

①自分のしたいことと、その理由を相手に伝える
②相手のしたいことと、その理由を相手に聞く
③お互いの納得いく解決案を提案する
④自分の提案した解決案に、相手も賛成してくれたら話し合いを終える。
 *相手が反対したら相手の考える解決案を聞いてみる
⑤相手の提案した解決案に自分も賛成するなら話し合いを終える。
 *自分が反対する場合は、自分の考えた「他の解決案」を提案する

これをお互いに納得するまで繰り返します。

最初は2人で、
ロールプレイをして練習を繰り返していくといいです。

少しずつ慣れてきたら、3人にして練習をしてみる、
そして、うまくいけば、場面設定を変えてみる等して
スモールステップで練習していくといいでしょう。

自閉症の人達は一般の人達のように
話合いの技術も、自然に学ぶことが難しいので
こうやって練習するということも必要なのです。

以上、昨日のラジオ放送でお話した内容です。
しゃべった内容をすべて書き出すことはできませんでしたが
参考にしていただければ幸いです。

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