第3期 学習・発達支援員養成講座 8回目 最終アンケート紹介 | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

 

こんにちは。多様性が認められる教育にしていくために

広島でインクルーシブ教育の普及啓発活動をしている

NPO日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

先週日曜日、広島で開催している

第3期学習・発達支援員養成講座は8回目を迎え、

無事終了しました。

 

最終日は午前中、テストと事例検討で

午後からはロールプレイイング(寸劇発表)、

修了式、茶話会といった流れとなっていて、

テストに合格した人には修了証書とライセンスカードをお渡ししました。

 

ロールプレイイングでは穐山和也先生がお越しくださり

学校現場では実際にどのような状態で、どのような対応が必要か

また、担任の先生とどのように連携していくか等コメントをいただきました。

 

穐山先生は広島市内の小学校の先生で

LD学会の特別支援教育士スーパーバイザーをお持ちです。

 

 

では最終アンケートを紹介します。

 

1、本日の学習・発達支援員養成講座最終回はいかがでしたか?

・最後は実際にあり得るケーススタディで大変役立ちました。
実際支援で入ると、その立場上、色々と悩みが多そうですが、

そこはタフに!乗り越えていき、様々な経験を積んでいきたいと思いました。
【放課後児童クラブ臨時支援員】

・テストはとても緊張しました。
自分の考えや思いを客観的に文章化することの難しさを痛感しました。
ただこの文章化は行動観察には必要ですので

数多くこなしスキルを上げていきたいと思いました。
ロールプレイングはグループの皆さんと話し合いながら

色々な場面設定をもとに発表するというのは

なかなか度胸が必要でしたが、こういう経験が自分の糧になると思いました。
私は特性のある子の役をしながら

「こんな思いを抱えているのかな…」と考えさせられました。
【保育士】

・ドキドキしつつもロールプレイングすることで

体感し頭で思っているほど言葉も体もスムーズに動かない分、

文章化してまとめておくことが重要だと思いました。
またいい方向を話し合いながら作り上げることで

分かり合えたり話しやすくなったりができ、達成感がありました。
【英会話講師】

・事例検討・テストは意味をはき違えて書いてしまったところもありましたが、

今回の講座で学んだことを思いだしながら無い頭をひねり出して記入しました。
グループでの検討・発表は皆さんの学習の深さ、

そして演技のクオリティの高さに驚きつつ

穐山先生・中谷さんの解説で様々な対応や工夫があることを

改めて感じることができました。
最後の最後で受講者の皆さんと色々お話しできて楽しくもありました。
【保護者】

・ケースのシナリオを考え演じたり、他のケースを見たりするなかで、

知識が映像で見ることができてさらにどのようにしたら良いかが

自分の中に定着したと思います。
【教育の絆コーディネーター】

・自分の考えを書くことが不得意なので事前に問題をもらっていたが、

やはり考えを書くことができず何度も消して時間切れになってしまいました。
どきどきの1日でした。
ロールプレイをグループで話し合いをしているときは楽しくでき

上手くシナリオができていたが、実際はぐだぐだになってしまい残念でした。
他のグループのロールプレイが見事だったので

驚きとその後の解説・アドバイスがすぐに聞け、

現場を模擬体験でき、良かったです。
茶話会での皆さんのお話に自分は場違いだったのでは、

と思うほどどきどきでしたが、

自分の番が来て思った以上に上手に話せた自分に驚きました。
【ホームティーチャー】

・とても内容の濃い最終回でした。
奥が深い分野なのでゴールは見えない感じですが

喜びも深いので一生のテーマとしたいです。
【保護者】

・テストの解説でもまだまだ勉強不足と実感しましたが

引き続き勉強していかなければと改めて思いました。
劇の方でも皆さんと打ち合わせをする中で学ぶことも多く、

また、他のグループの発表を見ても気付かされることがたくさんありました。
学校現場にいますが、1人でも多くの先生方が

発達支援を学ぶことが教育現場がhappyになっていくと思います。
引き続きよろしくお願いします。
【教員】

・ケースを想定してグループで考えたことで

自分の意見でなく多様な意見が出て勉強になりました。
現場にいないので劇にすることによりリアルに見れたことがためになりました。
【保護者】


・まだまだ勉強が足りていないことを実感しました。
終わりではなく始まりだと感じています。
【看護師・居宅介護支援管理者】

・本校の生徒に似たケースが2つあり、とても参考になりました。
グループで寸劇が出来上がるのか不安でしたが、

ケースをまとめて来られた方、筋書きを作成してくださる方、

どんな役でもやると言ってくださった方でうまく役割ができ、

とても安心しました。
【教員】

・グループに分かれての話し合いがとても良い経験になりました。
それぞれの意見をのべてそれをまとめていく過程で

皆さんの温かい気持ちなど感じることもできました。
寸劇後の先生のコメントもとても参考になりまだまだお聞きしたいところです。
最終回はとても楽しかったです。
ありがとうございました。
【放課後等デイサービス】

・最初は不安だったし私みたいなものがやっていけるかと思っていました。
毎回中谷先生が「支援は1つではない」と言われ、気持ちが楽になりました。
でも最終日は疲れました。
【放課後児童支援員】

・今日の事例検討でどんなことが考えられるか支援の手立てなど、

初めて講座に参加した時に比べると

色々なことを考えられるようになった自分がうれしかった。
同時にもっと色々なことを知りたい、学びたいという気持ちが増しています。
【放課後等デイサービス・児童発達支援事業所管理者】

・毎回感じることですが、講座の受講者の方の意欲に驚かされます。
グループでの討議の時は皆さん積極的に発言され、

すごいなー…と感心ばかりで全く自分の思いが言えず後悔したので

(私の特性ですね)少し心残りでしたが良い経験になりました。
【支援員】

・ロールプレイはとても分かりやすかったです。
またコメントもありより理解しやすかったです。
理解しやすく分かりやすいというのは身近に感じより具体的だったからです。
現実は本や資料を見ながらではなく、頭に入っていることでしていく、

だから見ないでケースを検討してくださいという言葉が印象的でした。
そうだ!現場はそうだ!と実感しました。
繰り返し学んで身につけたいです。
【放課後等デイサービス】

・ロールプレイにより各特性に応じた色々な支援が考えられることが学べました。
まさに自己支援・自己理解について学んでこられたことを嬉しく感じています。
答えは1つではない、子どもご本人の状態に合わせた対応を行っていく

大切な体験ができたことがとても良かったです。
【社会福祉士・精神保健福祉士・保護者】




2、この養成講座に参加してみて全体的にいかがでしたか?

・昨年9月、何もわからないまま誓約書にサインしたことが懐かしいです。
実際に得た知識を現場で使ってみて、何度も助けられました。
これからもnever stop looking up(いただいた言葉)で頑張ります。
【放課後児童クラブ臨時支援員】

・当初は私にとって「場違いなのでは?」という思いがありました。
講座が進んでいくうちに自分を知りそして子どもを知る手掛かりがつかめ

何より現場で子どもたちに「○○しましょう!」と声をかけること、

その子の良い面を見出し褒めることが自然にできるようになり、

気持ちが今まで以上に(もともと楽天家です!)前向きになりました。
ありがとうございました。
【保育士】

・好き勝手に自分の特性が過ごしやすい選択をしてきて、

子育てで悩みが出た時にこのままではいけない、と思い受講したのですが、

自分を肯定できた・子どもへの声掛けが変わり子育てが楽しくなった・

保護者の方への話や生徒さんへの対応が変わったなどがあり

Happy度が上がりました。
【英会話講師】

・保護者の立場での参加で少々不安もありましたが

たくさん思いを持って参加されている方に出会え元気を頂くことができました。
自分を知ること、自分をコントロールすることの大切さ、

そしてみんな違ってみんな良いということ、

大切なことは目に見えないということ、本当にたくさんの学びを頂きました。
【保護者】

・発達支援についてはまったく知識がないままの参加になりましたが、

自分のことに置き換えたり我が子に置き換えたりして

自分のことを理解し私以外の人も理解したい、という気持ちになりました。
【教育の絆コーディネーター】

・ひょんなきっかけで参加を決断しましたが参加して良かったです。
すべてが初めてのことばかりで大変でしたが自己を知ることができ助かりました。
今回学んだことはまだまだ身についていないので

これからもこれを機に学び続けたいと思います。
【ホームティーチャー】

・講座内容が理解できるか不安だった。

→時間があっという間に過ぎるほどで刺激的でした。
【保護者】

・不安はあまりありませんでしたが、

逆に毎回受けながら今までの自分の関わり方に反省しました。
しかし回を重ねる度に学びが積み重ねられると同時に自己理解も深まってきました。
自己発見もたくさんありました。
【教員】

・発達障害の「は」の字の知識もありませんでした。
LD?何?ASD?何のこっちゃ?でした。
それに少なからず偏見も持っていました。
しかし学ぶごとに私も持ってるやん、

身近なあの人も持ってるやん、

と関係ない世界のことではないことが分かりました。
まだ見立てまでできませんが特性を少しでも理解できたと思います。

【保護者】

・一か八かのかけでした。八でした。
放課後デイサービスでのスタッフミーティングにどのようなことを意識していたか、

それをふまえて今日どう取り組むのか、

毎日時間を決めて考えを伝え合う時間を持つようにする等、

努力を重ねております。
【看護師・居宅介護支援管理者】

・現場と講座のギャップにどうしたら良いだろうと最初は戸惑うこともありましたが、

生徒のありのままを見ていく、出来たら褒める、

ということを意識していくことで生徒への見方が少しはプラスに変化してきたのでは、

と感じています。
しかし、分かったようで分かっていないこともたくさんあります。
アセスメントなど実践につなげられるようこれからも勉強し続けたいと思います。
【教員】

・参加していくなかで自分の特性に気付くことができました。
【放課後等デイサービス】

・職場でミーティングの時に色々な支援法を出し合い、実践しているところです。
【放課後児童支援員】

・仕事の関係で何回か休まなければならなかったので

補講についてのレポートも不安があったが、

家にいながら授業を受けたように分かりやすく取り組みやすかった。
【放課後等デイサービス・児童発達支援事業所管理者】

・みんなの前で発言する機会の多かったこの講座は、

割とハードル高めだな…と思いますが、

この経験も自己理解につながるんでしょうね。
毎回、ドキドキ(人前で話すの嫌だな)と正直思っていましたし、

参加者の皆様の堂々とした姿勢に気後れもしましたが、

そんな皆さんの意欲的な姿に引っ張って頂いて、最後まで受けることができました。
「生きる楽しさ」を教えていただいた、そんな時間でした。
【支援員】

・自分のことを知ることができた。
事業所が落ち着いてきました。
【放課後等デイサービス】

・我が子どもが特別支援学級と通常学級を利用し始めて、

今年中学に進級し2年目を迎えます。
彼の状態のことを思い浮かべながら学べたことで

私自身の気持ちが楽になりました。
そのおかげもあって中学1年生になった息子も自ら早起き身支度をして、

明るく元気に通学できています。
本当に、この機会に学べて私自身が変わったことがよかったです。
地域社会でも大人のADHDの方に出会うことがあります。
今後も学んでいきたいです。
【社会福祉士・精神保健福祉士・保護者】

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昨年10月から始まり、約7か月間、

子ども達が自分のことが好きと言えるように

そして、幸せな大人になっていけるように

一所懸命、勉強していただき本当にありがとうございました。

 

これからも引き続き、子ども達について深く理解できるよう

研鑽を積んでいって頂きますようお願い申し上げます。
 

 

さて、テスト中にスタッフが茶話会用の紙コップに

英語の名言を書いてくれていました。

裏には日本語訳も入っていましたよラブラブ

 

参加者に楽しんでもらおうとスタッフの井上と中田が

テスト中の皆さんの後ろで、せっせと書いていたわけです音譜

 

 

茶話会後、この紙コップを記念に持って帰ってくださった方もいましたドキドキ

ありがとうございます。

 

さて、第4期の学習・発達支援員養成講座は2018年9月30日から始まります。

先日、講師交渉もすべて終わり、今ホームページ制作に入っているところです。

詳細については今しばらくお待ちいただければと思います。

 

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NPO日本インクルーシブ教育研究所

 

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