気持ちが楽になって、子育てが楽しくなる | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

 

広島でインクルーシブ教育の普及啓発活動をしている

NPO日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

今朝、呉市社会福祉協議会内にある「ことばのおやこ教室」で

「気持ちが楽になって、子育てが楽しくなるコツ講座」と題して講演をしてきました。

呉社協の皆様、お招き頂きありがとうございました。

 

さて、今日は子どもはみんな多様で

その子その子の育つ道筋は違うのだというお話をしました。

 

そして、みんな自分に合った学びがあるわけで

合わないところで一生懸命がんばったとしても

結局、疲れて、その場にはずっとはいられないということ。

 

小学校へ上がる前に

「いちねんせいになったら、ともだちひゃくにんできるかな」と歌った記憶から

友達をたくさん作らなければならない、

いつも友達と一緒にいないと恥ずかしい、

どんな時も友達と常に一緒にいなければならない等となっていき、

友達を多く作ることが良いことだと思い込んでしまっている

子ども達がどれ程多いことか。

 

友達はいてもいなくてもいいし、

たくさん作ってもいいし、少なくてもいいんだよと

教えてくれる大人がそんなにいないこと。

 

今の日本の教育は誰もが同じであるということを前提とした教育になっているため、

誰もが違うということを前提としたインクルーシブ教育が必要であること。

 

子どもの問題行動は

子ども本人が問題を起こしているのではなく

私達大人が子どもに問題行動を起こさせるような

対応をしているということ。

 

そんな話から後半部分では子どもの好ましい行動を増やす方法と

子どもの好ましくない行動はどうやって減らすかを

行動理論に基づいて解説していきました。

 

しかしながら、いくら適切な対応方法を学んだとしても

子どもへの見方が否定的だと、全くもって子どもに良い影響を与えませんから

子どもへの見方を肯定的視点に変えると、

まずは自分自身が幸せになっていくという脳のくせ等についてもお話し、

みんなが幸せでいられる方法(ものの見方)をお伝えしました。

 

帰宅すると呉社協の担当者がメールをくださっていて

講演後、参加されたお母さん達から「今日は来てよかったです」

「すっと中谷先生の言葉が入ってきました」

「子育てのヒントがもらえました。実践したいと思います」等のお声が

あったそうで嬉しく思います。

 

みんなが心穏やかに幸せを感じながら子育てができるように、

そして日々、お母さん達をサポートしている呉市社会福祉協議会の方々に

深くお礼を申し上げたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

今日の講演会で話したような子どもの発達や関わり方、対応方法等は

NPO日本インクルーシブ教育研究所の学習・発達支援員養成講座や

ハートボイスプロジェクトの子どもをあたたかく育てるコツ講座でお話しているので、

詳しくお聞きになりたい方はこちらへどうぞ↓

NPO日本インクルーシブ教育研究所

ハートボイスプロジェクト

 

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