怒っても、注意しても、しかたないんだな~ | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

広島でインクルーシブ教育と発達障害への正しい認識普及活動をしている
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、小学校低学年くらいから
小児性のうつ病にかかっている子どもが
結構な数いるように思っている私です。

私達大人が子どものことをよく分かっていないまま
教育したり、子育てしているのが原因なのかもしれません。

子どもに「何で、そんなこともできないの!」

「さっき言ったでしょ!」「何度言わせれば分かるの!」等とと怒ってしまったり、

子どもに何度も指摘してしまう大人の気持ちも分からなくもないのですが、、、

 

こんな言葉をかけ続けられて育っていく子ども達は

本当に辛くて苦しくて「どうせ俺なんか」「どうせ私なんか」となってしまいがちです。

子ども達に辛い思いや苦しい思いを続けさせていると

どうしたって二次障害(もともとなかった障害)になってしまい

大人に反抗するようになったり、攻撃的になったり

ひきこもってしまったり、リストカットするようになったり、

いろいろな不具合が出てくるのです。

 

子ども達がそうなってしまわないように、

私達大人は子ども達がうまくできない時は

「この子はどうして、できないんだろう?」と疑問を持つことが大切です。


疑問を持つことで「子どもがどうしてできないのか?」は

たいてい見えてきます。
 

そうすると子どもの困難さを叱ったり指摘するのではなく

子どもを理解して手助けしてやることができますから

子どもが自信を持って育っていくようになります。

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そして「早くしなさい!」と怒りそうになったら
「自分とは時間の感覚が違うのかな?」と思ったり、

 

「私は子どもよりも何倍も長く生きてきたから

同じことを何度も経験して、早くできるようになっているけれど、、、
子どもはまだ生きてきた年数が短い。
だから、今、子どもは練習中!早くできなくて当たり前」と

思ってみるといいかもしれません。

「何で」「どうして」「早く」、、、
毎日毎日、怒られっぱなしの子ども達の気持ちに
ちょっと寄り添っていただけるとうれしいです。

怒られたり、指摘されることが多いADHDの子ども達を
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アメーバニュース 頭ごなしに叱っちゃダメ!ADHDの子どもを鬱にしない接し方

 

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