一人一人の心の動きが教育を変える | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

広島でインクルーシブ教育と発達障害への正しい理解
普及活動をしている特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

さて、知能は高いけれど困難さがいっぱいの子ども達が
通常学級にはいるのですが、、、

その子育ての難しさを痛切に感じているのが
保護者や教師だろうと思います。


基本的に、発達障害というのは障害と捉えるよりも、
脳のタイプが違う(脳の働き方が違う)といった捉え方をした方がいいわけで、
医療で対応するというよりも、
教育的支援が必要なのだと私は思うわけです。

学校で専門性をもって対応できるように
(国をあげて整備していけるように)
全国の各団体が文科省に伝えておりますが、

なかなか進みが悪いですね。

そこで、○○省というところで働いている人達が
良い仕事をしてくれないことにはいつまでたっても
日本の教育は変わらないのです。

しかし、その○○省とやらに務めている方々を
育てたのは(教育したのは)まぎれもなく日本の学校ですから、
ひとまず今の子ども達を
よりよい教育システムがつくれる
仕事人になっていけるように
教育していく必要がありそうです。


うちの息子がよく言うのですが、
「学校では、これはこうして、ああして、あれしろ!これしろ!と
言われた通りにしないと怒られるんだ」と。

決まりをたくさん作って、
子どもに多くの圧力をかけると
柔軟性のない大人を育てることになりますね。


そのためには、大学の教育学部では
【子どもの発達や脳について】や
【物事の捉え方や受け止め方を柔軟にする方法】
【感情コントロール】は必修科目とし、

免許更新の時は必ず
【子どもの行動の見方・捉え方・対応方法】
【発達障害の子ども達が生きにくい日本の文化的背景】
【自分の感情の背景に気づく方法】等について
講習が受けられるようにしていかないといけないでしょう。


たいていの人が、子どものことについて
「母親だけのせい」にする傾向があるように思うのですが、、、

子育ては母親だけに押しつけるのではなく、
社会全体で一緒に子育てをしていくものですから、

より良い日本をつくるために、
〇〇省に務める人達をより良く育てるために、
そして、より良い教育者を育てるために、

みんなで協力して子育てを上手にしていけるといいですね。
子どもはこの国の未来をつくる宝ですから。


誰かがこの社会を(教育を)変えてくれるのではなく、
私達一人一人の心の動きがこの社会(教育)をつくっているのですから、
私も一役買っていると思って、
毎日楽しみながらいろんな場所で、
いろんな子ども達の背景や脳の働き方や
関わり方についてお伝えしています。

一人一人の小さな一歩であっても
複数人になれば三歩くらいは進むでしょうし、
その輪がもっともっと広がっていけば
社会が、教育が大きく変わっていくと私は信じています。

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日本インクルーシブ教育研究所