自閉症の人だって共感できる | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

自閉症の人は、人の気持ちを理解するのに
困難さがあると言われていますが、、、

私はそんなことはないと思っています。

それは、大人になった自閉症の人達の話を聞くと、
「自分と同じ自閉症の特性がある人の気持ちは
痛いほどよく分かるし、共感することが多い」と
おっしゃています。

また、自閉症の子ども達を見ていても
近親憎悪というのでしょうか?

自分と同じような特性を多く持つ子どもを
ひどく嫌っていたりします。

「○○くんのこういうところが嫌いだ」なんて言っているのを聞いていると
「それって、あなたとそっくりなところだよね」と
突っ込みたくなることが度々あります(笑)

反対に、仲良くできる子がほとんどいないのだけれど
「○○くんとだけとはつきあえる」と言って
互いに、とても共感し合っていて
一緒に旅行したりしている子もいます。

人とのつきあいがとにかく苦手なのに
一緒に旅行ができる友達がいるということは
共感できる人が少ないながらも、いるということです。

私は恐らく、彼らは自閉症ではない人達の気持ちを
理解するのが難しいだけで、
同じような特性を持っている人達の気持ちはよく分かるのだと思います。

だから、自閉症の人達を
どうか「人の気持ちが分からない人」とは
言わないで欲しいのです。

彼らが分からないのは、
自分達と違った脳の働き方をする
多数派の人達の考えていることや
一般的な物事の受け止め方や捉え方が
分かりにくいだけなのだと思うのです。

こちらから、研究報告を読んでみられるといいと思います。
自閉症の人も共感することはできます↓
自閉症末くトラム症の人は同じ症状の人に共感する
京都大学が確認[2014.11.11]
マイナビニュース


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