お気持ちは分かりますが、、、私もしんどいのです | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

発達障害のお子さんを持つお母様が
よく私のところへ相談に来られるのですが、、、
というか、相談の予約をしていらっしゃるというわけではなく、
私と話をする機会があると、、、
悩みを打ち明けられるといった感じです。

更には、知らない方からのお悩み相談長文メールもよく頂きます。

こうやって、私に頼ってくださることを大変ありがたく思っています。
しかし、私は相談員でもカウンセラーでも臨床心理士でもなく、
そういった仕事をしているわけではなく、
情報を発信する仕事をしているだけなので、
大変申し訳ないのですが、お悩み相談には応じることができません。
ご理解いただけると助かります。
ごめんなさい。

皆さんのお気持ちはよく分かります。
たくさんの悩みがあって、どうしていいか分からない。
不安で不安でしょうがない。
そのお気持ちは痛いほど分かります。

でも、私はカウンセラーの訓練を受けているわけでもなければ
カウンセラーという仕事の知識さえもないのです。

よく、相談事業をする場合は共感しても共鳴してはいけないと言われますが
その通りで、私はカウンセラーではありませんから素人なわけです。
つまり、共鳴してしまうんですね(苦笑)

そうすると、人の悩みを多く聞いていると、
だんだん私の調子が悪くなってしまうのです。

どういうことかと言うと、
人の悩みを聞いているうちに、
私の脳が自分のことのように受け取ってしまい
私までも調子を崩してしまうという経験をするようになったわけです。
それはカウンセラーという仕事をしたことがないため、
その訓練を受けていないからなのです。

それで、人の悩みを聞くという仕事をしている人たちは
本当にすごいな~と、この頃、よく思うようになりました。

相当な訓練をしていないと続けられない仕事だろうと思うわけです。

さて、お母様達の話を聞いていると、
お子さんをどのように育てたらいいかというだけでなく、
お母様ご自身が自分の今の状態を理解することが難しい
ということが分かってきました。

お母様ご自身が人とどのように関わっていいか?分からない、
何が分からないかも分からない、、、
自分のことが分からなすぎてどうしていいか?分からない
といった状態の方が多いのだな~と
分かってきたわけです。

それと、お母様自身の中で
発達障害への正しい理解が進んでいない、
ということもあります。

それは、発達障害という言葉を知るまでは
たいていの人が「自分は普通」と思って生きていますから、
しかたないことなのですが、、、
これから、少しずつ、勉強して、理解を進めていくしかないのですね。

中には、話を聞いて欲しいけれど、
これ以上、私に聞いてもらえそうにないことが分かると
何とか私を振り向かせようと不適切な言動を始める人もいたりして、、、
びっくりしたこともありました。

こういったときは行動分析の「愛をもって見て見ぬふり」をしました(笑)
「私に相談するのではなく、カウンセラーのところへ行く」
という適切な方法を理解してもらわなければなりませんから。

私は、情報を伝える仕事をしているだけで、
カウンセラーでも相談員でもないことをご理解頂けると助かるのですが、、、
皆さん、どうも切羽詰っていらっしゃるのでしょうね。

とにかく、どこかへ怒りをぶつけたいといった様子が伺えます。

こういったことは行政に伝えていく必要があるのですが、
皆さん、あまり行政には言って行かれないようです。
どうしてなんでしょうね?

だから、行政に伝わっていかないため、
子育て支援が進んでいかないのだろうと思います。

それと、私をカウンセラーと勘違いされている方は、
なんとな~くですが、
自閉スペクトラム症の特性を多く持っていらっしゃるのかな?と
思ったりすることもあるのですが、、、
私は医師ではありませんから分かりません。

いわゆる、自分のことはめいいっぱい私にぶつけてくるけれど
聞き手の私の気持ちや状況など一切、考えてくれないといった感じです。
私が病気になろうがどうなろうが、
どうでもいいとは思っていらっしゃらないようなのですが、
相手の気持ちや相手が何を考えているかに
気づくのが難しいのだろうと、、、
最近になってようやく分かりました。

私も気づくのが遅い、、、(苦笑)

しかし、自分がどう思われているかは
結構、気にしていらっしゃる様子ではあります。

ただ、相手がどう考えているかは気づかない、
というよりも、相手が何を考えているかが分からないようです。

こういったような私が経験してきた(似たような)話を
株式会社シェアするココロ代表取締役の石井正宏さんが
「自分はどう思われているかは考えているが
相手が何を考えているかは全然考えていない」ことが
どういった状態になるかを書いていらっしゃいました。

こちらを読んでみると、ご自身の状態が分かりやすくなるかもしれません↓
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【ある生きづらさを抱えた若者が上司に言われた的を射た一言から考える居場所論】