「目を閉じると目の前の空間に白く発光する粒子の渦巻が現れる。この渦巻は高速で回転し一定の間隔を置いて回転方向を変える。」

 

これは私が普段見る光景である。だが意識をほんの少し変えてみる。すると全く別の姿が見えてくる。意識(波長)の状態を変えることによって見え方が変化するのである。これは渦巻に限ったことではない。人間の体も肉体とエネルギー体といった多次元構造をしている。すべてのものが多次元的でありいろいろな姿を持っているということだろう。


この白く発光する粒子の渦巻であるが“意識”を変えると渦巻は消え、粒子が孔に向かって高速で直線的に流れ込む様子が見えてくる。そして今度は孔から粒子が勢いよく放出されている。

渦巻では一定の間隔で回転方向を変えながら粒子の流入、放出を繰り返している。直線的な流れも同様に流入と放出を繰り返している。粒子を運動させている主体はチャクラである。これは疑いようがない。そして流入と放出を繰り返す白く発光する粒子はプラーナであるはずだ。


さて、ここでさらにもう一段階“意識”を変えてみる。すると再び粒子の渦巻、そして直線的に流れ込む粒子の姿は変化する。今度は粒子が糸状に変化する。白く発光する糸の切れ端のようなものが大量に現れる。

この糸状の物体は真っ直ぐに伸びたもの、丸まったもの、不規則に撚れ曲がったものといろいろある。これらが集まって渦巻を形成している。しかし、チャクラに直線的に流れ込むものに関してはそのほとんどが真っ直ぐに伸びている。

「未知の波動 宇宙波の秘密」(中村和子、鮫島公人著、たま出版)の中で宇宙波という言葉が出てくる。これについては以前に詳しく述べている(*1)のでこちらを見ていただきたいが要約するとこの宇宙波とはプラーナのことである。

本書によると宇宙波(プラーナ)は宇宙空間では波動体の形で存在しているという。波動体というのは連続する波形の一部であり、波形の一部を切り取ったものである。この波動体は振動しながら真っ直ぐに伸びたり、よじれたり、丸まったりして存在しているが人体に取り込まれるときは真っ直ぐになった状態で取り込まれるという。
 

私が観察した糸状の発光体は渦巻を形成している時点ではいろいろな形態を持っているがチャクラに流入するときは真っ直ぐに伸びている。ということはこの発光する糸状物体はプラーナで間違いないだろう。


さて渦巻を形成している粒子であるがこの粒子を拡大して見ると球体をしている。私はこの粒子(球体)がチャクラの孔に吸い込まれていく様子を何度も見ているのでこれがプラーナかどうかは別にしてそれが我々にとって重要なものであることは確かだろう。

 

この球体は白色であるが様々な色の球体がある。いずれの球体も鉱物的な質感を持っている。最も印象的だったものはピンクの玉(*2)であった。このピンクの玉は何百という透明な箱に整列してギッシリと詰まっていた。その箱はチャクラ(凸レンズ状物体)の中にあった。私はピンクの玉がチャクラの孔に吸い込まれていくのを見ているのでこうやってチャクラ内部に蓄えられていくらしい。
 

私は球体ではなく二次元的な円形の物体も何度も見ているがこちらはおそらく丹光が凝縮したものだろう。丹光についてはゴールド、ターコイズなどの体外チャクラを含めてほとんどのチャクラの色を経験している。
 

次に糸状物体であるがこれは二重らせんを形成しているようだ。中には四重らせんのものもあるようである。こちらについては体験が少なくまだはっきりとしたことは言えない。ただ糸状物体は単体では真っ直ぐになったり、よじれたり、丸まったりと不安定らしい。そこで二本合わさって二重らせん構造を形成すると安定するのかもしれない。


なぜプラーナの形態は意識状態で変化するのであろうか。糸状物体は波動体である。プラーナは波動であり粒子である。波動性と粒子性を有している。ということはプラーナと光は同じものだろうか。

 

光同様、波動であるプラーナも波長によって様々な色があるに違いない。丹光もエネルギーが凝縮されれば最終的に玉(球体)になるだろう。色の違いは波長の違いだ。様々な色の粒子(球体)がチャクラに取り込まれても何ら不思議なことではない。むしろそれは当然のことだろう。


(*1)「呼吸とチャクラその2」、「プラーナ考その2」参照
(*2)「ピンクの玉」参照