昨晩は、京都から大阪のなにわ橋付近まで出かけて、四川料理の専門家・中川正道さんが主催されている麻辣連盟の食事会に行ってきました。
本場の四川料理を紹介され、四川のツアーも企画をされている中川さんの解説を聞きながら、いただくことができました、貴重な機会でした
乾杯は、アルコール度数50%の白酒で。
四川料理に合うとのことで、とても良い香りですが、飲むとアルコール度数の高さで舌が壊れそうになります。
棒棒鶏。日本の棒棒鶏は、その名の通り、むね肉を棒で叩いたようなタイプですが、こちらは、鶏をまるまる一匹使って作ってあり、たれがとってもおいしかったです。
白酒のアルコール度数くらいで驚いていいてはいけません。
四川料理といえば、「麻辣」の味が強烈なのです。
丁寧にさばかれたイカに、中国の山椒(日本の山椒とは全然違う)である花椒とその油で味付けされたお料理です。
舌がおかしくなる、ピリピリした感覚でした。
京都の薄味に慣れ親しんでいる私にとっては、麻辣味は、刺激的で超強烈でした。
食べたことのない味ばかりで、驚きの連続。
こちらは、回鍋肉に似たお料理。
日本の回鍋肉はキャベツが入っているけど、本場は、キャベツは入っておらず、にんにくの葉を加えるのだそうです
その他、エビチリも、ケチャップ煮なのは日本製で、本場はそうではないとか
中華料理と思われているものも、実は日本風にアレンジして伝わっているものがたくさんあるのだな、と感じました。
文化を正確に伝えたり、本場のものをそのまんま輸入したり、逆に輸出したりするのって難しいですね。
訪日外国人の方に人気のお寿司も、「回転寿司」だと思われている場合が非常に多く、Japanese Fast Foodとして伝わっていることが多いと感じます。
板前で寿司を握られているご主人にとっては、「ほんとうに、日本のおいしいお寿司が海外の方に伝わっているんだろうか?」と感じられることもあるそうです。
今日のお料理の味は、本場よりはやさしめに味付けされていたそうですが、
それでも強烈でした。
そんな四川料理をいただきながら、
和食も伝統文化の体験も、カジュアルなものもあっても良いと思うけれど、
外国人旅行者の中には、「本場を知りたい」と思って来られている方もいらっしゃいます。
単純化しすぎず、もう一歩踏み込んだ正確な情報をお伝えしていきたいものだと思いました。
★昨晩の四川料理は、京阪中之島線なにわ橋近くの、唐菜房大元さんでいただきました。
普段は、広東料理を提供されているとのことですが、特別に四川料理を作ってくださったそうです!
ありがとうございました
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