
離脱⑰「10年ぶりの金沢で、自分から離脱した日」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
今日も
「離脱」
についてお話ししましょう。
昇格してまもなく
10年ぶりに金沢に一人旅に
出かけました。
出張以外で一人で旅に出かけるのは
はじめてです。
でも何かを考えたくなり
学生時代に過ごした金沢に
行きたくなったのです。
大阪から車で4時間。
この車の中は非常にいろんなことを
反芻するにはよい時間です。
琵琶湖を通り
日本海に出ると
まだ荒々しい白い波が
見えたのを覚えています。
たった10年ですが
金沢の街はずいぶん変わって
いました。
友人とよく行った食堂も
深夜に時間をつぶしたファミレスなども
親しんだお店は当時の面影を
全く無くしていました。
でもある場所はそのままでした。
それは金沢郊外にある小さな
漁港の灯台です。
学生時代は釣りではなく
なぜかこの灯台の下で
本を読みました。
夜の灯台の下で
寝そべりながら本を読むという
おかしな行動に走ったのも
当時の自分のパターンを変えたい
という気持ちからです。
そして10年後も
この場所に来たのは
何か運命を感じました。
その日の晩
学生時代の友人と酒を飲み
バカ話をしていると
あの学生時代の金沢を
明確に思い出すのが不思議です。
昔に戻ったり
今に立ち戻ったり
将来を考えたりと
時空を行ったり来たりする
不思議な時間でした。
翌日、お酒が少し残る体を
無理に動かし
美術館に行きました。
学生時代の私から
一人前になった私の姿を
街に残したくなったのです。
もちろん展示されている
絵画や芸術品の価値は
ほとんどわかりません。
でも凡人ではないような
素振りをすることが
自分からの離脱だったのです。
この金沢の旅が終わってから
間もなく私の生活も徐々に
変化していくのです。
離脱⑯「昇格して初めて知った『言葉の重み』」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
今日も
「離脱」
についてお話ししましょう。
初めからお読みいただける方は
こちらのブログからスタートです。
https://ameblo.jp/inbasket55/entry-12961033590.html
さて、昇格した私は
いつもと変わらない
スーパーバイザーとしての
業務をこなしていました。
しかし、昇格とは
本人が感じる以上に
周りには影響力があるようです。
まず、部下の視線の変化です。
自分は同じ人間なのに
部下からの目に敬意を感じます。
部下から尊敬されるというのは
とてもうれしいですし
身が引き締まります。
一方であからさまに
態度を変えた部下や同僚も出始めました。
今までは軽蔑も入ったような
態度をしていたのに
急に接近してきます。
何やら人間の浅はかさが
透けて見えるようで
白けてしまいます。
そして一番驚いたのは
あるお店に巡回したときに
見た会議の議事録です。
私が深い意味もなく
言った言葉が独り歩きして
議事録に重大な発言として
表現されているのです。
立場が少し上がっただけで
自分の言葉の重みがこれだけ
変わるとはうかつでした。
それからは冗談を言うときも
会議で言葉を選ぶようになりました。
ともかく昇格試験に合格する
ということは
会社員人生においては
劇的な影響を持つ重要な分岐点です。
社内の等級が一つ上がっただけ
ですが、
私を取り巻く環境は変わりました。
環境が変わると自分もそれに適応
しようとします。
私は今までの自分を変えようと
行動を変え始めました。
何を変えたのかは
明日お話ししましょう。
離脱⑮「惨敗したはずの昇格試験、なぜか私は合格していた」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
お知らせです。
昨日、TICでは
新しい動画を公開しました。
是非チェックしてください。
今日も
「離脱」
についてお話ししましょう。
惨敗の昇格試験が終わり
私のショックも薄らいだ
一か月の期間が過ぎた
ある日のことです。
恒例の店長会議で
周りの様子がおかしいことに
気が付きました。
何やら私の方を見て
ひそひそと話す店長2人が
いるのです。
別の店長は私とすれ違う時に
意味のわからない
「へえ」
と言葉を残しました。
今まで味わったことがない
気味悪さと
何か自分が悪いことを
したのかと思う不安が
交錯していました。
そして会議終了後
私は上司に別室に呼ばれたのです。
この上司は通常の業務なら
私のことを
「鳥さん」
と呼びます。
しかし、この時は
「鳥原さん」
だったので私は違和感を
感じました。
人事異動かな?
と私はほぼ確信しました。
しかし別室に入ると
突然上司は私に右手を出し
こう言ったのです。
「おめでとう」
私は幹部試験に合格しました。
どういうわけかわかりません。
ただ本人より先に
この情報は漏れていたらしく
私は店長たちよりも
上位資格になったことから
彼らの視線がおかしくなったのです。
その試験に合格してからも
しばらくの間、業務は同じでした。
ただ変わったことは2つあります。
一つは収入です。
給料テーブルが上がったので
月給は20万近く上がりました。
当時の銀行の通帳記入の際に
間違いではないか
と勘ぐりました。
同じ仕事をしていて
これだけ給料を上げてもらって
会社に申し訳ない気もしました。
ただおかげで家計は助かります。
今まで賞与を崩しながら
何とか水平飛行をしていたので
その心配はなくなります。
生活水準を変えなければ
銀行の残高は徐々に増えます。
この経済的な余裕は
気持ちの余裕につながります。
今まで考えなかった
「自分は何を目指すべきか」
という自問自答が始まったのも
このころです。
そしてもう一つ大きな変化は
周りに対する影響度でした。
これについては明日
お伝えしましょう。








