起業㉜「後任が見えた日、私は去る準備を始めた」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
最初からお読みいただく方は
以下のブログがスタートです。
https://ameblo.jp/inbasket55/entry-12961033590.html
さて今日も
「起業」
についてお話ししましょう。
17年間在籍した会社を退職
するということは
私にとって初めての経験でした。
転職は当たり前の時代と
言われていますが
私はひどい目にも遭いましたが
生活の基礎はもちろん
自分にいろんな経験を与えてもらい
成長させてくれた会社を去るのは
非常に心苦しいものです。
退職するということは
誰にも一言も言いませんでした。
それだけに会議や飲み会で
将来のダイエーの話が出たときは
言葉に詰まりました。
外に出てからこそわかりますが
ダイエーの社風はとても
強いつながりがあり
屍をいくつも乗り越えて歩んでいた
戦友のようなものです。
これから本格的にイオン色が
現場に入ってくる中
業績もさらに不振になる厳しい
現状から一人だけ抜け出すのは
いかがなものなのか?
敵前逃亡以外何物でも
ありません。
退職に大義名分はありませんが
何かきっかけがないと
これは抜け出せないという雰囲気が
あったのは事実です。
そこにある日上司が
相談をしてきました。
「あのなあ、鳥さん」
この言い方は人がらみの
悩みだなとわかりました。
長い間お仕えしていると
声の掛け方で分かるのです。
彼の相談は、元部下の
バイヤーが商品部から出されたので
自分の部下にしたいとのことでした。
そこで私の担当を彼に譲ってほしい
とのことでした。
確かに食品のバイヤーをやっているので
店長を突然させるのは難しいでしょう。
それにその彼は私自身も一緒に
商品部で仕事をしたことがあるので
コミュニケーションが弱いのも
知っています。
だから店長指導のSVも難しいわけです。
ただ卓越した商品知識と分析力
そして何より真面目ですから
私はその話を聞いたときに
自分の後任は彼だ
と体に電光が走るかのように
感じたのです。
私自身は不振の生鮮食品に中心をおいて
引き続き活動してほしい
とのことでした。
私はどちらかというと
生鮮食品は苦手です。
本来なら断るのですが
自分の歩む道が見えたので
承諾しました。
そして彼に今まで
やってきた仕事を引き継いで
自分は去る準備に入ったのです。
起業㉗「起業は、意外な人に助けられる」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
■ご案内■
来週の土曜日に
インバスTVを放送します。
まだ数名お席があります。
受け身すぎる方も
攻撃的なことがある方も
是非参加お待ちしております。
※画像をクリックすると
詳細画面をご覧いただけます。
さて今日も
「起業」
についてお話ししましょう。
インバスケットレポートは
本当によく売れました。
でも私がそれを喜ぶ余裕は
ありませんでした。
それは在庫との戦いでした。
白黒コピーは自宅で
表紙のカラーコピーは
コンビニエンスストア
レポートファイルは
アスクルから仕入れ
それを夜な夜なセットします。
深夜の作業でしたので
セットし終わると
なぜか数枚の本文ページが
余っていたり
カラーの表紙が足りないという
ケアレスミスも多発しました。
その問題を解決してくれたのは
近くの事務用品販売の会社さんでした。
この会社さんには
事務所開設した時の
表札をお願いしました。
実は新しい事業部ができて
いままで大量注文でしか
出来なかったものを少量で
提供するサービスを開始されたのです。
本当にありがたい存在でした。
これで100部単位で
作って納品してもらうように
なりました。
今までダイエーという組織の中では
業務分掌がはっきりしていました。
この仕事なら
この部署に頼めばいいと
区分けが明確でした。
しかし実際に起業すると
そのような区分けは存在しません。
意外な人が誰も相談に乗って
くれなかった問題を解決してくれる
のです。
この話題になったので
私の人生を変えた方を
もう一方をご紹介しましょう。
それはイオン研修の際に
お世話になった講師の横田さんです。
イオンの研修も山場に入り
実際にダイエーの業務の中で
結果を出して発表する
卒論が待ち構えていました。
実は私はこの頃
イオンの研修の中に
大きな不満を持っていました。
それは研修内容ではなく
その研修をしている
横田講師に対してです。
そして私はその講師に対して
攻撃的な発言を
繰り返していました
何が気に食わなかったのかというと
彼に対してではなく
講師という仕事をしている人間が
気に入らなかったのでしょう。
なんだか偉そうで
意地悪で自分を見下す存在なのです。
教えられる内容も
そんなことはとうに知っている
事ばかりだと彼の講義もろくに
聞いていなかったと思います。
早くこんな講師から
一刻も離れたいと思っていました。
そしてこのイオンの研修が
とうとう終わるその日がやってきたのです。
起業㉖「売れすぎたレポートが、私を追い詰めた」
おはようございます。
インバスケット研究所の
鳥原隆志です。
本日も
「起業」
についてお話ししましょう。
イオンの半年間の研修も
後半に入っていました。
この研修は最後に卒論のような
課題に取り組み
イオンの幹部の方の前で
プレゼンテーションをしなければ
なりません。
その課題に合わせて
グループで取り組む課題もあり
連絡を取り合って進めていました。
一方でインバスケットの教材
作成は問題集から
「インバスケット・レポート」
の開発に移っていました。
お客さんから
私がインバスケットを勉強していた
ノートのコピーを欲しいと
言われたのがきっかけでした。
教科書という名前も
候補としてはありました。
しかし、まだ私自身も研究途中で
したので
今までの研究結果をまとめた
レポートとして作ることにしました
画像は少し後のものですが
このように当時は
カラー表紙を作り
それをレポートファイルに
入れて製本しました。
実はこのインバスケットレポートは
難点がありました。
冊子ではないので
カラー表紙と両面印刷した本文を
重ね合わせてクリアケースに
挟んでセットするという
手間がかかるのです。
何度も書きましたが
私はこのような細かい作業は
とても苦手です。
さらにこのインバスケット
レポートは発売当時から
すごい売れ行きを示したのです。
問題を買われる方
ほぼ全員がこのレポートも
購入されるので
あっという間に在庫がなくなります。
私一人ではとても追いつきません。
そこで印刷会社に外注をお願い
することになったのです。
ところが印刷会社からは
ことごとく門前払いされました。
私は堺市内の印刷業者を
駆けずり回りました。
飛び込みでお願いもしました。
断られた理由は
不動産業者と同じでした。
「取引実績がない」
つまり信用がないわけです。
さらにもう一つ理由がありました。
「ロットが少なすぎて
利益が出ない」
私がお願いしに行ったのは
100冊単位です。
これでも私からすると
いつ売れ行きが止まるかわからないので
多い注文です。
でも彼らの単位は桁が違います。
1000冊です。
ちなみにまだこの頃は
校正も十分ではなく
たまに誤字の指摘がありました。
ですから一気に印刷するのは
リスクが高いのです。
でもその問題を解決してくれる
業者さんが意外な場所にあったのです。
続きは明日お話ししましょう。









