アメリカのがん対策は参考になるでしょうか? | 胃がんで胃の全摘をしたが、すっかり元気を取り戻し、再発防止をして「がんとは縁を切れる」と感じるようになった8つの方法

胃がんで胃の全摘をしたが、すっかり元気を取り戻し、再発防止をして「がんとは縁を切れる」と感じるようになった8つの方法

胃がんのため、2年半前に胃の全摘だけでなくリンパ節、胆嚢、脾臓もなくしてしまいましたが、今では再発防止に取り組み、ひょっとして100歳までいくのかと考えています。 こうなるまでのコツをお教えします。

こんにちは inasshy です。



「がんの治療をしたけれど、再発して

今後治療をうけるはめになってしまった。」


「がんが再発して、もう何回も治療に明け暮れている。」


「がんになったけど、治療のあと再発が心配だ。」



こんなことを心配しているあなたに、耳よりな情報を

お教えします。



本ではがんで亡くなる人はどのくらいいるのでしょうか?


これは厚生労働省が毎年統計をとって発表しています。

最新の結果は次のようになっています。



















亡くなる原因で一番多いのは「がん」で37万人が

亡くなっています。


しかもがんだけ年々増加しています。

他の病気で亡くなる人は減っているのもあるのに。


これに対してアメリカの統計を調べました。


















アメリカでは1990年(平成2年)から、死亡率が下がっています。

グラフにはありませんが、1012年まで下がり続けているようです


どうしてアメリカでは下がってきたのでしょうか?



アメリカには国全体の健康保険制度がないので、

きちんと医療にかかる人が少ないはずなのに、

死亡率が下がるなんて驚異的なことです。



これを調べることによって、がんの再発を

防ぐ方法が見つかるのではないでしょうか。



アメリカでは1971年に「がん法」が出来て、

国としてがんの死亡率を下げる運動がおこりました。


1983年には科学アカデミーが「食物・栄養とがん」という

レポートを出し、脂肪酸の比率を30%に下げるよう提唱

しました。



1990年には国家プロジェクトとして食物計画が作られました。


その中身は脂質を30%以下、飽和脂肪酸を10%以下

植物を2~3皿食べるというものです。


このころは日本食がいい例としてあげられ、緑茶、豆腐、味噌

しいたけ、納豆が健康食として定着してきました。



1990年以降アメリカのがん死亡率が下がりだしたのは、

牛肉、豚肉の脂肪(飽和脂肪酸)を減らしたからと思います。



1997年には食生活ガイドラインが作られ、飽和脂肪酸を

避けて、菜食がいいと推奨されました。



さらに2007年には「ガン予防15カ条・プラス1」が発表されました。


その中身は


1. 植物性食品を中心に、さまざまな食べ物をとること

2. 適正な体重を維持すること

3. 活動的な生活を続けること

4. 彩な野菜類・くだもの類をとること

5. 穀類や豆・根菜を豊富にとること

6. アルコール類の飲用はすすめられないこと

7. 赤身の肉(牛肉、豚肉など)180g以下にすること

8. 動物性脂肪の多い食品の摂取を抑えること

9. 塩分の摂取量は16g以下にすること

10. カビ毒で汚染されたものは食べない

11. 腐りやすい食品の保存は、冷蔵か冷凍にすること

12. 食品添加物や残留農薬成分の摂取は避けること

13. 黒焦げになったものは食べないこと

14. これらの注意を守れば、補助食品・補助栄養剤はいらないこと

プラス1:喫煙はしないこと

上の予防法はあくまでもアメリカ人に対するものであって、

日本人は体格や食生活の違いを考えて、少し変える必要が

あるかもしれませんが、大筋はこの通りでしょうね。


むしろ日本に住んでいると、このルールを守るのは

簡単でしょうね。



だって野菜や果物、穀物は豊富だし、肉のかわりになる

魚も簡単に手に入るからです。



気を付けるのは、塩分1日6gというので、とても少ない量です。

減塩に努めなければなりませんね。

冷凍食品や肉の加工食品は塩分が多いので

食べちゃだめですね。


それから食品添加物や残留農薬成分を減らすのは

大変です。 家庭菜園の野菜以外、店で買ってくる

食品にはすべてこれらの物質が入っているからです。


食品添加物や残留農薬成分をなくすには

家庭菜園しかありません。 養殖魚もだめです。



でもこのルールを日常生活に取り入れれば、

がんの発症も減るし、再発も減ると思います。


私たちにとってアメリカのがん予防法は、

きっと役に立つと思います。



最後まで読んでいただいてありがとうございました。