フリークラス棋士一覧 (令和4年度版) | カタギリノエンレイソウ広報

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みなさん、将棋を指したことはありますか?将棋の対局を観戦することに興味はありますか?一度は指してみたけど相手にボロ負けしたという方も、連戦連勝するほど実力のある方も、このページをお読みください。


フリークラスの概要
将棋界において、フリークラス棋士とは、名人以外の将棋棋士で順位戦に出場しないものを指します。
ただし、順位戦のクラスに在籍する休場棋士はこれに該当しません。
フリークラスには、順位戦C級2組の降級点3つで降級となった棋士、三段リーグの次点2回もしくは棋士編入試験合格による新棋士の他、自らの意思で順位戦からの転出を宣言した棋士が所属しています。
フリークラス棋士は順位戦を対局できません。その他の公式棋戦には出場できます。
順位戦C級2組からの降級、三段リーグの次点2回もしくは棋士編入試験合格によるフリークラス棋士は、以下のいずれかの成績を挙げた場合、次年度の順位戦に出場していただくことになります。
  1. 勝率6割以上かつ勝数が「参加棋戦数+8」以上となる単年度成績を修めた場合
  2. 良いところ取りで連続30局以上での勝率が6割5分以上となった場合
  3. 年度対局数が「参加棋戦数+1」の3倍に達した場合
  4. 全棋士参加棋戦で優勝し、又はタイトル挑戦を決めた場合

宣言によるフリークラス棋士の場合は、二度と順位戦に出場することができず、引退するまでフリークラス在籍となります。なお、フリークラスへの転出は、今期順位戦の対局が全て終了した後、翌期にB級1組以下となる棋士が年度末までの間に宣言することができます。


フリークラス棋士一覧
令和4年(2022)4月1日現在のフリークラス棋士は以下の通り。

番号
氏名
フリークラス入り
前回の昇段
在籍残り年数
通算成績
93 桐山清澄 2020- 4- 1 1984-10- 9 九段 (引退へ) 996勝957敗
127 田中寅彦 2022- 4- 1 1994-12-16 九段 (引退へ) 794勝782敗
135 福崎文吾 2021- 4- 1(宣言) 2005-10-28 九段 3 668勝779敗
138 脇謙二 2019- 4- 1(宣言) 2021- 4- 1 九段 4 647勝706敗
144 泉正樹 2019- 4- 1(宣言) 2013- 7- 4 八段 4 620勝675敗
148 塚田泰明 2022- 4- 1(宣言) 2000-12-15 九段 8 768勝690敗
149 神谷広志 2020- 4- 1(宣言) 2014- 5- 1 八段 5 584勝681敗
153 室岡克彦 2012- 4- 1(宣言) 2002- 5-30 七段 2 449勝619敗
158 有森浩三 2007- 4- 1(宣言) 2022- 4- 1 八段 3 527勝503敗
162 浦野真彦 2017- 4- 1(宣言) 2012- 9-14 八段 7 534勝610敗
167 小林宏 2011- 4- 1(宣言) 2009-11-25 七段 (引退へ) 435勝563敗
172 所司和晴 2010- 4- 1(宣言) 2005- 4-27 七段 4 394勝538敗
176 中田功 2022- 4- 1 2019- 1-21 八段 6 586勝592敗
177 石川陽生 2015- 4- 1 2007-10-23 七段 1 508勝547敗
179 神崎健二 2018- 4- 1(宣言) 2016- 8-15 八段 7 597勝557敗
183 森内俊之 2017- 4- 1(宣言) 2002- 5-17 九段 14 952勝600敗
187 木下浩一 2009- 4- 1(宣言) 2017- 4- 1 七段 3 355勝494敗
188 小倉久史 2016- 4- 1 2022- 4- 1 八段 4 545勝517敗
190 藤原直哉 2017- 4- 1 2013- 6-19 七段 4 459勝518敗
206 川上猛 2013- 4- 1 2017-10-17 七段 1 418勝414敗
209 岡崎洋 2018- 4- 1 2018- 2-19 七段 6 399勝446敗
215 勝又清和 2015- 4- 1(宣言) 2020- 4- 1 七段 9 354勝394敗
216 松本佳介 2013- 4- 1(宣言) 2022- 4- 1 七段 7 338勝366敗
219 中座真 2021- 4- 1 2007- 9-20 七段 8 409勝407敗
225 増田裕司 2015- 4- 1 2009- 9-11 六段 3 330勝343敗
228 伊奈祐介 2014- 4- 1 2019-10-23 七段 2 340勝328敗
229 山本真也 2010- 4- 1(宣言) 2016- 4- 1 六段 5 238勝312敗
238 上野裕和 2013- 4- 1 2019- 4- 1 六段 1 198勝295敗
242 村田智弘 2021- 4- 1 2019-12-18 七段 9 295勝316敗
243 大平武洋 2021- 4- 1 2016- 1- 8 六段 9 263勝323敗
245 藤倉勇樹 2010- 4- 1 2012- 4- 1 五段 (引退へ) 168勝235敗
247 島本亮 2020- 4- 1 2011- 7-12 五段 8 212勝291敗
273 渡辺正和 2019- 4- 1 2022- 3-16 六段 7 184勝202敗
321 折田翔吾 2020- 4- 1 2020- 4- 1 四段 8 27勝22敗


有森浩三と小倉久史はフリークラス昇段規定により、令和4年(2022)4月1日付で八段に昇段しました。
松本佳介はフリークラス昇段規定により、令和4年(2022)4月1日付で七段に昇段しました。
古賀友聖四段は令和3年(2021)9月8日に規定の成績 (連続30局以上での勝率が6割5分以上)を修めたため、令和4年度(第81期)より順位戦に出場となりました。
西川慶二八段は令和3年(2021)6月30日に引退しました。(令和4年1月17日逝去)
小林宏七段は引退届を提出、令和4年度は竜王戦の昇級者決定戦(6組)のみに出場し、その最終対局をもって引退となります。
田中寅九段は令和4年(2022)年に60歳以上で順位戦C級2組から降級したために、令和4年度は竜王戦の昇級者決定戦(6組)のみに出場し、その最終対局をもって引退となります。
藤倉五段は平成22年(2010)年に順位戦C級2組から降級後、次期の順位戦復帰に該当する成績を修められずフリークラスに10年間とどまったために、引退が決定しています。竜王戦は5組以上在籍を条件に令和3年度 (第35期)も引き続き出場し、4組に昇級できなければ引退となります。
桐山九段は令和2年(2020)年に60歳以上で順位戦C級2組から降級したために、引退が決定しています。竜王戦は5組以上在籍を条件に令和3年度 (第35期)も引き続き出場し、4組に昇級できなければ引退となります。
小林健九段はフリークラス宣言者で、フリークラスの在籍年限に達したため、令和3年度の最終対局 (令和4年3月31日・対 神崎健二)をもって引退しました (通算成績 699勝775敗)。