日本生まれのディープインパクト産駒アキヒロが、テュレンヌ賞(仏-準重賞)を勝利 | いなりわんの競馬・徒然草~海外競馬情報と名牝・牝系~

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2017年 テュレンヌ賞(仏-L) 6頭
芝2400m、3歳、サンクルー競馬場(9/13)、賞金総額万ユーロ
レース結果 (Racing Post.comPMU.fr)
1着:Akihiro 2分45秒21 馬場状態:Very Soft
 
2着:Instigator アタマ 
 
3着:Londres 1・1/4馬身 
 
 
 道中後方2番手の内目に付けていたAkihiroは、最後の直線で最内を突いて伸びて抜け出し、追込んで来たIntigatorをしのぎきって勝利。

 2着にドイツ調教馬ののIntigator
 3着にLondresヴェルメイユ賞(仏G1)ヨークシャーオークス(英G1)を勝利し、2011年凱旋門賞(仏G1)2着に入ったSharetaの半弟です。


 馬場が非常に悪く、時計がかかる馬場でした。
 2着馬、3着馬がいずれも1勝馬ということもあり高く評価できるレースでは無いかもしれません。

 Akihiroは一応凱旋門賞(仏G1)に登録はありますが、次走は10月半ばのコンセイユドパリ賞(芝2400m、仏G2)へ向かう模様。


2017 テュレンヌ賞(仏-L) レース映像

Akihiro(アキヒロ)日本産 牡3(2014/2/21生)
 戦績:5戦3勝 (Racing Post.com)
  主な勝鞍:2017テュレンヌ賞(仏-L)、2016シェーヌ賞(芝1600m、仏G3)
 血統:父ディープインパクト、母*バーマ、母父Anabaa (5代血統表)
 調教師:F.ヘッド(仏)、馬主・生産ヴェルテメール兄弟


 ヴェルテメール兄弟自家生産馬。出生地は日本のノーザンファームですが、海外において生産者とは繁殖牝馬の持ち主となります。



 母*バーマはフランスで9戦3勝シャルルラフィット賞(2000m、仏-L)を勝利し、オマール賞(芝1600m、仏G3)で2着に入っています。
 2012年に初仔Last Gold(父Gold Away)を産んだ後、2013年に日本に輸入されディープインパクトを配合され、2014年に産まれたのが本馬です。
 2014年に再びディープインパクトを配合され、アイルランドに再輸出されています。


 4代母Gold Riverはフランスで14戦7勝凱旋門賞(芝2400m、仏G1)、ロワイヤルオーク賞(芝3100m、仏G1)、カドラン賞(芝4000m、仏G1)などを勝利した名牝。


 その子孫からは、欧州最多G1勝利記録を保持するGoldikovaヴェルメイユ賞(仏G1)勝馬Galikova姉妹等が出ています。