どれだけふさわしいかは、時間が解決してくれるだろう--。 | フィギュアスケート応援(くまはともだち)

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氷上で華麗で過酷なスポーツ。
がんばるすべてのスケーターに敬意を✨⛸✨
羽生結弦選手の演技で涙がこぼれます。
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https://montreal2024.com/

3月18日からモントリオールで世界選手権が開催されます。フリーのチケットは売れていますが、SPはなかなか席が埋まらない状況のようでカナダやアメリカでのフィギュアスケートの人気の低迷を感じさせるような状況となっています。

例:男子SPが開催される3/21の販売状況。濃い青色が空席が多く残っている場所ですソース。チケットの価格も高いなって思います。ロングサイド前方付近がカナダドルで$547(6万円ほど)ショートサイドや後方でも$187(約2万円ほど)。先日開催されたスケートカナダナショナルでは空席が多くあって、こんなに素晴らしい演技をスケーターの皆さんが滑っているのに、どうして観客は離れていくにだろうか・・・そんなことを思ってもいました。また、伝統あるSOIアメリカツアーが2024年は開催をしないことを発表していました。2022年オリンピックチャンピオンも誕生し、若い選手の活躍で活気付くのではないかと思われていたのにも関わらず、人気の低迷は激しく。かえってヨーロッパのほうが活気が戻ってきているように感じられます。それでは、なぜ、こういう状況になっているのかなと考えた時に、思い出されたのが、この記事です。今回の世界選手権でフジテレビも格別に力を入れているマリニン選手について、ロシアの記事をご紹介します。

イリヤ・マリニン 彼は誰もが言うほど優秀なのか?
12.10.22 16:05

 

現在、イリヤ・マリニンはフィギュアスケート界で最も話題になっている人物の一人だ。
しかし、もしマリニンがラファエル・アルチュニャンのプロジェクトに過ぎないと言ったらどうだろう?確かに非常に才能があるが、彼一人で歴史を作るほどの才能はない。


2022年1月、全米選手権でセンセーショナルな2位入賞を果たしたマリニンがオリンピック代表に選ばれなかったことから、メディアとの駆け引きが始まった。たしかに、この決定は限りなく不公平に思えたが、それでも1年以上前から存在する選考ルールに則って下されたものだ。にもかかわらず、アルチュニャンは憤りを隠さなかった。

 

正義の怒りのようにも思えるが、1つだけ小さなニュアンスがある。2018年、ロス・マイナーにも同じような状況が起こった。彼は全米選手権で2位になったが、彼の代わりにアダム・リッポン(アルチュニャンの門下生)が平昌五輪に出場した。つまり、当時のラファエルにはこのルールが合っていたのだ。

さらに状況を悪化させているのは、マリニンはまだ17歳で、オリンピックを含め、彼にはまだすべてが残されているのに対し、マイナーはその時すでに27歳だったということだった。

彼はオリンピックの出場権を得る最後のチャンスを失ったが、誰も彼のために立ち上がろうとはしなかった。

アルチュニャンの場合は、彼の両親に電話をかけて、アメリカのフィギュアスケート界全体を代表して謝罪したほどだ。

マリニンは北京大会への出場権を逃した後、モンペリエで開催された世界選手権に出場し5位入賞。しかし、フリープログラムがめちゃくちゃだったにも関わらず、キャリア初のこのレベルの大会で、この成績は高すぎた。フィギュアスケートには、タイトルを持つ選手を奨励するという暗黙のルールがあり、イリヤの場合はそうではなかったが、それでもトップ5に入った。

すべては高いコンポーネントのおかげだ。マリニンは実際のところ両足を氷から離さないし、方向転換も下手だ。強調しておきたいのは、この世界選手権はISU大会とルール改正の前に開催されたため、当時はこれらの基準が本当に重要だったということだ。

エフゲニー・セメンコはデビュー戦の世界選手権で1度も転倒することなく8位に入賞したことを考えてみても、非常に興味深い話だ。
 

モンペリエの後、マリニンは世界ジュニア選手権に出場した。ショート(88.99)とフリー(187.12)、そしてトータルスコア(276.11)。彼に与えられたコンポーネントはまさに宇宙点。この10年間、世界が見たジュニアの最高得点である。ジャッジは、3回転ジャンプを含むアンダーローテーションにも目をつぶっていた。

国際大会にほとんど出場したことがなく、タイトルも持っていないスケーターがこのような点数をつけるのはナンセンスとしか言いようがない。ジャッジのお気に入りで世界的な新星と目されていた鍵山優真でさえ、初めての世界ジュニア選手権ではもっと低い点数だった。ジャッジは彼に2つのプログラムで231.75点を与えた。

では、この結果はどこから来たのだろうか?答えは簡単だ。このコーチは素晴らしいコネクションを持ち、友人であるアリ・ザカリャンという優秀なPR担当者がいて、積極的にマリニンのプロモーションを行った。しかし、このPRが時に暴走することがある。

 

「アリ・ザカリアン:マリニンは今、日本でのショーで大きな話題になっている。サインや写真を求めて、ホテルの前には大行列ができている。fromマッチTVへのインタビュー」

 

このインタビューは日本のアイスショー「Fantasy on ICE」の際に語られたものだった。オリンピック2連覇をした羽生結弦が参加したこともあり、満員の観客を集めた。

しかし、問題はここからだ。

[Dream on Ice]と名付けられた日本で開催されたショーにはオリンピック・チャンピオンのネイサン・チェン、宇野昌磨、鍵山優真とともにマリニンも出演した。しかしチケットは売れ残った。驚きだろう?主催者は、放送で目立たないようにスタンドの空席に布をかけなければならなかったほどだ。だから、ザカリアンが言っている大勢のファンがいるという根拠ははっきりしていない。

ただ4回転アクセルに関しては、このような後押しがあるかぎり、転倒しなければカウントされるということは明らかだった。実際、レークプラシッドで開催されたU.S.インターナショナル・クラシックでもそうだった。彼は90度以上のプレローテーションを抱えていた。ジャンプは軸が外れさらに、激しい着地で、前傾してスピードを失った。現在のルールではマイナスのGOEが与えられるはずだった。しかし、すべてが正反対に起こった。ジャンプは評価され、4A初成功としてギネスブックに登録された。

実際、ネイサン・チェンのシナリオが繰り返されているのだから、将来のオリンピック・チャンピオンを目の前にしていると言ってもいいだろう。

どれだけふさわしいかは、時間が解決してくれるだろう--。

一部抜粋 ざっくり意訳終わり

❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️

フィギュアスケートファンって「夢」を

みたり、その宝石のような「美しさ」に

心を奪われる人が多いような気がします。

ISUはスポーツよりなフィギュアスケートを

高く評価するルールに変更していながら

あいまいなジャンプへの採点は

不明瞭なまま

観客に不信感を募らせる

GOEやPCSは

より一層顕著になりつつあって

競技会を見ることがストレスになって

しまうということさえ、観客たちに

起きているように感じています。

なんというのか「夢」が奪われていく

そういう気持ちになってしまうことが

少なくないように感じられます。

もちろんスケーターの皆さんは精一杯

がんばっていらっしゃることは伝わって

います。ですが、どうしても「何か」ある

のではないかと感じさせられる「存在」

があって。金、権力、地位。

スターを作り出し

売り出そうとしている。

そういう「思惑」が「夢」を見れるはずの

フィギュアスケートから

観客を遠ざけているように思えます。

お金を払い、現地に観にいくファンならば

なおさら人一倍フィギュアスケートに

関心が高い人。その人数が

アメリカ、カナダを中心に減っていく

作られたサクセスストーリーは見たくない

その人物が努力して必死に夢を

追い続けるからこそ、その場に行きたい

そう思うではないかな?そんなことを

強く思う土曜日の午後なのでした。

 

世界選手権ではそういう思いを吹き飛ばす

素晴らしい演技を心から期待しています。

 

個人的な意見ですので、コメントは閉じます。