SNSの発達とともに、心ない誹謗中傷が蔓延していることに、たくさんの心ある方が心を痛めています。自分に対しても、もちろんですが。自分が大切に思う相手を傷つけるような言葉を見るたびに、自分が傷つけられているような思いになり、それならばご本人はどれだけ辛いのかなと、胸がしめつけられることがあります。
イラストACより
これまでSNSの誹謗中傷をする発信者の個人情報(氏名、住所)などを開示するまでには、さまざまな手続きが必要で、費用もかかりました。削除要求も時間がかかるなど、誹謗中傷を受ける側の負担が多く、中には自ら命を絶たれるようなほど追いつめるものさえありました。
ですが、顔が見えないSNSの中で、“みんながいってる”“自分は正しい”そんな考えを振り翳して、見えない言葉の武器で傷つける人が、無罪でいてはいけないと、心ある誰もが思っていました。
法改正に時間がかかり、受けた傷は癒えることないかもしれません。
それでも、無責任な、一方的な正義感で、誹謗中傷するような人がいなくなればいい。
そんな規制となるプロバイダ責任制限法が10月1日から施工されます。
一部抜粋します
このことで、これまで費用も時間もかかった、個人情報開示が簡素化されます。対象になるSNSの書き込みは過去3年までです。
これまでに、たくさん人を傷つけてきた方。
言葉を武器にしてきた方。
そのすべてに責任を負う時です。
SNSでの言葉は温かいもので溢れていてほしい。
そんな世界でいてほしいと願っています。