先日のこと、

ブログのメッセージに一通の連絡があった。


『TV番組制作をしているテレビジョン〇〇のカンと申します』


とある。


キタキターッ!来ましたよー!!

僕は毎日のようにブログを更新している。

最近では【17エッセイ】というカテゴリーで

実際に起きた出来事を、僕の視点から面白く表現することを意識して書いているが、

元々は、キャンピングバスで旅をした自伝小説を載せているブログなのだ。

僕はその自伝小説を出版したいという気持ちがあり、

そのことは以前にも書いたとおりだ。

そしてここにきて、

テレビ制作会社様から一通のメールが届いたのだ。


初めまして。テレビジョン〇〇のカンと申します。

突然のご連絡申し訳ございません。

【ぶろぐ17んち】さんのブログをみて連絡させていただきました。



申し訳ございませんなんてことは、ございません!!

突然どころか、毎日だってウェルカムでーす。(僕の心の声…。)
(シュウペイでーす…の感じ)


私はテレビ〇京の『なぜそこ?』という番組を制作しております。

こちらの番組は、秘境や山奥に住んでる方々の人生ドラマを取材しております。



山奥だなんて…。

それりゃ~あ、大東京に比べれば島根県は山奥になりますけれども…。


旅をされているときに出会ったという、和歌山の仙人のお話をお聞きしたくて連絡しました。


…。

あっ、そっちね…。

僕の自伝小説を読んでいただければわかると思うが、

~LIFE IS A JOURNEY~第6話に【和歌山の仙人】という出会いがある。

仙人は普段、山奥に住んでいて

冬になると和歌山県にある

海が見渡せる丘の駐車場で車中泊をしている方なのだ。

なぜ仙人と呼ばれているかは、ぜひ実際に読んでみてほしい。

その記事を読んだスタッフさんからの連絡だったわけだ。

山奥、秘境…。

そりゃ、仙人にもってこいだわ…。


そのあと僕は、カンさんと電話をし

僕の知っている限りの仙人情報を教えてあげましたとさ…。


制作会社様、出版社様


ワタクシはいつでーもご連絡お待ちしておりまっせ!!


うっかりTV取材…? -完ー

 

『やりたいことをやって生きる!!』
そう決めた僕が、経営に関わっていた会社を辞め、
キャンピングバスで生活しながら旅を始めた実録記。

道中での数々の奇跡的な出会いや、
妻へ公開プロポーズをするまでの神がかりな出来事を書いた自伝小説です。
【~LIFE IS A JOURNEY~僕の半生記】

コチラから☟

http://ina171717.livedoor.blog/

SNSが生活の一部となった現代。

僕たちのコミュニケーション範囲は世界中へと広がった。

様々な人と気軽に繋がりを感じられるこのツールは、

人類を豊かにも、不幸にもする可能性を秘めているのだと思う。

SNSを代表するインスタグラム。

視覚である写真をメインとしていることが

若者層に受けたのだと、僕は分析している。

そんなインスタグラムにはDMというメッセージ機能がついている。

登録者同士がダイレクトにメールでやりとりができる仕組みだ。

友達同士であればLINEを利用することだろう。

つまりこのDMは、あくまでSNS上での繋がりに対して備えられているというわけだ。

僕のDMにも、さまざまなメッセージが届く。

フォローをしたことによる、お礼のメッセージなどを受け取ると

『わざわざご連絡ありがとうございます』

と必ず返事をするようにしている。

SNS上とはいえ、そこには人がいるわけなのだ。

どんな内容のメッセージでも、そこに人がいるのであれば僕は返事をする。

例えば、こんなDMもくる。

私は毎晩、一人で寂しいです。良かったらLINEで繋がってもらえませんか?

私の一人〇〇の動画を見ることができます…


はっきり言って何がしたいのかがわからない…。

男が、むやみやたらに性への欲望があると考えているとすれば

それは誤解である。

または、

副業に興味はありませんか?誰でも必ず稼げる仕組みを公開してます。

僕はあなたに興味がありません。あなたと繋がったことに後悔してます。

心の中ではこんな感じな僕だが、

いずれのDMにも必ず返信をするようにしている。

『いえ、僕は結構です^^』

このように返信すると、もう連絡は来ない。

しかし先日、

営業のDMにしてはなかなか根性のある方がいたので

今日はその内容をシェアしたいと思う。

まずはこんなDMが僕に届いた。

こんばんは^^
携帯だけでどこでもできるお仕事を紹介してます。
やった分だけ収入に繋がるお仕事です。
稼げるようになるまで全力でサポートします。
初期費用などもかからずに、安心してできます。
いかがでしょうか?


まず僕は、彼と面識はない。

その僕に稼げる仕事を紹介してくれるなんて、なんて良い人なんだ。

そう思い、彼のプロフィールを覗く。

25歳、経営者、人脈が大事、稼ぎ方教えます!

と、こうある。

プロフィール写真は風景画で、経営者のはずの彼の顔はわからない。

投稿も一つのみだ。

お気づきだと思うが、この手のアカウントほど怪しいことはない。

動いてる様子がまったく感じられないのだ。

僕は返事をした。

『今は必要ないですが、その時はよろしくお願いします^^』

我ながら、なんとも素晴らしい対応だろうか。

すると彼から返事がある。

わかりました!
格安SIMの代理店なのですが、ちなみに携帯代はいくらですか?


なかなか粘りがある青年だ。僕は感心した。

一度くらい断られた程度で、引き下がるなら最初からやるべきではない。

僕は、この手の若者が好きだった。

僕は返した。

『〇〇さん、僕は結構ですよ^^』

するとこれにも返事があった。

わかりました!お時間ありがとうございました!!


なんと好青年であろうか。

今までの輩ならば、この時点で返事もなく終わるものだ。

しかし彼は、自ら詫びてきたのだ。

僕は彼に興味をそそられていた。

そして少しでも彼のビジネスの発展に協力できないものかと考えていた。

僕は返事をした。

『〇〇さん、熱心にありがとうございます。
〇〇さんの職業がなんなのか、どんなロジックで売上となるかは存じませんが、
SNSを集客として利用するのであれば、もう少し違う角度から考えてみてはいかがでしょうか?
余計なことでしたが…。』

今思えば、本当に余計なことである…。

面識もなく、勝手にDMで営業しただけなのに

その営業は断るものの、手を指し述べているのだ…。

すると彼は返事をしてきた。

こちらこそご指摘ありがとうございます!
そうですよね。kazuyaさん的にはどうしたほうがいいとかありますか?
勉強させて頂ければと思います!!


そう返してきた一回りほど若い彼に、僕は好感すら覚えていた

そしてここから数時間ほど仕事について、人生についてDMでやり取りをしたのだ。

最後にはお互いの手をがっちりと握手した。
(もちろんそのくらいのイメージということである…。)

すべてのやり取りが終わり、僕は感じていた。


SNSが生活の一部となった現代。

僕たちのコミュニケーション範囲は世界中へと広がった。

様々な人と気軽に繋がりを感じられるこのツールは、

人類を豊かにも、不幸にもする可能性を秘めているのだと思う。

しかし”そこ”には人間がいる。

手軽さによって冷たさを感じるツールでも、扱っているのは人だ。

であるならば、使う側の一人一人の気持ちによって

豊かにも、不幸にもできるのだと思う。

そしてその一歩目を踏み出すのは、僕ら当人なのだ。

しかしはっきりしないことは、

彼が本当に”彼”なのか、そして本当に”一回り近く若い”のか…。

ここがネットの怖さでもあり、自由さでもあるわけで…。



17的、SNSで温かみを感じた話  ー完ー


『やりたいことをやって生きる!!』
そう決めた僕が、経営に関わっていた会社を辞め、
キャンピングバスで生活しながら旅を始めた実録記。

道中での数々の奇跡的な出会いや、
妻へ公開プロポーズをするまでの神がかりな出来事を書いた自伝小説です。
【~LIFE IS A JOURNEY~僕の半生記】

http://ina171717.livedoor.blog/

みなさま、ごきげんよう!
本日は、主人であるkazuyaにゴーストライターとなってもらい、
吾輩の言っていることを書いてもらうことになった。
吾輩の名は『くまじ』である。
運悪く、kazuyaのもとで飼われる事となったトイプードルだ。
この名を聞いた誰もが、最初は気の毒な表情を浮かべる。
まぁ、飼い主が飼い主なだけに仕方がないのだが、
吾輩はこの名前を結構気に入っている。
トイプードルに『くまじ』と名付けるセンスを持つ主人、
kazuyaのこともまた、気に入っている。
ペットは親を選べないのだから、こちらから好きになるほうが犬生の徳だ。
吾輩は9歳になる年だが、
最近になって、自分の置かれている環境がとてもレアだということがわかってきた。
散歩中に出会う、犬たちの話を聞くと
吾輩も、主人のkazuyaも変わり者らしい。
kazuyaは、東京に住んでいたときから実に5回も家が変わっている。
その中の2年ほどは、キャンピングバス生活をしていたのだ。
冬は寒いし、夏は暑い。
吾輩からすれば勘弁してほしい…。
しかし、そういった経験をともに過ごしてきたことで
近所の犬からみると、吾輩はとても魅力的に写るようだ。
少し前置きが長くなったが…。
今日は吾輩が普段考えていることをシェアしたいと思う。
吾輩は今、kazuyaとその妻であるyukaと3人で暮らしている。
2人とも気が付いてはいないが、2人を結び合わせたのは吾輩だ。
東京に住んでいた10年ほど前に、一度だけyukaが自宅に遊びに来たことがある。
その時に座ったyukaの膝の上の感触が、たまらなく気持ちよかった吾輩は
yukaに唾を付けておくことにした。
どうやったかいうと、
彼女が持っていたカバンを噛みほぐしてやったのだ。
れに気が付いたyukaが慌てた様子で叫んでいたことを思い出す。
『クマちゃん、それエルメスなんだから!』
蛇やワニ、牛などのカバンは聞いたことがあったが、
エルメスという動物を初めて知ったのもその時だった。
kazuyaはというと、『クマ~、やめろ~』ぐらいのテンションだったから、
エルメスとは大した動物ではないのだろう。
そしてそのことがyukaの印象にバッチリと刻み込まれ、
それから10年後に2人は再会し、結婚したのだ。
こうして3人で暮らすこととなったが、
人間と生活をともにする我々ペットからみて、
とても不思議に感じることがたくさんある。
普段は仲が良い2人だが、
とても些細なことをきっかけに喧嘩となる。
これは犬の世界でもよくあることだ。
しかしここからが理解ができない。
人間の世界では、夫婦喧嘩が長引くのだ。
その場で噛み合って決着をつける我々とは違い、
そこからしばらく会話をしない。
長い時には2週間以上も冷戦状態が続くのだ。
主人のkazuyaは1階のリビングを占領し、
yukaは帰宅後も2階の寝室に上がっていったきり降りてはこない。
同じ膝枕をするなら当然メスのほうがいい吾輩だが、
喧嘩の最中はkazuyaの膝でガマンをしなくてはならない。
なぜ人間の夫婦は、こうも無駄な時間を過ごすのだろうか?
このまま一生のお別れをする決意があるのならば、それも良しだ。
しかし不思議なのはここからで、
いつの間にか仲直りをしていたと思えば、
いつも以上に激しく交わり合うのだ。
まったくもって意味がわからない…。
人間は何がしたいのであろうか!?
吾輩はいつも、そんなことを考えている…。

『やりたいことをやって生きる!!』
そう決めた僕が、経営に関わっていた会社を辞め、
キャンピングバスで生活しながら旅を始めた実録記。

道中での数々の奇跡的な出会いや、
妻へ公開プロポーズをするまでの神がかりな出来事を書いた自伝小説です。

【~LIFE IS A JOURNEY~僕の半生記】

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