先日のこと、僕は一人考えていたことがある。

というより、僕は常に何かを”考えている”

とある一つの出来事を、頭の中で”勝手に”広げていくことが好きだ。

そしてこれは”誰にも”迷惑をかけていない。


話しはそれたが…。

僕は、一人で考えていた。

この世界には、男と女が存在する。

もっと細かくいえば、

 
男なのに女の気持ちを持ち、

女なのに男の気持ちを持っている人もいる。

そして”その人”たちは、僕らが思っているよりも多くを占めているのかもしれない。

今までの世界では、認められてこなかったことかもしれない。

それによって、自身の気持ちを隠して生きてきている人も多いことだと思う。

しかし、徐々にではあるが、

その考えがオープンになってきたことも事実である。

そしてここからが僕が一人で考えていたことなのだが、

”その人”
達は、僕らよりも感性が豊かで、優れているのではないだろうか?
 
相対する2つの要素を持つ''その人''達こそが、
 
人類の求めている神秘的な世界を理解しているのではないか?

ケンタウロスや人魚など、
 
神話や童話にも異なる2つの生き物が融合されている。


メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手。

彼は名ピッチャーでもあり、名バッターでもある二刀流である。

彼が二刀流でいくべきか、一本に絞るべきかの議論が野球界では行われてきた。

しかし彼は、立派に二刀流をこなしている。

そして、バッターの気持ちも、ピッチャーの気持ちもわかる大谷選手は

ある意味、最強であるわけだ。


お笑いコンビの【笑い飯】。

彼らの芸風もある意味においては”二刀流”である。

ボケにツッコんだ瞬間にボケへと変わる。

そしてそれがまた繰り返される。

僕は、彼らを最初に見た時の衝撃を忘れはしない。

しかしながら、

【大谷選手】の例えの後に、【笑い飯】の例えが必要ではなかったこと。

それは言うまでもない…。


話しを戻そう…。

つまりこのことは、世界平和にも直結するものではないか?

対象側の気持ちがわかることは、

争いをなくす大きな要素となるのではないだろうか。

そして、

男なのに女の気持ちを持ち、

女なのに男の気持ちを持った人が、

世界の人口の大半を占めているとしたら…。

そのことが明らかになっていないだけだとしたら…。

片方の気持ちしかわからない側が、どんなに良い政治を目指したとて、

そこにはイマジネーションの限界があるのではないだろうか?

僕は、この可能性に期待を感じている。

人類はもっももっと、”当たり前”を疑っていってほしい。



世界平和をお前が語るな -完ー
 
『やりたいことをやって生きる!!』
そう決めた僕が、経営に関わっていた会社を辞め、
キャンピングバスで生活しながら旅を始めた実録記。

道中での数々の奇跡的な出会いや、
妻へ公開プロポーズをするまでの神がかりな出来事を書いた自伝小説です。
【~LIFE IS A JOURNEY~僕の半生記】
コチラ⇩

昨日のことだ。


昼13時を過ぎころ、妻とランチに行くことにした。

歩いて駅前まで行く途中にある天ぷら定食屋が目的地であった。

定食屋の前についた僕らだが、入り口に貼ってある紙をみて躊躇した。

【テイクアウトのみ営業】

いくら島根県の感染人数が少ないとはいえ、

この時期だから仕方のないことである。

テイクアウトもいいが、店内で食事をすることに飢えていた僕らは、

駅まで歩くことにした。

駅構内にいくつかあるお店を物色してみたが、

あまりピンとくるものがない。

駅構内にある飲食店メニューの”かしこまり具合”は、なぜだか昔から苦手である。

続いて僕らは、駅前の焼肉ランチへと向かった。

お店の前には、13:30ラストオーダー、14:00閉店とある。

手元の時計は13:33…。

すぐに入れば対応してもらえる時間だが、

食事を忙しく食べることが嫌いな妻は『やめよう』と言う。

僕も妻の意見には賛成だった。

完全なランチ難民となってしまった僕らは、

少し歩いた場所にある【はま寿司】へ向かうことにした。

14時手前だったが、土曜日だったこともあり【はま寿司】には10名ほどのウェイティング客がいた。

【はま寿司】は入り口にペッパー君という人型ロボットがいる。

”ネコ型ロボット”ではないことに少し残念になりながらも、

指示通りにパネルを押し、ウェイティングレシートを受け取った。


密状態を意識しながら待っていたところ、

隣の妻が言う。

『カウンターならあと2番目だね』

それを聞いた僕は、ペーパー君の上部にあるモニターに目を向けた。

そこには次に呼ばれる順に番号がわかるように表示してあった。

1~4番目までは”テーブル席”、5番目と6番目が”どちらでもOK”、7番目に”カウンター”
という順番であった。

僕らは6番目の”どちらでもOK”だったので、妻が言うようにカウンターが空けば2番目に呼ばれるわけだ。

しかしここで僕は考えていた。

4名以上ならばテーブル席を選ぶ。

1名ならばカウンター席となるだろう。

2名、ときには3名だとしたら”どちらでもOK”を選ぶことがある。

しかし、

2名or3名であえて”カウンター”を選んでくる人の気持ちの強さは評価されないものなのであろうか?

”どちらでもOK”という幅を広げて置きにくる人より、”カウンターで!”と真っすぐストレート勝負をしてくる人の勝負心!

これは順番の繰り上げ評価にはならないものなのか?

トランプゲームにも同じ状況がある。

大富豪というゲームではジョーカーは最強のカードだ。

だがそのジョーカーを封印できる切り札のカードが唯一存在する。

それが普段は最弱小である♠3である。

この場合の”カウンター希望”が、”どちらでもOK”を倒すことはできないものか。



僕は”どちらでもOK”を選択していた。

そして僕は、昔からそういうところがある。

母親が、『夕飯何食べたい?』と聞いてきたときも

いつも『なんでもいい』と答えていた。

献立を考える側にまわった今、その大変さに気づいている。

そして僕は、昔から効率を考えて行動するところもある。

”どちらでもOK”を選択していれば、より有利に事が進む。

このようなヤラシイ考えの持ち主なのだ。

それを思うと、真っすぐに”カウンター”を選んだ人とまともに目を合わすこともできない…。

妻の横で僕は、そんなことを考えていた…。



ジョーカーの切り札  完

『やりたいことをやって生きる!!』
そう決めた僕が、経営に関わっていた会社を辞め、
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道中での数々の奇跡的な出会いや、
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僕には4つ下に弟がいる。
僕が今年41歳なので、彼は37歳になる…はずだ。

昔の日本は兄弟が多かった。

6人兄弟くらいなら一般的だったのではないだろうか。
兄弟が多いと何かと賑やかなイメージがする。
子供の頃はもちろんだが、
大人になってからもお互いに家族が出来始め、
叔父や叔母になっていきながら…。

しかし現代はまた違う。
僕の場合も弟と2人兄弟なわけで。
兄弟が多ければ、その中でも仲がいい兄弟と
疎遠な兄弟がいたりもするだろう。
だが2人兄弟だと
疎遠になると一人になってしまうわけだ。
若・貴のように…。

僕の場合は仲がいい。
まぁ男なので、姉妹のような細かい繋がりはないが…。

今日は弟との数ある思い出の中から一つだけシェアさせてもらおうと思う。

この夏の時期、
子供の頃の思い出と言えば東京マリンだ。
昔、関東にあった大型プール施設である。
僕が小5くらいだっただろうか。(すると弟は小1になる…。)
家族4人で朝から東京マリンに訪れていた。
ひと通り遊んでから、親はビニールシートで休憩中。
僕は弟を連れて流れるプールへいく。
まず僕がレンタルボードに乗る。
そのあとをついてきた弟は、
流れるプールに浮輪を投げ入れ、浮輪の輪をめがけて飛び込んだ。

お気付きだろうか?

流れるプールに浮輪を入れたら…流れる。
その”流れ”を計算にいれて飛び込まなければならない。
しかし、小1の弟にはその計算が含まれていなかった。
浮輪が流れ去ったあとに飛び込む弟…。
泳げない弟は水面で”もがいている”
僕はボートから飛び込み、救助へ向かう。
かしここは”流れている”
流れに逆らって泳ぐ僕は、万物の法則に反していた。
いっちょ前にゴーグルをつけていた弟を
周りの人達は”泳いでる”と思い込んでいる。
このままではまずい…。
そのとき、父親がプールに飛び込んできた。
休憩しながらも子供の行動を見張っていてくれるのが親である。
弟は無事だった。
僕にとっての唯一の兄弟は今も存在している。

そして昨日のこと、

婚姻届けを提出した弟からLINEがきた。
実家の両親と弟と奥さんが写っている写真と報告だった。
すぐにテレビ電話で会話をした。

おめでとう!

昨日は歓びの気持ちだけでいっぱいだったが、
この文章を書いている今、
涙が溢れて止まらない…。

本当におめでとう!

愛をもって…。

4つだけ年上の唯一の兄より。

 

僕が妻へ公開プロポーズをした

キャンピングバス生活の自伝小説

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