風穴山1680m地点で「越年氷」を確認 | 田舎のあれこれ

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信濃毎日新聞にタイトルと同じリードで越年氷のことが紹介されたのは3月8日の朝刊28面でした。
高森町下市田の会社員、片桐一樹さんが何年かにわたり風穴山周辺の調査を行い「越年氷」のあることを再確認されたようです。
@田舎モンも陸水のことなどが好きで、感動して記事を読みました。
さっそく、風穴山の位置を確認しました。
明治41年発行「明確下伊那郡図」を見ると飯田町から木曽へ向かう今の大平街道を
上飯田村に入った市瀬部落を西俣川に沿って入り、入道、入カン、ボタ餅、ボヲヅキ、砂小屋の奥にあったようです。
 
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昭和27年4月20日、飯田市役所都市計画課発行の「飯田市及近傍図」の市域全図によれば
風穴山と「風穴」があることが示されています。
 
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お蚕様の種をこういった山間地の「自然の冷蔵庫」を見つけ保管した先人の知恵と努力発見に敬意を表したいと思います。
さて、風穴山の標高が新聞記事によれば2,058m 地図には1,972mと相違があります。
位置が違うのか、測量をし直した結果か、三角点と山頂の位置違いなのか調べていましたら
「風穴山」で検索しますと「伊那谷の山」というHPがヒットしまして、山の位置が時代とともに違ったことがわかりました。理由はわかりませんが、風穴のある近くの剣を見て風穴山と呼んだか重なって見え間違えたか、そんなことかもしれません。