1964年・・・・・
【ベル電話研究所】の二人の科学者
「アーノ・ペンジアス」 と 「ロバート・ウィルソン」は
現代天文学史上、最大の意義を持つ発見をした!
原初の火の球(ビッグバン)の発した光を捉えた
(偶然に)・・・
「ペンジアス」 と 「ウィルソン」が観測したのは
明るく輝く光ではなく・・・・・
宇宙の背景(全宇宙)にある単なる電波だった!
上記の「宇宙の背景」・・・
特定の星や銀河を言っているのではない!
これは全宇宙(ビッグバン)を意味している、
火の球(ビッグバン)から発した光(マイクロ波)は
百数十億年という気の遠くなるような年月をかけ・・・
漆黒(しっこく)の宇宙空間を旅し続けて・・・
<天の川銀河>に属する太陽系第3惑星
<地球>にヨレヨレの状態で辿り着いた・・・
地球までの膨大な時間の間に・・・
光は赤方偏移し続けていた↓
「赤方偏移」とは
光の波長が伸びて観測される現象
天体現象において赤方偏移を生じる状況は
3つに分けられる。
★第一には
天体が我々から遠ざかる運動をする場合に
光の波長が長くなる現象
天体が近づく場合には波長が短くなり青方偏移となる。
★第二には
宇宙論的な赤方偏移で,宇宙膨張のため,
光が飛ぶ間に空間が伸び,波長が伸びて観測される。
★第三に,強い重力場をもつ天体からの光は,
重力ポテンシャルを脱出するさいに
エネルギーを失い赤方偏移を生じる。
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以上「赤方偏移」の説明でした
要するに光(電磁波)のエネルギーが小さくなれば
赤くなるのはみんな経験があると思う、
私はガスバーナー持ってるが、
ガスボンベを取り換えた時は火に勢いがあり青白い炎が出る・・・
ガスが底に少しだけになると赤い勢いのない炎になる・・・
<赤方偏移>はこういう事です
137億年もかけて地球に届けば
光(電磁波)の勢いはなくなり「赤方偏移」は当然の結果!
私は宇宙誕生(ビッグバン)を137億年として書いているが・・・
これに関しては、いろんな説がある、
180億年や200億年説、等々がある
「ハップル」 ↓
「ハップル」 は20億年とした!
私は本音をいうなら<ビッグバン>に関しても懐疑的である!
宇宙は永遠の過去から未来永劫にかけて続くものである、
ある日突然<ビッグバン>により、宇宙が誕生した、
・・・そんな事があるはずがない!
宇宙だけは存在していたのだ!
問・(いつから存在していたのか?)
このような問いを愚問という
あるいは地球的発想という
宇宙内の星々は・・・・・
我々の属する<太陽系>は更に大きい
<天の川銀河>に存在している・・・
この<天の川銀河>だけで恒星が二千億個という
まさに天文学的数字になる、が光り輝いてる、
これに惑星も当然存在してるので・・・
惑星は二千億個ではすまない・・・
数字の桁は億の上が兆そのうえが京か?
何個あるかわからない・・・
<天の川銀河>だけでこれなんだから
全宇宙の星の数は・・・・・
「夕貴」の頭はパンクしますので、
何個かなんか無駄な詮索はやめます!
(地球も、太陽も星)全宇宙に存在する星々は
誕生と死を繰り返しているが・・・
背景(全宇宙)だけは誕生も死もない!
永遠の過去から未来永劫に続くものなのだ!
ついでですが・・・
UFOなど存在しません!テレビ等々でやってるが、全て嘘です!
無限個に近い星の中には
知的生命体が存在する星は一個ぐらいあると、
よく聞くが・・・「地球」以外はありません!
これもついでですが・・・
ネス湖の「ネッシー」も小さな玩具を浮かべて
撮影して世界中をまんまと騙した
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本題に戻ります
「ペンジアス」 と 「ウィルソン」に戻ります
赤方偏移をし続けた光は光でなくなり
エネルギーを失いスペクトルの電波部分だけが
観測されうるものとして残った、
この電波は全ての方向(宇宙背景)からやってくる
赤字は<夕貴、注釈>下記にもあり
これは驚くべき事ではない、
<ビッグバン>は全ての場所で・・・
つまり宇宙そのものとして起こった
もし宇宙が有限ならビッグバンは有限な空間を全て占め、
もし無限なら無限の空間を満たした、
「ペンジアス」 と 「ウィルソン」が探知した
背景電波(ビッグバン)が全方向からほぼ等しい
密度でやってくるものでなかったら、
原初の火の玉(ビッグバン)の遺物ではないかも知れなかった、
もしも特別の方向から来ていたり
一方向からくるものだけが強ければ
ビッグバンとはなんら関係がないという結論が出る、
宇宙の特定の場所にあるものから、
発せられた事になるからだ
背景電波(ビッグバンが発した電波)が平均している事が
その起源についての唯一の確証であった、
その電波の各波長あたりの強度もまた、
ビッグバン説の示す数値と明らかに一致していた
1964年以来・・・
背景電波(ビッグバンが発した電波)は
原初の火の球(ビッグバン)の遺物であることが
多くの観測によって確認された、
この確証は宇宙のヘリウム含有量測定による
証明よりも強力だった!
天文学者はこの背景電波の事を
<宇宙・極超短波背景輻射>と呼んでる
長いが単刀直入である!
★<極超短波輻射>とは波長が一メートル以下の電波を意味する
★<背景>は全ての場所の意味
★<宇宙>は宇宙の起源を意味する、
【黒体輻射】
<極超短波背景輻射>の存在は1949年
「アルファー」と「ハーマン」の論文の中で予言されていた
二人は★宇宙の背景は<5度Kの黒体輻射>であると計算した、
【<5度Kの黒体輻射>】を少し説明します・・・
Kはケルビンを表す科学者のよく使う温度の尺度で、
我々に馴染みの摂氏温度計と目盛方は変わらないが
零度の位置が違うケルビン尺度の零度は絶対零度で知られる
一番低い温度ただし物理学の理論上だけで可能な温度である、
これに対して摂氏尺度の零度は水の凍る温度ですよね!
絶対零度はマイナス273度だから
零度C(摂氏)は273度K(ケルビン)に等しい
100度Cは373度Kとなる、・・・
<黒体輻射>は温度によって変わる輻射で
どんな物質でも絶対零度でなければ、何かを輻射する、
★熱した金属は白熱し可視光線を出し、
★温めただけなら赤外線を出し
★冷たい金属は超短波を放つ。
<黒体>というのは仮想物体で
全ての電磁波を反射しないで吸い取ってしまう、
つまり(光<電磁波>を内へ放つ)物体なのだ!
(私はブラックホールを想起した)
★自然界には<完全黒体>は存在しない
存在するものはみな当たった光の
いくぶんかは反射するから・・・
だが自然界に<完全黒体>は存在しないが
実験的には真の黒体同様
(光<電磁波>を内へ放つ)仕掛けを作る事が出来るのだ!
閉じた箱を作り電磁波を放つと、
電磁波は箱の中で跳ね回り・・・
やがて箱の中に吸収されていく、
電磁波といえどエネルギーに成り得る、
電磁波を吸収した箱は理論的には熱を発し
<黒体スペクトル>に似た<輻射>を行う!
「ペンジアス」 と 「ウィルソン」は
<ビッグバンからの<黒体輻射>を探していた訳ではなかった!
天体の観測をしようと思っていた訳でもなかった!
人工衛星との通信に用いるアンテナの
静電気を取り除こうとしていただけである!
「ペンジアス」 と 「ウィルソン」は
「アルファ―」と「ハーマン」が
超短波の背景予言していた事も知らなかった!
似たような話がたくさん出るうちに
<背景輻射>の予言は忘れ去られていた・・・・・
・・・・・一方その頃・・・・・
プリンストン大学のある科学者グループが
「アルファー」と「ハーマン」の結果を再検討して
その背景を探す実験にとりかかろうとしていた、
この時点で「ペンジアス」と「ウイルソン」は
すでにこの電磁波を実は発見していたのだ!
だが悲しいかな・・・
彼らにはそれがなんであるかわからなかった!
とはいえ彼ら二人もれっきとした科学者である・・・
そのような→(ビッグバンが発した超短波の背景)
を・・・知らない事はない・・・と夕貴は思うが・・・
いずれにしろ、
「ペンジアス」と「ウイルソン」は超短波の背景を
たった一つの周波数で計ったので
<黒体輻射>を観測したのかどうか・・・
絶対的に確信する事が出来なかったのだ!
その後・・・さまざまな・・・科学者グループの測定により、
違った周波数では<輻射>の強さの変わる事が確認された!
【黒体輻射】なら、まさにそうあるべきなのだ!
「ペンジアス」と「ウイルソン」の発見した
<背景>は<絶対零度>より約三度上の、
温度の<黒体>から発するものに相当していた!
<三K背景輻射>と呼ばれるのは、そのためである、
だが・・・ここで注意すべきは
宇宙の物質の平均温度が三Kと結論してはいけないのだ!
それは<背景(宇宙、ビッグバンの温度)>ではなく
<輻射>の温度である、
つまりこの<極超短波>は
最近三度Kの物体から発せられたものではなく
・・・はるかなる・・・・・
137億年も漆黒(しっこく)の宇宙空間を旅し続け
・・・ほとんど・・・
・・・いや全く・・・・・
<物質>とは<相互作用>していない!
【宇宙 極超短波背景輻射】
・・・息も絶え絶え、ヨレヨレになりながらも・・・
・・・137億年の旅を終え、地球に辿り着いた
ビッグバン だー
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ほんの少し・・・前ページの文章引用↓
ところが1970年代を通じて・・・
「アインシュタイン」
「ハッブル」
「サンデージ」らの
宇宙は閉じているという仮定を
逆転する証拠が相次いで発見された、
大きな転換点になったのは、
四人の科学者による一論文であった!
カリフオルニア工科大学「リーリチャード」「ジェームス」。
テキサス大学「デービット」「ペアトリス」の四人であった!
1974年<アストロフィジカルジャーナル(天体物理学誌)>に
発表された論文で彼らは入手できる全ての確証を分析し
宇宙は開いていると結論した!
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