「山口春吉」・・・初代「山口組組長」時代から
「山口組」の屋台骨を支えていた
「安原会」が暴力追放の世間の波に抗し切れず
解散声明を出した！
しかし・・・「安原会」副会長「尾崎昭治」は
解散反対派の同士２０名（傘下４００人）を集めて・・・
新たに「心腹会」を結成した！
ヤクザに詳しい方ならこの「心腹会」の
その後のネームバリューの大きさは
知っていることと思います・・・
会長の「安原政雄」は結局一人で
去ってしまったことになった！・・・
この頃から「山口組」内部にくすぶっていた
解散説は急激に下火になっていった！
刑務所で解散声明を出した
「地道行雄」は出所してきてからは
組内部で完全に浮いた存在になっていた！
（この頃「山本健一」と「竹中正久」が
「地道行雄」殺害を計画したのである！・・・
しかし・・・余りに大物である
「三代目・田岡一雄」にこの計画を打ち明け返事を待った！
「田岡i一雄」の返事は＜ノー＞であった！
兵庫県警の資料を紐解くと「地道行雄」を評して
＜知性に欠け・粗暴性強く＞となっているが・・・
これは違う！例によって怠慢警察が
暴力団の野郎だから
＜知性に欠け・粗暴性強く＞と書いとけ・・・
といった程度の資料である！
資料などとはとても言い切れない！
今日「山口組」が全国制覇の偉業を成し遂げたのは
「地道行雄」の水際だった
采配の手腕貢献が大だったのである！
＜知性に欠け＞た男にこんな手腕が振るえる訳が無い！・・・
また＜粗暴性強く＞とあるが・・・
「地道行雄」は子煩悩で愛妻家である
彼の愛情の豊かさを裏打ちするものである！
「若頭」を返上し「地道組」を解散してからの
「地道行雄」は腑抜けに陥ってしまう
昭和４４年４月２８日午前三時二十分
意識不明のまま「三代目・田岡一雄」が入院している
同じ「関西労災病院」の一室で肺がんにより死去した！
これで大きな問題は一つクリアできた！・・・・・
話を はしょり・・・
この後・・・「三代目・田岡一雄」が死去し・・・
相次いで「山本健一」も・・・
愛してやまなかった「三代目・田岡一雄」を追いかけて
殉死するように亡くなって行った・・・
ここに「山口組」は一挙に「田岡一雄組長」と
ナンバーツーの「山本健一若頭」を失うという
緊急存亡の時を迎えた！・・・
「山本健一」は遺言のように
見舞いの「竹中正久」に言っていた
「山本広」だけは組長にするな！
この思いは「竹中正久」も同じだった！
能書きだけはたれるが・・・
組のために命を懸けるような働きはしていない！
こんな奴は極道ではない！
これが「山本広」に対しての二人の共通認識だった！
組長亡き後・・・残された田岡組長婦人・・・
フミ子姐さんの意見も重用性を持つ！
組内の大方の予想は「山本広」であった！
しかし「フミ子姐さん」は主人の遺言であると
「竹中正久」を推挙した・・・
このことで組は真っ二つに割れ・・・
「山本広」を支持する「加茂田重政」等々の
大幹部約6000名が脱退「一和会」結成・・・
一方山口組は4700人と数では劣勢にたたされた！・・・
そして骨肉争いは壮絶を極め・・・
悲劇的な局面へと向かってゆく・・・
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