続きです。
新潟駅を出発した我が「いなほ7号」は新発田まで白新線を通ります。東新潟の貨物ターミナルを通過。
阿賀野川を渡ります。もう少し河口に行くと新潟空港があるそうです。
実は、新潟→東北方面に行くにあたって、新潟空港から仙台空港まで今年就航したばかりのトキエアを使っていこうかなとも考えていましたが、「45分で着いちゃうのは味気ねぇな」と思い、時間のかかる方法で行くことにしました。
で、どこかよくわかってなかった(笑)豊栄に停車。13分と近い距離でした。
豊栄は元々は独立した市だったそうですが、平成の大合併により、新潟市に編入され北区になっています。いわゆる、ベッドタウン的な場所でしょうか。
豊栄を出ると、徐々に戸建ての家が増え、郊外感が出てきます。
古いアサヒビールのロゴが描いてある倉庫が、いい感じのノスタルジック感を出しています。
列車はSuicaペンギンが目立つ新発田に到着。自由席からは降りる方もチラホラ。
私の乗っている5号車の乗車率は半分程度でしょうか。やはり日本海側の車窓となるA・B席が人気のようで、こちら側だけほぼ窓側が埋まっています。
ただ、日差しがかなり当たります。景色を見るのは、ある程度焼ける覚悟で。
新発田からは羽越本線に入ります。家もまばらになり、米処・新潟らしく、一面に水田が広がります。
米坂線との分岐駅・坂町に停車。
米坂線は現在、米坂~今泉間で代行バス運転になっており、出口の所にテプラで「代行バスのりば」表記してありました。
米坂線も復旧への道のりはかなり厳しそうですねぇ・・・。JR東日本は「前みたいに直営は無理!」と言っていますので、鉄道として復活するなら、上下分離方式や三セクといった方式になりそう。
次の停車駅・村上を過ぎると直流から交流に切り替わるためデッドセクションを通過。
はい、電気消えました。(笑)
20秒ぐらい空調も止まってましたね。
そして久しぶりの日本海!夏の日本海は青々としていて美しいです。
ちなみに、今回は「えちごツーデーパス」を活用して乗っています。
この日の出発駅・上越妙高から新潟県最北の駅である府屋まで使えるので、府屋から秋田までの乗車券をプラスする形をとりました。普通に乗るより、こっちの方がお得です。
あつみ温泉で観光列車「海里」と行き違い。そういえばこの辺って単線・複線が複雑に絡み合っていて、ようわからん区間になってます。ダイヤ組む人大変そう・・・
新潟から2時間弱、ようやく鶴岡までやって来ました。鶴岡といえば・・・鶴岡東高校ですかね。(完全に野球オタの意見ですいません・・・)
庄内地方の主要都市ということもあり、下車する方がかなり多かったです。
お手洗いがてら、デッキに来てみました。デッキや洗面台の感じも、どことなくE257系っぽいです。
そんで、鶴岡を過ぎるとだいぶ車内は空いてきまして、1両に10人も乗ってないぐらいになりました。
まあ、秋田まで2本しか行かない理由もわかるような乗車率ですね。
列車は庄内地方のもう一つの主要駅・酒田に到着。酒田といえば・・・やっぱり酒田南高校ですね。(野球オタ・・・以下略)
ただ、酒田南も、さっきの鶴岡東も、ほとんど地元の子はいない(いわゆる野球留学)チームなんですよね。山形は他にも東海大山形や羽黒など、留学生の多いチームが代表になっている印象です。頑張れ、地元球児!
で、話がだいぶ脱線しましたが(笑)、新潟からここまで2時間20分。正直もう降りて休みたいところですが、秋田まではあと1時間半乗らねばなりません。結構な苦行になってきましたね・・・