新型やくも273系の初便の乗車記の続きです。
髭男の「Pretender」の車内チャイムが流れます。車内案内、到着前、発車後と、おそらく20回以上は聞きましたね、このチャイム。(笑)
事前に聞いた感じだと、出雲市行きで流れる「I LOVE...」の方が好きかな~と思っていましたが、こちらも神曲です。なんでしょう、いい意味の儚さがあって、ちょっとウルウルきちゃいました。(笑)
髭男は島根、鳥取双方に所縁のあるバンドで、故に、「鳥取、島根どちらのもの?」論争が発展します。(笑)ご本人達は「山陰出身」と仰っているので、私もそう思うことにしています。
おそらく松江や米子から多く人が乗ってくると思うので、早めに車内を回ります。
デッキは・・・なんか新幹線っぽいです。外装と同じくブロンズカラーの床と黒系で落ち着いた色の壁面がいい感じです。
(多分)381系にはない多目的室も設置。利用時は車掌さんに申告しましょう。
お手洗いも車いす対応の多機能トイレが設置されています。381系はバリアフリーとは程遠い造り(狭い&段差あり)なので、格段の進歩です。
ただ、見た感じウォシュレットがなかったんですよね・・・。ちょっとコストケチった?
同じく3号車には、車椅子用の座席。最近はごっそり座席を撤去してますね。
揺れが軽減された、とはいっても、線路自体は一夜にして変わりません。それに、273系も引き続き振り子車ですので、座席からきのこが生えておりました。
シートピッチは新幹線と同じ1040㎜です。それに、座席下が空いているので、より広く感じます。
ドリンクホルダーがあるのもいいですね。よって、ポケットの位置に違和感を感じてしまうのは私だけ?
テーブルは背面のみ。381系のようなひじ掛けから小テーブルは出てきません。まあ、ドリンクホルダーがあるので、マイナスにはならないです。
リクライニングは・・・そんなに倒れない。普通です。
座面も若干ですがずれます。
外はまだまだ夜明け前。出雲平野を疾走します。
乗り心地自体はよくなりましたが、線路状態は変わらないので、フルマックスの120㌔で走るとそこそこ揺れます。ですが、381系で床下から聞こえていた「コロコロコロ・・・」という「ダイジョウブか?これ」という音がないだけでもいいです。
電光掲示板に「宍道」の文字。これだけで感動です!(笑)
列車は木次線との乗換駅・宍道に到着。さすがにまだ木次線列車はいません。
無機質だった381系のステンレス丸出しの扉から、グレー基調のシックな扉になりました。
なお、鏡越しに映っているのは、某有名YouTuberさんです。
多目的室とは別に、こういった腰を掛けれるスペースがあります。簡易な椅子とコンセントもありますね。
やくもは今回のダイヤ改正で全席指定席になりましたので、基本立ち乗りは発生しませんが、仲違いを起こしたカップルの救済用(笑)としては使えるかと。
宍道を過ぎるとカーブが多くなり、振り子車の本領を発揮し始めます。
新しく採用された車上型制御付き自然振り子は、一言でいうと「滑らか」です。381系だと急にグッと傾く印象がありましたが、273系は「スーッ」とカーブに入っていきます。思わず「おぉー!」と言ってしまいました。(笑)
おそらく、初見の方は「揺れる」って感覚かもしれませんが、381系に一度でも乗った方は「スゴイ!」って感覚になると思いますよ、間違いなく。
巡回している車掌さんから記念乗車証いただきました。どうやら、米子までになくなっちゃったそうで、もらえてラッキー!
さ、まもなく我がホームタウン・松江です。紹介するところがいっぱいあって、一向に列車と話が進みません。(笑)
あと何回か続くかと思います・・・