国鉄色リバイバル編成のやくも乗車記、今回が最後です。
松江駅を発車すると高架線を降り、宍道湖沿いに進んでいきます。
玉湯に向かう国道9号沿いは、線路の方が9号より一段高く、宍道湖がよく見える区間ですね。
久しぶりに晴れの日にこの区間を通りました。(笑)
このやくも9号は玉造温泉に停車します。日中時間帯は観光客の利便を図ってか、大体の特急が停まる印象。
なお、温泉街へは歩いて40分ぐらいは掛かるため、宿泊される方は旅館の送迎者を利用するのがベターです。(まあ、タクシーでもワンメーターぐらいですが・・・)
玉造温泉~来待間は山陰地区では数少ない複線区間ですが、ここで「やくも20号」とすれ違います。上手いことダイヤが作られてますね。
この辺りの宍道湖もきれいです。そして、よく見えます。
宍道湖がよく見える、ということは湖岸線を沿って走っているということでして、御覧の通り振り子全開です。
やくもの後継者に振り子が引き継がれたのも、山陰本線内のことも考慮されたのかもです。
続いて宍道駅に停車。数少ない木次線の備後落合行きと連絡を取ります。なお、時刻はまだ14:00ですが、この列車が備後落合に行く「終電」です。(笑)
木次線は宍道を発車するとすぐに離れていきます。
デッキから室内を見てみますが、この時点で乗車しているのは1両に3~4名程度。大体皆、松江までで降りてしまいます。
誰や、氷捨てたやつ。(笑)
無機質なステンレス感丸出しの扉も、今となっては貴重なものです。
出雲平野を上下左右に車体を揺らしながら進んでいきます。最後尾の6号車に乗っているので、カーブで先頭車がわずかに見えます。
列車は斐伊川を渡り、
一畑電車が合流して、パークタウン前駅を通過すると、まもなく出雲市駅です。
米子から50分ほど、終点の出雲市駅に到着です。
米子ではちゃんとした写真を撮れなかったので、ここで撮影タイム。
よく見るとこの編成、貫通扉付きでした。
ちょっとキレイすぎるのが国鉄らしくないのですが(笑)、運行開始当時の姿をまた見ることができたのは嬉しいですね。
どうせなら、控えめなグリーン車マークを大きくしてほしかったです。(笑)、
先頭車の幕が「回送」に変わりました。一旦、西出雲の車庫に引き上げるようです。
この後、このリバイバル編成は、出雲市駅15:30発の「やくも24号」として再び岡山へと向かいます。