いつからこんなに大きな
思い出せない記憶があったか
どうにも覚えてないのを
ひとつ確かに覚えてるんだな
もう一回何回やったって
思い出すのはその顔だ
それでもあなたがなんだか
思い出せないままでいるんだな
ラブソングというか説教に近い音楽を聞いて
鼻歌交じりに癒しを求めて忘却を
嗚呼ホント身勝手 永遠なんて どんな嘘？
私の胸のあたりにぽっかり空いたドーナツホール oh no
何も知らないままでいるのが
あなたを傷つけてはしないか
それで今も眠れないのを
あなたが知れば笑うだろうか
簡単な感情ばっか数えていたら
あなたがくれた体温まで 忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
何故かそんな気がするんだ そう思えてしまったんだ
上手く笑えないんだ どうしようもないまんま
記憶を頼りに 視覚・味覚・聴覚を
日付に合わせて サルベージをしてコンタクト
脳の海原に船を浮かべて帆を張ると
一番知りたい貴方の箇所だけドーナツホール
ぶれてる精度 チラつく明度
素人程度のこの映像
いっそリセットしたいが余計に気になる傾向
話は平行線
location あの時あの場所は？
relation 二人の関係は？
renovation 美化しているだけなのか？
結局 話は平行線
ベットに挟まり延長ゲーム
失った感情ばっか数えていたら
あなたがくれた声もいつか 忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
何故かそんな気がするんだ そう思えてしまったんだ
涙が出るんだ どうしようもないまんま
未来でも思い出せないのは失った感情の代償
過去では思い出したいのは培った愛情と体温
時間の流れで真っ白に燃え尽きるはずの焼却炉
それでも煙にならずに残った ナニカが現在でも消化不良
埋まらないドーナツホール
この胸に空いた穴が今
あなたを確かめるただ一つの証明
それでも僕は虚しくて
心が千切れそうだ どうしようもないまんま
簡単な感情ばっか数えていたら
あなたがくれた体温まで 忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
最後に思い出した その小さな言葉
静かに呼吸を合わせ 目を見開いた
目を見開いた 目を見開いた
あなたの名前は