どんぐりの木。 | 白いカエルと稲穂のブログ

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初めまして。稲穂と申します。
見た夢や、祖父母や大叔母に教えてもらった
知恵袋的な事、不思議な事。
私の趣味である科学的な事、宇宙の事。
歴史的な事やその他諸々。
色んなお話を書いていこうと思ってます。
どうぞよろしくお願いします(o^^o)

 

本当は、違うお話を書いていたのですが、

上手く文章にできず…あせるあせる

悩むのなら一旦ストップしよう!と下書き保存。

そしてこちらのお話しにしました( ^ω^ )

 

私が小学校1年の時です。

お家の近くに小高い山があって、

そこにどんぐりの木があったのですひらめき電球

毎年秋になると、普通のどんぐりよりも

1.5〜2倍程、大きなどんぐりがたくさん

成る木でした。

私はそのどんぐりの木が大好きで、

祖父と祖母と3人でお散歩に行くたびに、

『おはようございます!』

『こんにちは!』『お水は要りますか?』

などなど…良く話しかけていたのです。

(今考えると、怪しい子供ですね)汗

そのどんぐりの木を私はとても

大事に思っていたのですニコニコ

 

ある時、どんぐりの木を撤去する。

と言う話を近所のおばさん達から聞きました。

祖父と祖母に『どんぐりの木が切られてしまう!』

と、大号泣して伝えました。←私、すぐ泣きますね汗

けれど祖父も祖母もどうする事もできないと言って、

最後はお見送りしようね。と言われましたが…

 

私は納得できず、そのどんぐりの木がある

小高いお山の持ち主が近所の大きなお家の

人だったのを知っていたので、そのお家の

お爺さんとお婆さんにお手紙を書きましたひらめき電球

(祖父と祖母はお手紙の事を後日知る)

 

どんぐりの木が大好きな事。

とても大切に思っている事。

どうかどこにも連れて行かないで欲しい事。

その思いを折り紙の裏に書いて、届けに行きました。

 

そのお手紙を読んだお爺さんとお婆さんは、

ビックリしていたけれど、笑いながら私を見て

こう言いました。

『稲穂ちゃん。あの木はね移動させるんだよ。

今の所では窮屈だからね。安心してね。』と。

それを聞いてホッとしたのだけれどニコニコ

 

本当に少し離れた広い場所に移動しましたひらめき電球

今思えば、とても大掛かりな移動だったの

だろうと思います。

お爺さんとお婆さんに何かお返しをしたくて。

お爺さんとお婆さんがお買い物に行く時に

私も一緒に付いて行って荷物を持ったり、

そのお家の庭に池があって鯉がいたので、

その鯉にエサをやったり、お庭の草むしりを

したり、ご飯を作るのをお手伝いしたり、

お家のお掃除を手伝ったり……。

本当に小さなお返ししか出来なかったですショボーン

 

祖父と祖母は言いました。

『人にお願いをして聞いてもらったならば、

絶対にお返しをしないといけない。

自分が本当にお願いと同等のお返しができるのか。

これをちゃんと考えないといけないよ。』と。

 

今もこの言葉は頭と心に残っています。

【お願いを聞いてもらいっぱなし。】は、

ダメなのだと知った出来事でした。

 

後日、『稲穂ちゃんを養子に!』と、

お爺さんとお婆さんがお話しに来たけれど、

祖父と祖母はキッパリと断っていましたσ(^_^;)

 

どんぐりの木は今も元気です照れスター