毎朝散歩チャレンジ411【影響力】 | 自分らしく生きるために、自分を磨いていくって楽しい

自分らしく生きるために、自分を磨いていくって楽しい

若者たち向けコミュニケーション講座、目標達成講座を開催。
NLP、エニアグラム、アレクサンダー・テクニークにハマりつつ、チェロ弾きでもある。
そんないなけんが、日常で考えてることや、ふと気になったことをつらつら書いていくブログ。



昨日園田学園女子大学の「大学と社会貢献」という授業にゲスト講師として、兵庫県教育委員会の先生がお越しになった。


この授業は来年度から私も担当することになるので、極力見学することにしている。



今回は歴史的遺産と地域社会をテーマにしたものだった。

歴史的遺産というものは、建物だったり彫刻や絵画だったり伝統芸能や行事だったりする。
それを見たいという人が内外から集まってくるから地域にお金を落としていくっていう話がまず初めにあった。観光名所になればお土産が作られたり、宿泊所・食事所ができたりする。



次にそれを基に新たな活動が始まり地域が活性化していくという話。せっかく人が来るんだから、という新たな町おこし的な活動がそれ。

さらに最近ではそれらに触れてみたり、紹介したり、回想法を使って老人介護に一役買ったり、遺産巡りウォーキングで健康に役立てたりとバラエティーに富んだ利用法が生み出されているという話が展開された。



そして、そういう新しい視点から、地域やそこの歴史的遺産の活用法のアイデアを生み出すのは、その場にいる人では難しい。日常的すぎて良さに気づいたり違う視点が持ちづらい。
そこで学生の皆さんの出番です、ということだった。

まあなるほどというお話だった。

今まではここまでのお話だったそうだが、今回はもうひとつあった。



私たちは昨日と同じ今日を過ごしている。そして今日と同じ明日が来ると何気なく思っているが、火事とか地震とか津波とかで突如、あっという間にその日常の風景はなくなってしまう可能性がある。

そんな時に地域を復活させるパワーを持っているのが、伝統芸能や地域のお祭りとか神事といった歴史的遺産やそれに紐づいた行事や神事だ。

阪神淡路や東日本の地震・津波の後、地域の人々のエネルギーとなったり、地域の復興のシンボルのように扱われていたのも思い出された。

今年の元旦の能登半島地震も思い出された。

歴史的遺産が単に昔のモノなのではなく、今現在も大きな影響力を持っているという事はなぜか今の自分に響く話だった。

なんでだろう?