本日、
僕の所属する
一般社団法人西尾青年会議所の
リテラシー問題研究委員会が
「情報化社会を生きる方法
~あなたの想いは、
本当にあなたの想いですか?~」
と題しまして、
現代社会に生きる私達にとって必須である
「情報」の取り扱い方をテーマとした
事業を開催いたしました
講師は、
科学ライターの 松永 和紀 氏 と
元TBS報道アナウンサーの 下村 健一 氏
のお二人で、
それぞれのご講演の後、
お二人の対談が行われました
お二人の著書です
第1部の 松永 和紀 氏 の講演では、
「食の安心・安全情報を読み解く」 と題し、
科学ライターの目線から、
輸入食品、中国産食品の実態や、
食の報道に対するマスメディアの問題点などを
お話し下さいました
科学の読み書きそろばん力をつける十カ条として、
1.懐疑主義を貫き、多様な情報を収集して自分で判断する
2.「○○を食べれば・・・」というような単純な情報は排除する
3.「危険」「効く」など極端な情報はまず、警戒する
4.その情報が誰を利するか、考える
5.体験談、感情的な訴えには冷静に対処する
6.発表された「場」に注目する
7.問題にされている「量」に注目する
8.問題にされている事象が発生する条件、特に
人にあてはまるものかを考える
9.他の者と比較する目を持つ
10.新しい情報に応じて柔軟に考えを変えてゆく
という事をアドバイスしてくださいました
第2部の 下村 健一 氏 の講演では、
「メディア情報に踊らされない“4つのハテナ”」 と題し、
何故、メディアリテラシーを学ばなければならないのかを
分かりやすい例を挙げながらお話し下さいました
メディア情報に踊らされないためには、
1.事実かな、印象かな? → よく吟味せよ
2.他の見方もないかな? → 偏るな
3.何が隠れているかな? → 周囲を見ろ
4.まだわからないよね? → 速断するな
といった考え方が必要だとの事でした
そして第3部では 松永氏、下村氏による対談が行われ、
今話題となっている「美味しんぼ」などを例に挙げながら
メディア情報を受け取る側の考え方についてを
それぞれのお立場でお話し下さいました
講演後、
ご来場いただいた知人の方々と
講演の内容について感想を伺いましたが、
みなさん 「もっとじっくり聴きたかった」 と、
大変関心を抱いてくださいました
普段何気なく受け取っているマスメディアからの情報を
そのまま受け取る事の危険性について、
こうして興味を持って考えてくださる方々が増えた事は、
本事業の目的の一部を果たせたと思います
リテラシー問題研究委員会さん
お疲れ様でした