愛知県沖の南海トラフを震源とする地震が連続して発生し、
緊急消防援助隊の派遣を要請したことを想定して、
中部ブロックの緊急消防隊(127隊 505名)が
実践的な部隊参集訓練及び野営訓練、
部隊運用訓練を実施する
緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練
が碧南市の中部電力碧南火力発電所で
実施されました
主催は、総務省消防庁 と
本訓練の愛知県実行委員会で、
参加機関は、
愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、石川県、富山県、福井県
の中部7県の緊急消防援助隊登録部隊、
神戸市消防局指揮支援隊、
愛知県内応援隊、
陸上自衛隊第10師団、
医療関係機関 (安城厚生病院、刈谷豊田総合病院、
西尾市民病院、名古屋掖済会病院)
航空自衛隊、
第四管区海上保安部、
半田常滑看護専門学校、
と、大変多くの機関が参加する訓練となりました
訓練内容としては、
倒壊ビルからの救助訓練、
消防防災ヘリコプターによる漂流者救出訓練、
自衛隊及び医療機関との連携訓練等を
「ブラインド方式」で実施されました
この「ブラインド方式」とは、
事前に訓練想定を明かさない実践的な訓練方法 で
大変緊迫感のある訓練でした
中高層建物事故救出訓練
建物座屈・倒壊事故救出訓練
土砂埋没事故救出訓練
多傷病者対応訓練
トンネル崩落事故救出訓練
また今回の訓練には、
総務省から全国で岡崎市だけに配備された
「レッド・サラマンダー」という車両が登場しました
土砂や瓦礫の上でも活動でき、
浸水した土地でも活動できるとの事です
初登場という事もあったのか入念に訓練をしており、
瓦礫を乗り越えて進む
力強い動きをしっかり見させていただきました
有事の際、活躍してくれることを願います
中部7県持ち回りでの訓練であり、
来年度は石川県で開催される予定です
次に愛知県で開催されるのは7年後となりますので、
今回、これだけの規模の訓練を
しっかり見させていただくことができ、
本当に良い勉強になりました