本日、
決算特別委員会の２日目が終了しました
今日は昨日の続きで一般会計の
労働費、農水費、商工費、土木費、消防費、教育費、
災害復旧費、公債費、諸支出金、予備費
についての審査でした
一般会計の全ての審査を終えたので採決をとり
賛成多数で 平成２１年度西尾市一般会計決算は
認定すべきものと決しました
最終日の明日は
国民健康保険特別会計
老人保健特別会計
介護保険特別会計
後期高齢者医療特別会計
公共下水道事業特別会計
農業集落排水事業特別会計
病院事業会計
のそれぞれ歳入・歳出を審査し
採決をとります
ずっと決算書を見続けているので
今夜は少し気分転換に何気なくテレビをつけてみると、
ザ・ベストハウス１２３ で
脳科学者の茂木健一郎さんが
プレゼンターとなり記憶力について特集していました
番組を見られた方もみえると思いますが
そこで紹介されていたのは
幼いころの交通事故がきっかけで
毎日通る道も人の名前も
何も覚えられないという記憶力を失った女性が
全てを受け入れ支えてくれる男性と巡り合い、
結婚、出産し、壮絶な育児の中で起きた脳の奇跡
についてのお話でした
事故により脳の損傷がひどく
記憶をつかさどる海馬が委縮し、
目や耳から入った情報がそのまま消えてしまう
という状況での子育ては、
少し前の記憶が無いため
どんなに必死になっても
今、目の前の我が子の様子が分からず
落ち込み、自信をなくしていたそうです
しかし、
母親がそんな事では子どもが幸せになれないと
全てを書き記し、何度も何度も見返して
状況の点と点をつなぎ合わせる努力を続けられ、
ただひたすらに我が子に愛情を注がれたそうです
その結果、
なんと、他の事は覚えていなくても
子どもの事だけは忘れなくなるようになり、
医者にも不可能と言われた
記憶力の再生という奇跡を起こしました
我が子に対する強くて深い愛情が
脳を活性化させ、
このような奇跡が起きたようです
記憶力が無いために
料理も満足に出来なかったとの事でしたが、
自分で作った料理を食べてもらいたいと
人並みならぬ努力をさらにされ、
今、
お子さんは４歳で「母の味」を
得る事が出来ました
大好きなハンバーグだそうです
そんな彼女の望みは、
事故に遭う前の状態に戻りたいとかではなく
今を覚えていたい
との事
子どもに「あの時○○だったね」
と言われた時に
「そうだったね」
と応えてあげたいからだそうです
親が子を、子が親を・・・という
悲惨な事件をよく耳にするようになりましたが、
僕らがあたり前だと思っている脳の働きを失いながらも
必死に愛情を注ぎ困難を乗り越える母親の姿に
目頭が熱くなりました。
たまたまつけたテレビで
たまたま見た番組でしたが、
いいお話を知ることができ、嬉しく思いました