名鉄西尾・蒲郡線に関する経営状況 | 稲垣昌利オフィシャルブログ「まさとしのティータイム」Powered by Ameba

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本日、


名古屋鉄道㈱の常務、


企画課長、企画課サブチーフの


3名のみなさんにお越しいただき、


名鉄西尾・蒲郡線に関する経営状況の報告を


していただきましたひらめき電球






この中京圏は、


首都圏や京阪神圏と比べて


人口密度が低く、


マイカー普及率も高いことから、


鉄道利用状況が低いという特徴があります。


このため、


名鉄の路線網は主要幹線を除き


閑散路線が非常に多くなっている状況ですビックリマーク




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そういった背景の下、


平成15年3月の上飯田連絡線、


中部国際空港開港に伴う


平成17年1月の空港線開業や


愛・地球博の開催といった


この地域のビッグプロジェクトが相次いで


実現した事に加え、


自動車産業を中心とする


地域経済が好況であったことなどから、


平成20年度までは6期連続で


前年を上回る結果となっていました。



しかし、



平成20年度下期に入ってからの


リーマンショックに端を発した急速な景気後退、


新型インフルエンザの蔓延や


高速道路料金の値下げなどの影響により、


事業環境は非常に厳しさを増しており、


直近の輸送実績は前年を下回り続けています。






こうした中、


西尾・蒲郡線の利用者も年々減少し、


今ではピーク時の二分の一以下の利用状況で、


平成20年度においては


設備投資などの特殊要因があったものの、


100円の収入を得るのに


329円もの経費がかかり


年間8億7,447万円の赤字となっています!!






このような状況が続けば、


最悪の場合、


西尾・蒲郡線が廃線となってしまう可能性も


無いとは言えなくなってしまいますが、


高校生の通学や高齢者の通院など


地元の足を無くす訳にはいきません!!






自治体として出来る事として、


西尾駅への観光案内所の設置や


市内他駅への駐車場・駐輪場・トイレの設置


による利用者の利便性を高める


ハード面の充実などを既に実施していますひらめき電球





名鉄では、


赤字路線の負担を軽減するために


全線の6割の駅で駅員の無配置化を進め


人件費などの経費節減の努力をしていますひらめき電球







利用促進策や様々な合理化策を


自治体と企業(名鉄)が連携を強化し


今後も研究していく必要があり、


何としても廃線という


最悪のシナリオだけは避けなければならないと


強く感じているところです!!